高速バスの定義って?

高速バス(路線バス)とは、高速道路を通行する路線バスのことを指します。しかしながら高速バスという言葉に法律的な定義はされておらず、意味自体に様々な解釈をされやすい言葉になっています。

そしてこの高速バスですが時間帯によっても呼ばれ方が変わっており、夜のうちに出発し翌朝に目的地に到着することを、夜間高速バス・夜行高速バスというのに対して、朝から昼にかけて出発することを、昼行バスなどと呼ばれています。

高速バスは運送に重きを置いているので基本的には乗務員は1人になります。また高速バスと類似しているバスもあり、それぞれ観光バス・路線バス・送迎バスなどど呼ばれているのもあります。


高速バスと観光バスの違いってどこ?

この高速バスと観光バスを一緒のものだと考えられることが良くありますので、ここで軽くそれぞれについて説明していき、その後にその他のバスについても軽く説明いたします。


・高速バス

①高速道路を経由して長距離区間を移動し目的地までお客様を届けること。

②基本的には乗務員が一人であること。


・観光バス

①主に観光を主目的としたバスの総称であり、学生の修学旅行や社員旅行、同じ目的をもった人たちが集まるような団体で貸切られるバスのこと。

②乗務員のほかに観光名所などの解説をしてくれる添乗員がいること。


このように高速バスと観光バスではしっかりとした違いがあります。

他にも路線バスや送迎バスといった種類もあります。


・路線バス

路線バスとは駅前に設置されているバスターミナルや停留所にいるお客様を乗せているバスのことを指します。


・送迎バス

送迎バスは主に学生や園児・工場の従業員・旅館などへの宿泊目的の旅客・レジャー施設などへの観光客・ショッピングモールへの定期便など、限られた範囲の利用者を対象にサービスを提供しているサービスのことを指します。


ここまで高速バスとその他のバスについて軽く説明してきましたが、一緒のものだと認知されているのも、高速バスには法的な定義が不透明な部分が原因と考えられます。



高速バスの運転手の業務体系って?

ここまで高速バスの特徴や、その他のバスについて説明してきました。次に高速バスの運転手の仕事内容や給与、雇用形態がどうなっているのかについて説明していきたいと思います。


仕事内容ってどうなっているの?

まずはじめに仕事内容についてですが、高速バス運転手の仕事はバス会社の社員としてお客様を乗せ、出発地から目的地に送り届けることです。そしてその業務の中で高速バスの運転手は心掛けていることは主に2つあります。

1つ目は、お客様の予定している時間に目的地まで送り届けることです。これは高速バスに限らずバス業界全体でみてもそうですが、道路の交通情報の把握やスムーズな運転によってしっかりとお客様に満足の結果がいくようにすることが重要です。

2つ目は、自身の体調管理です。高速バスは仕事柄夜間の運転もすることが出来ますので生活習慣が崩れがちになるケースも出てきます。そのため自身の体調管理の重要性をしっかりと考えていかなければいけないのです。

このように、高速バスの運転手は様々なことに気を配りながら運転し、お客様に安心と満足を提供していくことが仕事の中で重要になってきます。


給与はいくらもらえるの?

次に給与について説明していきます。給与に関しましては企業あるいは地域・年齢によって異なりますが、月給25万円以上が相場になっております。また高速バスのドライバーは定年までしっかりと働ける企業が多く安定しています。

更には歩合制のような形の給与形態の企業もなかにはあり、自分が働いた分だけしっかりと給与として残すことができる給与体系もあります。これに加えて勤務状態や勤務態度によって、賞与を出している企業もあります。

もっと詳しく知りたいという方は本サイトにある各社求人記事をご覧ください。


雇用形態や福利厚生はどうなっているの?

次に雇用形態及び福利厚生について説明していきます。

雇用形態について、はじめは研修期間や契約社員期間とし、その後正社員として雇用していくシステムを使っている企業が多いです。また採用は経験者だけでなく、大型二種免許の取得支援制度などにより未経験者を手厚く採用している企業もあります。

福利厚生については会社によって異なる場合がありますが、社会保険が完備されているところや、家族手当の支給、住宅支援制度、交通費支給など様々な手当てが用意されているのでこちらも詳しく知りたい方は本サイトにある求人記事をチェックしてみて下さい。


勤務時間ってどうなっているの?

会社の多くが平均8時間程の実労働時間であり、24時間シフト制を用いている会社も数多くあります。

高速バス運転手の最大な利点は勤務時間の選択する幅が広いことです。24時間シフト制を用いている会社が多くあるため、時間に縛られることなく夜間に到っても業務を行うことができます。



高速バス運転手に必要な資格やスキルは?

ここまでで高速バスドライバー業界の業務体系など説明してきました。次に高速バス運転手に必要な資格やスキルについて説明します。


高速バス運転手に必要な資格とは?

まず高速バス運転手に転職するにあたって最低限必要なのは普通免許になります。但し、実際に高速バスを運転して業務に当たるためには大型二種免許が必要になってきます。

大型二種免許は営業ナンバーを用いた営利目的の旅客運送を行うための資格です。

大型二種免許は普通自動車免許取得から3年以上が経たないと受験資格がないため、高速バスの転職条件の最低ラインは「普通免許取得から3年以上」になります。

「普通免許取得後3年以上だが大型二種免許を持っていない人」に関しては、多くの企業が資格所得支援をおこなっておりドライバーが事前に資格を所得しておくことが強制ではないケースが多いです。

従って企業の中には普通免許を3年以上持っていれば全くの未経験でも受け入れてくれる企業があるということが特徴的です。反対に、既に二種免許を取得している経験者側にもしっかりと優遇措置がある企業が多いです。


高速バス運転者の必要なスキルとは?

高速バス運転者は1人で多くのお客様を乗せ長距離運転をこなしながらも、しっかりと目的地・決められた時刻に運ばなければなりません。

従って性格的には、責任感の強い人や繊細さ、忍耐力などが求められます。

また、主に運転することの業務がほとんどになりますので、車を運転することが好きな人や、バスが好きな方にも向いているお仕事となっております。



最後に

ここまでで高速バスについて及び運転手がどのような仕事をしていくらぐらい給与をもらっているのか説明していきました。様々な条件・待遇・給与面に関しても企業によってそれぞれ違っていきます。

しかしながら、ドライバーの事業全体を見てみると運転者不足の企業が多数あり、求人記事も以前より格段に増えております。従って転職をするうえでねらい目ともいえます。

もしよければ当サイトの記事をご覧になっていただければと思います。

また当サイトの中には路線バス、観光バス、送迎バスドライバー、その他職種ではタクシーやトラックなどといった高速バス以外のドライバー関連の求人記事もございますので、もし興味があればこちらもぜひご覧になってみて下さい。