はじめに
この記事では、配達・配送・宅配などの給料や仕事内容、勤務時間についてまとめています。 佐川急便やヤマト運輸、コンビニへのルート配送等、企業や職種別に働き方を見ていただき、自分に合った働き方をぜひ見つけてください。
佐川急便・ヤマト運輸の年収(給料)・仕事・勤務時間
配達というと、佐川急便とヤマト運輸、この二つの企業は一般的に良く知られている企業です。 ここでは、佐川急便とヤマト運輸の二つの企業について取り上げていきます。 配達の仕事内容についての理解を深めていただければと思います。
佐川急便について
従業員数 | 46,861人 ※2016年3月期 |
車両保有台数 | 24,379台 ※2016年3月期 |
売上 | 8574億円 ※2015年3月期 |
営業利益 | 455億円 |
利益率 | 5.3% |
利益率の高さ、圧倒的な企業利用の多さが強みの企業です。
顧客専用の仕分けコードを活用し、物流倉庫への入庫業務をスマート化することで、より利益率を上げて行く戦略に出ています。佐川急便の仕事内容・給与・求人情報についてはコチラをご覧ください。
ヤマト運輸について
従業員数 | 159,844名 ※2015年3月15日 |
売上 | 1兆3,967億円 ※2015年3月期 |
営業利益 | 689億円 |
利益率 | 9.3% |
従業員数は業界でもトップクラスといえます。ヤマト運輸は、グループ全体のなかで宅配事業に特化したヤマトホールディングスの子会社です。
日本での宅配事業のシェアはトップとなっており、「宅急便」の名称を使ったのはヤマト運輸が最初です。 国土交通省では、ヤマト運輸を「宅急便」、佐川急便を「飛脚宅急便」、日本郵便を「ゆうパック」と呼んでいます。
拠点数の多さや配達時間を詳細に指定できる利便性から、個人客の利用が多いことが強みの企業です。 テレビなどの媒体を通した宣伝活動にも力を入れており、知名度抜群のヤマト運輸はクロネコヤマトとしておなじみとなっている企業です。ヤマト運輸のドライバーの給与・年収についてはコチラをご覧ください。
佐川急便・ヤマト運輸の仕事内容
配達ドライバーの仕事は、主にトラックや自動車で荷物を個人宅や会社、店舗などに運搬・配送する仕事です。営業所や契約店舗など、決められた営業エリア内のルートを回って配送を行うルート配送の仕事や、各家庭へネット通販などの商品を届けたり、宅配便を届けたりする配達の仕事があります。
また、集荷を希望する個人宅や場所へ伺い、荷物を引き取ることもあります。 扱う荷物・商品は、資材関係のものや食品、アパレル商品、小包、封筒・書類など多種多様です。運搬・配送するものによって普通自動車や2tトラック、4tトラックなど運転する車のサイズも異なります。
佐川急便を例に挙げて具体的な仕事内容を説明します。 佐川急便では配送ドライバーのことをセールスドライバーと言います。 セールスドライバーは、オフィス街などの決まっている一定のエリア担当し、数十社の顧客を持っており任されています。荷物を積み込んでいるとトラックを降りてからお客様へのお荷物を受け渡すまでのスピード感が非常に重要なポイントです。
日々の運転は、「安全運転」が基本であり、大前提となっています。 佐川急便では、未経験者でも安心して働けます。 入社後の研修がしっかりしているのでしっかりと一人前のドライバーになることができます。
佐川急便・ヤマト運輸の給料・年収・勤務時間について
佐川急便は、関東エリアは月収29万3453円~43万2340円です。 試用期間中は、24万3453円~37万2340円となっており、全国の中では関東エリアはトップクラスです。また研修内容も充実しており、未経験社の方でも高給を狙える企業になっています。
対するヤマト運輸は、月給15万円以上+歩合給が基本です。一見、年収が低いように思えますが平均月収は35万円となっています。 入社後、ほぼ全社員が正社員になっている会社であることに加え、充実の福利厚生とインセンティブ(歩合制)があり、こちらも高給を狙える会社です。
勤務時間については7:00から16:00といったように、早朝から仕事して夕方に退勤パターンするパターンが多いです。 荷物量によっては、退勤が20:00や22:00まで遅くなってしまう場合もあり、その日の荷物量によって変動します。
佐川急便・ヤマト運輸での仕事まとめ
宅配便の仕事は佐川急便もヤマト運輸の2つが大きなシェアを占めています。 昼の時間帯に狭い範囲のエリアを、スピーディに駆け回るのが特徴です。
また、未経験、普通自動車免許のみで働けるケースも多く、業界未経験や女性の方でも働きやすい仕事です。
コンビニ・ルート配送のお仕事情報
コンビニ配送とは、決まっているコンビニの店舗がお客さんとなり、コンビニの商品(チルド、お弁当、常温食品)などを配送する仕事です。
コンビニ・ルート配送の仕事内容
主に配送センター周辺のコンビニ店舗を回り、1店舗あたりだいたい10分で納品が完了します。一日の流れは以下のようになっています。
出社 | 午前の配送分を積み込み |
出発 | 積み込み完了後、配送に出発 |
帰社/休憩 | 配送終了後センターに戻り休憩 |
出発 | 再度午後の配送分を積み込み、配送に出発 |
退社 | 配送終了後会社に戻り退社 |
コンビニ・ルート配送の給料・年収・勤務時間について
配送先は、大手コンビニの各店舗なので安定した荷物量があり、安定している仕事といえます。正社員の平均月収は30万円となっておりますが、あくまでも会社によって違いがあるので、参考程度にこの金額を頭に入れて置いてください。
コンビニルート配送のお仕事は、近距離配送であり店舗への配送時間も決まっているので、長距離ドライバーのような長時間労働のリスクはほとんどありません。 コンビニは24時間営業なので、7:00~18:00くらいの勤務時間と18:00~翌6:00くらいの勤務時間の2パターンにわかれています。
コンビニ・ルート配送の仕事まとめ
長距離運転がなく、決まった場所、決まった時間、決まった量を運ぶコンビニ配送ドライバー。生活も安定するので、家族と過ごす時間を求めて転職した人も少なくないそうです。
そのため、ドライバーの中でも安定とした仕事に就きたい人にはおすすめです。
コカ・コーラ配達のお仕事情報
コカ・コーラ配送の特徴について
コカ・コーラ商品を、自動販売機やスーパーや駅の売店などの小売店や、飲食店などへ商品を運ぶ仕事です。 特徴は、コカ・コーラの商品を配送するということです。
通常の配送ドライバーは、いろいろな企業の商品を配送しますが、コカ・コーラ配送はコカ・コーラ商品のみの配送となっているのが大きな特徴となっております。
コカ・コーラ配達の1日の仕事について
出社 | ミーティングとアルコールチェック、車両点検を済ませ出発 |
商品補充 | 売れ筋を予想しラインナップを決めて自動販売機の商品を補充 |
昼休憩 | 昼食をとります |
商品納入 | 売店やコンビニなど取引先へ商品を納入 |
帰社 | 明日の分の荷物を積み込み事務処理を終えると退社 |
コカ・コーラ配達の給料・年収・勤務時間について
基本的なルート配送ドライバーの給料は、主に2パターンがあります。
1.固定給(月給)20万程度の高めの固定給が設定されていて、そこにプラスで時間外手当(残業代)が出ます。
2.基本給+歩合給 少なめの基本給に働いた分だけの歩合給が出るタイプです。 働けば働くほど給料が増えるのでたくさん稼ぐことも可能です。
これら2パターンがありますが、いずれにしても月給は30万円いくかどうかといったところが現実となっているところです。その点コカ・コーラ配達の給料は、初年度年収は300万円~400万円です。 勤続年数が増えていくと給料も上がっていきます。 月給30万円+ボーナス年2回で年収500万円もらっている人もいます。 大手会社だとこのようにボーナスが出るケースもあり、待遇は会社次第です。
7:00~17:00だったり、5:00~19:00だったり、コカ・コーラ配達は基本ルート配送といって毎日決められたルートで納品場所も同じなので、自分が請け負う配送ルートにより変動があります。
コカ・コーラ配達の仕事のまとめ
私たちに身近なコカ・コーラ商品。 生活するうえで必要不可欠の人もいるかと思います。 コカ・コーラ商品は、たくさんの種類がありそれぞれの街の自動販売機やスーパーやコンビニエンスストアや駅の売店などにコカ・コーラ商品を毎日届けている、コカ・コーラ配達の仕事はとても重要な仕事です。
配送手順も宅配ドライバーのように毎日違う場所に配達、ということもないので配送ルートや配送先を覚えてしまえば簡単です。
配達・配送・宅配ドライバーは一見同じ職種のように思えますが仕事内容は少しずつ違います。就職する会社によっても全然違うのでじっくり求人サイトを見て特徴を捉え、自分に向いていそうなドライバーの種類や企業をじっくりと選ぶのをお勧めします。
最後に
以上で配送ドライバーの年収(給料)・仕事・勤務時間に関する説明は以上になります。
なお自身の転職・就職活動の中で配送会社を選定する際は、今回説明した勤務形態や休暇制度、残業手当に加えて給与形態や福利厚生が手厚いのかどうか、研修制度は充実しているのか、未経験者でも大丈夫なのかといった点を重視するのも良いかもしれません。
《ジョブハウスドライバー》では各配送会社の情報を紹介している記事や求人情報を掲載しているので、配送ドライバーへの転職や就職に興味を持った方は是非ご覧になってみてください。
またそのほかにも《ジョブハウスドライバー》ではトラックドライバーやタクシードライバー、バスドライバーといった様々な職種のドライバーに関連した求人情報や記事も多数掲載していますのでそちらも是非ご覧になってみてください。