バス運転手の年収結果はどれくらい

バス運転手の平均月収は約31万円、平均年収はボーナス込で425万円です。 この10年の年収推移では、年収400万円台前半付近で推移しています。

バス運転士の収入目安 

バス運転手の収入モデルケースとしては、49歳で月収31万円、ボーナス50万円、年収で420万円くらいが相場となります。平均年齢が高い業界で、比較的給料の上がり幅は少ないと言えます。また、民間か市バスかで給料は大きく異なることも特徴です。圧倒的に市バスの方が給料は良く、年収600~700万円、高い人では1,000万円近くの給料をもらっている人もいるくらいです。とはいえ、民間と市バスとの給料格差は減少傾向にあります。市バスの経営状況が厳しい、という背景がある為です。

運転手3つの働き方

バスの運転手は「乗り合いバス」「観光バス」「送迎バス」の3つに分かれます。それぞれで働き方・年収が異なるのでみていきましょう。

「乗り合いバス」とは

「乗り合いバス」とは、町中で走っているバスのことです。 乗り合いの市営バスでは、一時ほどは高くはありませんが、地域によっては、年収が800万円を越えることもあるようです。初任給は20万円弱ではありますが、経験と共に徐々に上がってくるのは市ならではの厚遇です。早朝や深夜の超過勤務手当がついている、とはいえ同じような働き方の民間バスとは待遇が大きくことなります。民間では、平均400万円程度が一般的です。

「観光バス」とは

「観光バス」は字のごとく、観光用に用いられるバスです。月収35万円前後が一般的で、働き方としては観光業ということで土日出勤があり、休みはあまり多くはないことが多いです。 最近の観光バスは事故などの影響もあり、人材不足の声が高く定年を超えても雇ってもらえる場合もあるようです。

「送迎バス」とは

「送迎バス」は、会社、幼稚園や大学生の送迎など様々な種類があります。正社員以外の雇用も多いのが特徴で、長期の正規雇用は少なくアルバイト雇用や契約社員での契約であることが多いです。

やりがいとしては、バスという公共性の高さが挙げられるでしょう。地域住民にとってはなくてはならないもので感謝されることも多く、人の為になるという社会的意義の高さがバス運転手の魅力と言えるでしょう。

バス運転手に向いている人

バス運転手は職場の人間関係に悩む必要はありません。お客様と接することは多いものの、そのような働き方が好きな人にとっては向いている仕事と言えるでしょう。特に、企業や学校の送迎バスなどは特定のお客様を対象とする働き方ですので、接客が好きな人には向いている仕事と言えるでしょう。

バスの運転手になるには

バスの運転手に就職するためには、大型二種自動車運転免許(普通自動車免許等取得後3年以上が条件)が必要です。多くの場合、選考時にバス会社各社の技術試験、適性試験があり、それを経て採用されます。特徴として、すぐに正社員としての採用は珍しく、契約社員としてスタートし、数ヵ月に正社員採用されます。