ルート配送ドライバーとは?

ルート配送ドライバーのお仕事は、食品や、雑貨、オフィス用品などの商品を決められた時間・決められた場所・決められた順番に運ぶことです。顧客は大手コンビニ店や個人、工場など幅広い業界・業種にわたっており様々な形で利用されております。

また配送ルート業は、仕事を選択する幅がとても広く、普通免許のみでも5t未満のトラックなら運転し、働くことが出来ます。

一方、中型自動車免許を持っている人なら5t以上から11t未満の中型トラック、大型自動車免許を持っている人なら11t以上の大型トラックを運転する業務もありますので、保有している免許に応じて携わることのできる業務の内容が変わってきます。

今回はこのようにいろいろな働き方のあるルート配送業の特徴や具体的な仕事内容に着目して説明していきます。

 


ルート配送ドライバーと他のドライバー業とどう違うの?

はじめに、ルート配送業の位置づけについて、他の配送業種と比較しながら特徴を説明していきます。

 

決められたルートで残業削減?

ルート配送業の求人はとても人気です。なぜなら、ルート配送業は他の配送業よりも比較的残業が少ないのが特徴です。ルート配送業はあらかじめルートが決まっており、1日の配送件数が比較的に変動しにくいからです。

配送ルートが決まっていることによって効率的に配送することが可能になり、1日の配送件数が変動しないことによって勤務時間が極端に延びることが少なくなります。従って日々配送場所が変わり、配送ルートや配送件数が毎日異なる他の配送業よりも残業が少ないことに繋がります。

 

近距離中心の配送エリア?

配送ルート業の顧客の多くは、近くにある大手コンビニチェーン店の店舗や企業・個人になるため近距離の配送が中心になってきます。そのため長距離を運転する業務が少なく他のドライバー業務の中では運転する距離が短くなっています。

 

女性従業員・未経験者が多い?

これは残業時間が少ないことと長距離運転が少ないことが要因と考えられますが、他のドライバー職と比較するとルート配送ドライバーは女性の求職者の採用割合が多いです。

企業側も同様に未経験者を積極的に募集している背景もありますので、比較的働きやすい職場が多い傾向があります。

 


ルート配送ドライバーの業務体系って?

ここまでルート配送ドライバーの特徴やその他ドライバー業との違いを説明していきましたが、ここからはルート配送ドライバーの仕事内容や給与・休暇、雇用体系、その他手当てについて説明していきます。

 

どんな仕事をしているの?

はじめに仕事内容ですが、まず各種工場に移動し荷物を積み込むところから開始します。積み込む荷物は仕事によって変わりますが、主に食品が中心になっており、その後配送に移ります。

配送する際1日分の配送ルートをもらい、1日の配送件数を完了することが出来たらその日の業務は終わりになります。この業務の際にルート配送ドライバーが心掛けていることが主に2つあるといいます。

1つ目は、ルート配送ドライバーに限らずドライバー職に携わる人なら当たり前ですが安全運転を何よりも重んじていることです。日々自動車を使って業務に当たるため最大限の注意を払わなくてはいけません。

2つ目は、自身の体調管理です。ルート配送ドライバーは業務上欠勤してしまうと代わりに他のドライバーが業務の引き受けが発生することがあり、残業になることもあるそうです。従ってドライバーはそれぞれ自身の体調管理を徹底しています。

このように、ルート配送ドライバーは様々なことに気を配りながら運転し、安全に配送する必要があります。

 

勤務時間と休暇ってどうなの?

企業によって様々ですが勤務時間はおよそ8時間程度が目安になっており、時間帯も日中から夜にかけてが多くなっている日勤のルート配送の求人が多くあります。続いて、休暇はほとんどの企業が週休2日制を採用しています。

加えてゴールデンウィークやお盆休み、年末年始休暇などもカレンダー通りに取得できる企業が多い印象です。

 

給与はいくらもらえるの?

次に給与について説明していきます。給与は企業によって様々ですが、正社員で月給25万円から35万円程度が相場です。またこの給与額に加えて勤務態度や、勤務日数に応じて賞与を出している企業が多くあります。

企業の中には1カ月ごとにインセンティブを支払っている企業もありますのでもっと詳しく知りたいという方は「ジョブハウスドライバー」にある各社求人記事をご覧ください。

 

雇用形態や福利厚生はどうなっているの?

次に雇用形態及び福利厚生について説明していきます。雇用形態について、ルート配送企業の場合、はじめは研修期間や契約社員期間とし、その後正社員として雇用していくシステムを使っている企業が多いです。

また採用は経験者だけでなく、大型自動車免許の取得支援制度や中型自動車運転免許の所得支援制度などにより未経験者を手厚く歓迎している会社もあります。

福利厚生については会社によって異なる場合がありますが、社会保険が完備されているところや、家族手当の支給、住宅支援制度、交通費支給など様々な手当てが用意されているのでこちらも詳しく知りたい方は「ジョブハウスドライバー」にある求人記事をチェックしてみて下さい。

 


ルート配送ドライバーはこんな人に向いています

ここまでルート配送ドライバーについて説明してきましたがここからは、実際にルート配送ドライバーになるためにどんな資格やスキルが必要なのか説明していきます。

 

ルート配送ドライバーに必要な資格は?

まずルート配送ドライバーになるには自動車を運転するにあたって普通自動車免許は前提として必要になっていきます。

また配送する際に総重量が2tから4tの小型トラックを運転する場合普通自動車免許のみで問題ありませんが、5t以上11t未満の中型トラックを運転する業務に就く場合は中型自動車運転免許が必要になってきます。

加えてルート配送業の中で数は多くないですが11t以上の大型トラックを業務上使用する際には大型自動車運転免許が必要になってきます。このように業務する内容によって必要になってくる資格が変わってきます。

しかしながら最低条件として普通運転免許さえ保有していれば未経験者でも手厚く歓迎している企業が多いので、自分に合っている仕事が探しやすい業種かと思われます。

 

ルート配送ドライバーに必要なスキルは?

ルート配送ドライバーは運転スキルが重要である他、個人やコンビニ・企業に届けるという仕事の特性上、人とかかわりコミュニケーションが好きな人はより楽しめるかもしれません。また運転業務ですので車の運転が好きな方にはお勧めできる業種になっております。

 


最後に

ここまでルート配送ドライバーについてどのような仕事をして給与はいくらもらっているのか、福利厚生はどうなっているのか様々なことに対して説明していきました。

また条件・待遇・給与面に関しても会社によってそれぞれの違いについて説明してきました。業務上普通免許のみで可能な仕事内容も多いですし、求職者からも非常に注目されている人気の業種です。

加えてドライバー求人市場という観点で見てみると、Amazon(アマゾン)などのネット通販の広がりにより運転者が慢性的に不足しており、求人数が格段に増えてきています。

比較的ハードルが低く、需要のある配送ルートドライバーは転職をするうえでの入り口としてうってつけであり、興味がありましたらルート配送ドライバー関係の求人記事をご覧になっていただければと思います。

また「ジョブハウスドライバー」の中には配送や、引っ越しドライバー、セールスドライバーその他職種ではバスやトラックなどといったルート配送業務以外のドライバー関連の記事もございますので、もし興味があればこちらもぜひご覧になってみて下さい。