測量士試験の合格率は、例年10%前後で推移する難関国家資格です。ただし、令和7年(2025年)には合格率が40.2%に急上昇するなど、年度によって大きな変動があります。

この記事では、測量士試験の合格率の推移データを年度別に整理し、試験の難易度や合格に必要な勉強法、資格取得後のキャリアパスまで網羅的に解説します。これから測量士を目指す方が、試験の全体像を把握し、効率的な対策を立てるための情報をまとめました。

測量士試験の合格率は例年10%前後|年度別データ一覧

測量士試験は、国土地理院が実施する国家試験です。合格率は例年10%前後と低く、建設系の資格の中でも難関に位置づけられています。ここでは、過去の合格率データを詳しく見ていきましょう。

過去10年間の合格率・受験者数・合格者数の推移

以下は、測量士試験の過去の合格率推移をまとめた表です。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和7年(2025年) 3,703名 1,487名 40.2%
令和6年(2024年) 3,717名 485名 13.0%
令和5年(2023年) 3,667名 379名 10.3%
令和4年(2022年) 3,194名 460名 14.4%
令和3年(2021年) 2,773名 498名 18.0%
令和2年(2020年) 2,276名 176名 7.7%
令和元年(2019年) 3,232名 479名 14.8%
平成30年(2018年) 3,345名 278名 8.3%

出典:国土地理院「令和7年測量士試験の合格者を発表」ほか各年度発表資料

表を見ると、合格率は7.7%〜40.2%まで幅広く変動していることがわかります。令和2年には7.7%まで下がる一方、令和7年には40.2%と大幅に上昇しました。受験者数は近年3,000〜3,700名前後で推移しています。

令和7年(2025年)の合格率が40.2%に急上昇した背景

令和7年の測量士試験では、受験者3,703名に対して1,487名が合格し、合格率は40.2%と前年の13.0%から大幅に跳ね上がりました。前年比で合格者が1,002名も増加しています。

この急上昇の主な要因は、出題された問題の難易度が例年より低かったことにあると考えられています。測量士試験は絶対評価の試験であり、合格基準の点数自体は毎年変わりません。そのため、問題が比較的解きやすかった年は合格者が増え、難問が多かった年は合格率が下がる仕組みです。

ただし、令和7年の高い合格率が今後も続くかどうかは不透明です。令和8年以降に試験の難易度が元の水準に戻れば、合格率も例年の10%前後に落ち着く可能性があります。試験対策としては、合格率が低い年でも合格できるレベルを目指して勉強を進めることが重要です。

測量士補との合格率の違い

測量士の下位資格にあたる「測量士補」は、合格率が大きく異なります。

年度 測量士 合格率 測量士補 合格率
令和7年(2025年) 40.2% 51.2%
令和6年(2024年) 13.0% 31.4%
令和5年(2023年) 10.3% 32.2%

測量士補の合格率は例年30%前後で推移しており、測量士と比べると約3倍の合格率です。測量士補は択一式のみの出題で、記述式がないぶん対策しやすいことが合格率の差につながっています。これから測量の資格を目指す方は、まず測量士補から取得し、段階的にステップアップしていく方法もおすすめです。

合格率が年度で大きく変動する理由(絶対評価制度)

測量士試験の合格率が年度によって大きく変動する最大の理由は、絶対評価(合格基準点が固定)の仕組みにあります。

多くの国家試験では「上位○%を合格とする」相対評価が採用されていますが、測量士試験では以下の合格基準が毎年固定されています。

  • 午前試験:700点満点中450点以上
  • 午前+午後の合計:1,400点満点中910点以上

この基準を満たした受験者は全員合格になります。つまり、問題の難易度が合格率を直接左右するのです。難しい問題が多い年は基準点に届かない受験者が増えて合格率が下がり、比較的易しい出題の年は多くの受験者が基準点をクリアして合格率が上がります。

このため、「今年は合格率が高かったから来年も受かりやすい」とは限りません。常に合格基準点を超えられる実力を身につけておくことが、安定して合格を勝ち取るためのポイントです。

測量士試験が難しいといわれる3つの理由

合格率10%前後という数字を見ると、「測量士試験はかなり難しい」と感じるのではないでしょうか。実際に、測量士試験の難易度は偏差値55〜56程度ともいわれています。ここでは、測量士試験が難しいとされる具体的な理由を3つ解説します。

最新の測量技術・法改正に対応した出題がある

測量士試験では、従来の測量知識に加えて、GNSS測量やUAV(ドローン)を活用した測量など、最新の測量技術に関する問題が出題されます。測量の世界は技術革新のスピードが速く、法改正や新しい作業規程も頻繁に更新されるため、古い知識だけでは対応しきれません。

特に午後試験の記述式では、最新の測量技術に関する理解が求められるケースがあります。過去問の暗記だけでは太刀打ちできない問題が出ることが、合格率を下げる要因の一つです。

午後試験の記述式が高いハードルになる

測量士試験の最大の壁は、午後に実施される記述式試験です。午前の択一式は選択肢から正解を選ぶだけですが、午後は計算過程や考え方を記述しなければなりません。

午後試験は必須科目(300点)と選択科目(200点×2科目=400点)で構成されており、合計700点満点です。必須科目は全員が解答しなければならず、測量法規や水準測量など幅広い分野から出題されます。選択科目は「基準点測量」「地形・写真測量」「地図編集」「応用測量」の4科目から2科目を選びますが、いずれも高度な専門知識が求められます。

記述式は部分点が得られる反面、正確な理解がないと十分な点数を稼げません。この午後試験の難しさが、測量士試験全体の合格率を押し下げている大きな要因です。

数学・物理の計算問題が頻出する

測量士試験には、三角関数・行列計算・最小二乗法といった高校〜大学レベルの数学が頻繁に登場します。測量は本質的に「地球上の位置や距離を数値で扱う学問」であるため、計算問題を避けて通ることはできません。

文系出身者や数学から長く離れていた方にとって、この計算問題が大きな壁になりがちです。特に午後試験では計算の過程も記述する必要があるため、公式を覚えるだけでなく、なぜその計算が必要なのかを理解していないと得点につながりません。

独学者が多く体系的に学びにくい

測量士試験の受験者には独学で臨む方が多く、体系的に学ぶための環境が限られているのも難易度を上げている理由の一つです。

宅建や行政書士と比べると、測量士向けの市販テキストや問題集の種類は少なく、通学型のスクールもほとんどありません。近年はオンライン講座が充実してきましたが、まだ選択肢は限られています。独学の場合、わからない問題につまずいたときに質問できる環境がないため、効率が落ちやすいのが実情です。

必要な勉強時間の目安は300〜500時間とされています。測量士補の資格を持っている方や実務経験がある方は比較的短縮できますが、初学者であれば半年以上の計画的な学習が必要です。

測量士試験の試験内容・配点・合格基準【2026年最新】

測量士試験の合格を目指すなら、まず試験の全体像を正確に把握することが大切です。ここでは、令和8年(2026年)試験の最新情報をもとに、試験内容・配点・合格基準を解説します。

午前試験(択一式)の出題範囲と配点

午前試験は五肢択一式で28問出題され、1問あたり25点の配点で700点満点です。出題範囲は以下のとおりです。

  • 測量に関する法規
  • 多角測量
  • 汎地球測位システム測量(GNSS測量)
  • 水準測量
  • 地形測量
  • 写真測量
  • 地図編集
  • 応用測量

午前試験の特徴は、過去問からの類似出題が比較的多いことです。過去問を繰り返し解くことで、午前試験で安定して高得点を取れるようになります。合格のためには、まず午前で450点(18問正解)以上を確実に取ることが最優先です。

午後試験(記述式)の出題範囲と配点

午後試験は記述式で、必須科目と選択科目に分かれます。

区分 内容 配点
必須科目 測量法規・水準測量など(全員解答) 300点
選択科目① 基準点測量/地形・写真測量/地図編集/応用測量から1科目 200点
選択科目② 上記から別の1科目 200点
合計 — 700点

選択科目は4科目の中から2科目を選んで解答します。自分の得意分野や実務経験に合わせて科目を選べるため、戦略的な科目選択が合否を左右する重要なポイントです。

合格基準は「午前450点以上」かつ「合計910点以上」

測量士試験の合格基準は以下の2つの条件を両方満たすことです。

  • 午前試験:700点満点中450点以上(正答率約64%)
  • 午前+午後の合計:1,400点満点中910点以上(正答率65%)

午前で450点を取れても、午後の点数を合わせて合計910点に届かなければ不合格です。逆に言えば、午前で高得点を取れば午後の負担が軽くなります。たとえば午前で550点を取れた場合、午後は700点中360点(約51%の得点率)で合格ラインに届きます。

試験日・受験資格・受験料の基本情報

令和8年(2026年)の測量士試験の基本情報は以下のとおりです。

項目 内容
試験日 令和8年5月17日(日)
試験時間 10:00〜16:00(休憩 12:30〜13:30)
受験資格 なし(年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験可能)
受験料 4,250円(書面申請)/4,200円(電子申請)
申し込み期間 令和8年1月5日(月)〜1月22日(木)
試験実施機関 国土交通省 国土地理院

出典:国土地理院「測量士・測量士補試験」

受験資格に制限がないため、学生から社会人まで誰でもチャレンジできます。申し込み期間は毎年1月頃で、試験日は5月の第3日曜日です。申し込みを忘れないように、早めにスケジュールを確認しておきましょう。

測量士の合格率を上げる効果的な勉強法5選

測量士試験の合格率は例年10%前後ですが、正しい戦略で勉強を進めれば合格は十分に可能です。ここでは、合格者が実践している効果的な勉強法を5つ紹介します。

過去問10年分を繰り返し解く

測量士試験の対策で最も重要なのが、過去問の反復演習です。午前試験では過去問の類似問題が多く出題されるため、過去10年分の問題を3周以上繰り返すことで、出題パターンを体に染み込ませることができます。

過去問は国土地理院のWebサイトで無料公開されています。最初は解けなくても問題ありません。1周目は解説を読みながら理解し、2周目以降で正答率を上げていく方法が効果的です。

午前試験で高得点を狙い午後の負担を減らす

合格基準は「午前450点以上」かつ「合計910点以上」です。午前で高得点を取れば、午後で必要な得点が少なくなります。

たとえば、午前で600点(24問正解)を取った場合、午後は700点中310点(約44%)でOKです。午前の択一式は過去問対策がダイレクトに効くため、午前で貯金を作る戦略が合格への近道です。

目安として、午前で550点以上を安定して取れるようになるまで、過去問演習に力を入れましょう。

選択科目は得意分野2科目に絞って対策する

午後の選択科目は4科目から2科目を選ぶ方式です。4科目すべてを勉強するのは非効率なので、早い段階で2科目に絞って集中的に対策するのがポイントです。

選択科目の選び方としては、以下を参考にしてください。

  • 基準点測量:測量実務の経験がある方におすすめ。計算問題が多いが、パターンが決まっている
  • 地形・写真測量:写真測量やGISに関心がある方向け。近年はUAV測量の出題も
  • 地図編集:計算問題が少なく、暗記中心で対策しやすい。文系出身者に人気
  • 応用測量:路線測量や河川測量など実務に直結。土木系の実務経験者に有利

迷ったら、過去問をいくつか解いてみて、手応えのあった2科目を選ぶのが確実です。

測量士補を先に取得してステップアップする

測量士補試験の合格率は例年30%前後(令和7年は51.2%)で、測量士よりも取得しやすい資格です。まず測量士補で基礎知識を固めてから、測量士にステップアップする方法は多くの合格者が実践しています。

測量士補の勉強を通じて測量の基本概念や計算方法を身につけておけば、測量士の学習がスムーズに進みます。測量士補の合格に必要な勉強時間は約200時間が目安です。測量士を含めると合計500〜700時間ほどかかりますが、段階的に学ぶことで挫折しにくくなります。

通信講座・オンライン教材を活用する

独学に不安がある方は、通信講座やオンライン教材の活用も検討しましょう。近年は測量士試験に特化したオンライン講座が充実してきており、動画講義で体系的に学べる環境が整っています。

通信講座のメリットは、プロの講師による解説で理解が深まることと、学習スケジュールが管理しやすいことです。特に記述式の午後試験対策は、独学だけでは書き方のコツがつかみにくいため、添削指導がある講座を選ぶと効果的です。

費用はかかりますが、不合格で翌年も受験するコスト(時間・受験料・モチベーション低下)を考えると、効率よく1回で合格を目指す投資として検討する価値は十分にあります。

測量士の平均年収は約500万円|資格取得後のキャリアパス

「合格率が低い試験を頑張って、見返りはあるの?」と思う方もいるかもしれません。ここでは測量士の年収や、資格を活かしたキャリアパスを紹介します。

年齢別・企業規模別の年収データ

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、測量技術者の平均年収は約493〜502万円です。年齢別に見ると、以下のように推移します。

年齢層 年収目安
20代前半 約250〜300万円
20代後半 約300〜380万円
30代 約380〜480万円
40代 約480〜600万円
50代以降 約500〜650万円

出典:求人ボックス「測量の仕事の平均年収」

日本全体の平均年収(約460万円)と比較すると、測量士の年収はやや高めの水準です。さらに、大手測量会社やゼネコンに勤務する場合は、上記よりも高い年収が期待できます。都市部と地方では50〜100万円程度の差があるのも特徴です。

測量士資格が活きる4つのキャリアパス

測量士の資格を取得すると、以下のようなキャリアパスが開けます。

  • 測量会社の技術者:最も一般的な進路。測量士として現場作業や成果品の作成を担当し、経験を積んで管理技術者へステップアップ
  • 建設コンサルタント:測量データを活用した設計・計画業務に携わる。より上流の工程に関わるため年収アップも見込める
  • 公共機関・自治体:国土地理院や地方自治体の技術職として、公共測量の管理・監督を担当
  • 独立開業:測量士の資格があれば測量業者として独立が可能。自分の事務所を構えて、年収1,000万円以上を目指すことも

建設業界での測量士の需要と将来性

建設業界では、インフラの老朽化対策や防災・減災事業の増加に伴い、測量の需要が高まっています。国土交通省が推進する「i-Construction」では、ICT測量の活用が標準化されつつあり、最新技術に対応できる測量士の存在価値は今後さらに高まるでしょう。

また、測量士の有資格者は高齢化が進んでおり、若手の測量士は業界全体で不足している状況です。20代〜30代で測量士を取得すれば、転職市場でも強力な武器になります。

独立開業で年収アップを目指す道もある

測量士の資格は、測量業者の登録に必要な「営業所ごとに配置する測量士」の要件を満たします。そのため、測量士の資格があれば個人で測量業を開業することが可能です。

独立開業した場合、案件単価は会社勤めの給与よりも高くなるケースが多く、年間の受注が安定すれば年収700〜1,000万円以上も現実的です。ただし、営業力や人脈が必要になるため、まずは測量会社で5〜10年程度の実務経験を積んでから独立する方が多いです。

測量士と他の建設系資格の合格率・難易度を徹底比較

測量士がどの程度の難易度なのか、他の建設系・不動産系資格と比較してみましょう。

測量士補・土地家屋調査士・行政書士との比較表

資格名 合格率(2025年) 偏差値目安 勉強時間目安
測量士 40.2%(例年10%前後) 55〜56 300〜500時間
測量士補 51.2%(例年30%前後) 47〜48 約200時間
土地家屋調査士 10.1% 58〜60 800〜1,000時間
行政書士 14.5% 57〜59 600〜800時間

測量士の難易度は、偏差値55〜56程度で「やや難しい」クラスに位置します。土地家屋調査士や行政書士と比べると、必要な勉強時間は短めですが、数学的な素養が求められる点に注意が必要です。

ダブルライセンスで市場価値を高める組み合わせ

測量士と相性の良い資格を組み合わせることで、キャリアの幅が大きく広がります。おすすめの組み合わせは以下のとおりです。

  • 測量士 × 土地家屋調査士:測量と登記の両方をカバーでき、独立開業時に強力な武器になる。測量士の知識が土地家屋調査士試験の勉強にも活きる
  • 測量士 × 1級土木施工管理技士:現場の施工管理と測量の両方ができる「二刀流」人材として、建設会社での評価が高まる
  • 測量士 × 補償業務管理士:公共事業に伴う用地補償の分野で活躍できる。行政案件の受注に有利

測量士を取得したあとに狙いたい上位資格

測量士を取得したあとのステップアップとして、以下の資格取得を検討してみてください。

  • 土地家屋調査士:測量の知識をベースに、不動産登記の専門家を目指す。独立開業の選択肢も広がる
  • 技術士(建設部門):建設コンサルタントのトップ資格。取得すれば管理技術者として活躍でき、年収アップも期待できる
  • RCCM(シビルコンサルティングマネージャ):建設コンサルタントの照査技術者として必要な資格。キャリアアップに直結する

偏差値・勉強時間で見る難易度ランキング

建設・不動産系の主要資格を難易度順に並べると、以下のようになります。

  1. 技術士(建設部門):偏差値65前後、勉強時間1,000時間以上
  2. 土地家屋調査士:偏差値58〜60、勉強時間800〜1,000時間
  3. 1級建築士:偏差値58前後、勉強時間1,000時間以上
  4. 測量士:偏差値55〜56、勉強時間300〜500時間
  5. 1級土木施工管理技士:偏差値52〜54、勉強時間200〜400時間
  6. 測量士補:偏差値47〜48、勉強時間約200時間
  7. 2級土木施工管理技士:偏差値45前後、勉強時間100〜200時間

測量士は建設系資格の中では中〜上位の難易度に位置しており、取得すること自体がスキルの証明になります。合格率だけを見ると難関に思えますが、正しい勉強法で計画的に取り組めば、十分に手が届く資格です。

測量士試験の合格率に関するよくある質問

Q. 測量士試験の合格率はどのくらいですか?

例年10%前後で推移しています。ただし、令和7年(2025年)は40.2%と大幅に上昇しました。測量士試験は絶対評価(合格基準点が固定)のため、出題の難易度によって合格率が年度ごとに大きく変動します。安定して合格を狙うなら、合格率が低い年でも通用する実力をつけることが重要です。

Q. 測量士試験は独学でも合格できますか?

独学でも合格は可能です。過去問の反復演習を中心に、300〜500時間の勉強時間を確保できれば十分にチャンスがあります。ただし、午後試験の記述式対策は独学だと苦戦しやすいため、通信講座の活用も検討してみてください。数学が苦手な方は、基礎的な三角関数や行列計算の復習から始めるとスムーズです。

Q. 測量士と測量士補の違いは何ですか?

測量士は測量計画を作成できる上位資格で、測量士補は測量士が作成した計画に従って測量業務を行う資格です。合格率は測量士が例年10%前後、測量士補が30%前後と大きな差があります。まず測量士補を取得してから測量士にステップアップする方法が一般的です。

Q. 測量士の資格を取ると年収はどのくらいになりますか?

測量士の平均年収は約493〜502万円です。年齢や経験によって幅があり、20代で250〜300万円、40代で480〜600万円程度が目安です。独立開業すれば年収700〜1,000万円以上も可能ですが、まずは測量会社で実務経験を積むのが一般的なキャリアパスです。

Q. 令和8年(2026年)の測量士試験はいつですか?

令和8年5月17日(日)に実施予定です。申し込み期間は令和8年1月5日(月)〜1月22日(木)で、受験料は4,250円(書面申請)または4,200円(電子申請)です。受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。

まとめ

測量士試験の合格率は例年10%前後と、建設系資格の中でも難関に位置する国家試験です。ただし、令和7年(2025年)には40.2%まで上昇するなど、年度によって大きく変動します。

合格のポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 過去問の反復演習が最も効果的な対策。10年分を3周以上が目安
  • 午前試験で高得点を取り、午後の記述式の負担を減らす戦略が有効
  • 選択科目は得意な2科目に絞って集中的に対策する
  • 必要な勉強時間は300〜500時間。半年以上の計画的な学習が必要
  • 測量士補から段階的にステップアップする方法も効果的

測量士の資格を取得すれば、平均年収約500万円の安定したキャリアに加え、独立開業や建設コンサルタントへの転身など、幅広いキャリアパスが開けます。建設業界で測量士の需要は高まっており、特に若手の有資格者は引く手あまたの状況です。

合格率の数字だけを見ると尻込みしてしまうかもしれませんが、正しい勉強法で計画的に取り組めば、十分に合格できる試験です。この記事を参考に、ぜひ測量士試験へのチャレンジを検討してみてください。

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