測量士試験の合格を目指すなら、参考書選びが合否を大きく左右します。しかし、測量士のテキストは一般の書店にほとんど並ばないため、「どの参考書を買えばいいのかわからない」と悩む方が非常に多いのが現状です。
この記事では、測量士・測量士補の参考書おすすめ8冊を、価格・特徴・使い方まで徹底比較します。参考書の選び方から、独学での具体的な勉強法・学習スケジュールまで網羅しているので、これから測量士試験に挑戦する方はぜひ参考にしてください。
測量士の参考書が少ない理由と正しい選び方3つのポイント

測量士の参考書を選ぶ前に、まずはテキスト市場の特殊な事情と、失敗しない選び方の基本を押さえておきましょう。
測量士試験のテキストは書店で手に入らない?市場が限られる背景
宅建や行政書士などのメジャー資格と比べると、測量士試験の参考書は種類が極端に少ないのが現実です。理由は主に2つあります。
- 受験者数が少ない:測量士試験の受験者は年間約3,700人程度(令和7年実績)で、宅建の約23万人と比べると市場規模が圧倒的に小さい
- 専門性が高い:高度な数学(行列計算・標準偏差など)や専門的な測量理論が必要で、一般的な出版社が参入しにくい
そのため、測量士の参考書を出版しているのは実質的に「東京法経学院」と「日本測量協会」の2社のみです。Amazonや一般書店で見つけようとしても難しく、各出版社の公式サイトから直接購入する必要があります。
参考書選び3つの鉄則(出版社・対応年度・午後試験対策)
限られた選択肢の中で最適な参考書を選ぶために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 出版社の信頼性:東京法経学院・日本測量協会のいずれかを選ぶのが安全。個人出版やマイナーな出版社のテキストは法改正対応が遅れる場合がある
- 対応年度を確認:測量法や作業規程の準則は定期的に改正されるため、なるべく最新版を選ぶ。特に過去問集は最新年度の試験問題が含まれるものを優先する
- 午後試験(記述式)への対応:測量士試験の最大の壁は午後の記述式問題。択一式対策だけでは合格できないため、記述式の解答例が載った教材を必ず1冊は用意する
出版社は「東京法経学院」と「日本測量協会」の2択が基本
2つの出版社にはそれぞれ異なる強みがあります。
| 項目 | 東京法経学院 | 日本測量協会 |
|---|---|---|
| 強み | 試験対策に特化した解説 | 公式に近い正確性・網羅性 |
| 代表教材 | 測量士 合格ノート | 受験テキスト・科目別模範解答集 |
| わかりやすさ | 初学者向け・噛み砕いた解説 | 専門的で学術寄り |
| 購入先 | 公式サイトのみ | 公式サイト・一部書店 |
| おすすめの人 | 独学初心者 | 基礎知識がある経験者 |
合格者の多くが実践しているのは、参考書は東京法経学院、過去問集は日本測量協会という組み合わせです。出版社を分けることで、解説の切り口が異なり理解が深まるメリットがあります。
測量士と測量士補で参考書を分けるべき理由
測量士と測量士補は試験範囲・出題形式が大きく異なるため、同じ参考書では対応できません。
- 測量士補:択一式のみ(28問)、テキスト+過去問の組み合わせで独学可能
- 測量士:択一式+記述式、計算問題の難易度が高く、専用の参考書が必要
この記事では、測量士向けの参考書4冊と測量士補向けの参考書4冊をそれぞれ分けて紹介します。自分がどちらの試験を受けるかを明確にしたうえで、必要な教材を揃えましょう。
【測量士】合格に必要な参考書・テキストおすすめ4選

測量士試験に合格するために必要な参考書は、実は3〜4冊で十分です。ここでは、独学合格者の間で評価の高いテキスト・過去問を厳選して紹介します。
測量士 合格ノート【四訂版】(東京法経学院)|7,700円の定番バイブル
独学で測量士を目指すなら、まず手に入れるべき1冊がこの「合格ノート」です。約942ページにわたり、測量の基礎理論から応用まで体系的にまとめられています。
- 価格:7,700円(税込)
- 購入先:東京法経学院 公式サイトのみ(書店では購入不可)
- ページ数:約942ページ
- 特徴:試験対策に特化した解説で、日本測量協会の受験テキストより噛み砕いた内容
日本測量協会の受験テキストは「測量学の専門書」としての性格が強く、独学初心者が読むと挫折しやすいという声が多いです。その点、合格ノートは「試験に受かること」を目的に書かれているため、独学者にとって圧倒的に使いやすい設計になっています。
注意点としては、白黒印刷で図が少なめなので、ビジュアル重視の方にはやや読みにくく感じるかもしれません。その場合は、入門書と併用するのがおすすめです。
科目別模範解答集 令和2年〜令和6年(日本測量協会)|過去問5年分を網羅
測量士試験の合格に過去問演習は必須です。この問題集は過去5年分の試験問題を午前・午後すべて収録しており、各問題に模範解答と丁寧な解説がついています。
- 価格:2,800円(税込)+送料730円
- 購入先:日本測量協会 公式サイト
- 収録範囲:令和2年〜令和6年の全試験問題
- 特徴:午前(択一式)・午後(記述式)の両方を網羅、科目別に整理
過去問は最低5年分を3〜5周繰り返すのが合格の鉄則です。この1冊で午前・午後試験の出題傾向をしっかり把握できます。日本測量協会が作成しているため、解説の正確性も高く安心して使えます。
令和7年 測量士・測量士補 国家試験問題模範解説集(日本測量協会)
最新の令和7年試験の問題と模範解答を収録した1冊です。令和7年は合格率が40.2%に急上昇した年であり、出題傾向の変化を知るうえで重要な資料です。
- 価格:2,410円(税込)+送料410円
- 購入先:日本測量協会 公式サイト
- 収録範囲:令和7年の試験問題+模範解答・解説
科目別模範解答集(5年分)と合わせて購入すれば、直近6年分の過去問が手に入ります。過去問演習の量を確保するためにも、セットでの購入をおすすめします。
測量士・測量士補国家試験 受験テキスト(日本測量協会)|唯一の公式テキスト
日本測量協会が出版する、測量士試験の唯一の「公式テキスト」と呼べる存在です。測量の理論を体系的に学べる専門書で、測量法の条文や計算式の導出過程まで詳しく記載されています。
- 価格:3,565円(税込)
- 購入先:日本測量協会 公式サイト・一部書店
- 特徴:公式テキストとしての網羅性が高い
- 注意点:学術寄りの記述で、初学者には難解
正直に言えば、このテキストだけで独学合格するのは難しいです。内容が専門的すぎて、測量の基礎知識がない方が最初から読むと挫折する可能性が高いためです。合格ノートをメインに使い、詳しく知りたい箇所だけこのテキストで確認するという使い方がベストです。
【比較表】測量士テキスト4冊の特徴・価格・購入先まとめ
| 書籍名 | 出版社 | 価格(税込) | 種別 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 合格ノート【四訂版】 | 東京法経学院 | 7,700円 | 参考書 | ★★★★★ |
| 科目別模範解答集 | 日本測量協会 | 2,800円 | 過去問集 | ★★★★★ |
| 令和7年 模範解説集 | 日本測量協会 | 2,410円 | 過去問集 | ★★★★☆ |
| 受験テキスト | 日本測量協会 | 3,565円 | 公式テキスト | ★★★☆☆ |
最低限揃えるべきは「合格ノート」と「科目別模範解答集」の2冊です。この2冊だけなら合計10,500円+送料で、独学受験の初期費用を1万円台に抑えられます。
【測量士補】独学におすすめの参考書・過去問4選

測量士補は測量士よりもテキストの選択肢が豊富で、一般書店やAmazonで購入できるものが多いです。未経験から測量業界を目指す方の「最初の1冊」を選ぶ参考にしてください。
測量士補 合格ガイド(翔泳社)|初心者の定番テキスト
測量士補テキストの中で最も支持されている定番書です。松原洋一先生が執筆しており、20年以上にわたる受験指導のノウハウが凝縮されています。
- 価格:2,860円(税込)
- 購入先:Amazon・一般書店
- 特徴:図表・イラスト・写真が豊富で見やすい、フルカラー
- おすすめの人:測量の知識がゼロの初心者
各章末に練習問題が付いており、「読む→解く」のサイクルで効率よく学習を進められます。試験範囲を過不足なくカバーしているため、この1冊と過去問集があれば合格圏内に入れます。
いちばんわかりやすい!測量士補テキスト&問題集+予想模試(成美堂出版)
テキスト・問題集・予想模試がセットになったオールインワンの1冊です。赤シート対応で暗記しやすく、語呂合わせや図解も多用されています。
- 価格:2,750円(税込)
- 購入先:Amazon・一般書店
- 特徴:赤シート対応、語呂合わせ、予想模試1回分付き
- おすすめの人:1冊で学習を完結させたい方
予想模試が付いているのが最大のメリットです。本番形式で時間を計って解く練習ができるため、試験直前の仕上げに重宝します。
測量士補 過去問280(建築資料研究社)|過去10年分の分野別問題集
測量士補の過去問集としては圧倒的にNo.1と評価されている1冊です。過去10年間に出題された全問題を分野別・項目別に分類して収録しています。
- 価格:3,080円(税込)
- 購入先:Amazon・一般書店
- 収録範囲:過去10年分の全過去問(約280問)
- 特徴:分野別に整理されているため、苦手分野の集中演習に最適
テキストで基礎を学んだら、この過去問集を3周以上繰り返すのが合格への最短ルートです。分野別に整理されている点が秀逸で、自分の弱点を効率よく潰していけます。
よくわかる測量(U-CAN)|マンガと図解で基礎を固める入門書
「そもそも測量って何?」というレベルから学びたい方向けの入門書です。マンガと図解を多用しており、測量の基本概念を気軽に学べます。
- 価格:1,760円(税込)
- 購入先:Amazon・一般書店
- 特徴:マンガと図解中心、測量の基礎概念をやさしく解説
- おすすめの人:文系出身者、測量の予備知識がまったくない方
この本だけで試験に合格するのは難しいですが、合格ガイドや過去問に取り組む前の「導入」として非常に役立ちます。特に文系出身で測量の世界に馴染みがない方は、まずこの1冊で全体像を掴んでから本格的な学習に入ると、理解のスピードが格段に上がります。
【比較表】測量士補テキスト4冊の特徴・価格・難易度まとめ
| 書籍名 | 出版社 | 価格(税込) | 種別 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 合格ガイド | 翔泳社 | 2,860円 | テキスト | 初心者〜 |
| テキスト&問題集+予想模試 | 成美堂出版 | 2,750円 | テキスト+問題集 | 初心者〜 |
| 過去問280 | 建築資料研究社 | 3,080円 | 過去問集 | 中級 |
| よくわかる測量 | U-CAN | 1,760円 | 入門書 | 超初心者 |
測量士補の独学なら「合格ガイド」+「過去問280」の2冊が王道の組み合わせです。合計5,940円で、最も費用対効果の高い学習環境が整います。
参考書だけで合格できる?独学 vs 通信講座の判断基準

参考書を揃えて独学すべきか、通信講座を利用すべきか。費用と合格率の両面から、あなたに合った学習方法を判断するための基準を整理します。
独学で合格できる人の3つの特徴
以下に当てはまる方は、参考書+過去問の独学でも十分合格を狙えます。
- 理系の学習経験がある:高校数学(三角関数・行列・標準偏差)に抵抗がない
- 自己管理ができる:計画を立てて半年以上コツコツ継続できる
- 測量の実務経験がある:基準点測量や水準測量の基本概念が頭に入っている
特に測量士補は合格率30〜50%台で、独学者の合格例も数多くあります。参考書2〜3冊と過去問集があれば、1万円以下の費用で合格を目指せます。
通信講座を検討すべき3つのサイン
一方、以下に当てはまる場合は、独学よりも通信講座のほうが効率的です。
- 数学が苦手:行列計算や最小二乗法の解説を読んでも理解できない
- 記述式の対策が不安:午後試験の解答を自分で書けるレベルに持っていく自信がない
- 短期間で合格したい:独学の300〜500時間を確保するのが難しく、効率的に学びたい
特に測量士試験は午後の記述式問題が最大の壁です。独学では採点基準がわからず、自分の解答が合格レベルなのか判断しにくいという問題があります。通信講座なら添削指導が受けられるため、記述式の得点力を着実に伸ばせます。
主要3社の通信講座を費用・合格率で比較(アガルート・東京法経学院・日本測量協会)
| 講座名 | 費用(税込) | 合格率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アガルート | 184,800円〜 | 87.64%(令和7年) | フルカラーテキスト、合格全額返金 |
| 東京法経学院 | 170,500円 | 非公開 | 老舗の実績、合格全額返金 |
| 日本測量協会 | 59,000円 | 非公開 | 最安値、給付金で実質47,200円 |
費用を最優先するなら日本測量協会(59,000円)、合格実績を重視するならアガルート(合格率87.64%)、バランスを求めるなら東京法経学院が適しています。
合格全額返金制度を活用する方法
アガルートと東京法経学院では、合格者に受講料を全額返金する制度を設けています。合格すれば実質無料で通信講座を利用できるため、「独学か通信か」の金銭的ハードルが下がります。
返金を受けるには合格証書のコピーや体験記の提出などの条件がありますが、合格を目指す強い動機づけにもなります。「合格したら全額返金」と考えれば、通信講座への初期投資は実質的にリスクゼロと言えるでしょう。
測量士試験の参考書を使った具体的な勉強法とスケジュール

参考書を揃えただけでは合格できません。ここでは、購入した参考書をどう使えば効率よく合格圏内に入れるか、具体的な勉強法とスケジュールを解説します。
「いきなり過去問」が最短ルート|参考書は辞書として使う
多くの合格者が実践している勉強法は、参考書を最初から順に読むのではなく、いきなり過去問を解くところから始める方法です。
- 過去問を1年分解く(最初は解けなくて当然)
- 解説を読み、わからない用語・計算は参考書で確認する
- 参考書の該当箇所を読んで理解を深める
- 同じ問題を翌日もう一度解く
- このサイクルを5年分×3〜5周繰り返す
参考書を最初から通読する方法は、退屈で挫折しやすいうえに、試験に出ない部分にも時間を費やしてしまいます。過去問を起点にすることで、「出る範囲」に集中した効率的な学習が可能です。
午前試験(択一式)の攻略法:科目別の優先順位
午前試験は択一式28問(700点満点)で、450点以上が合格基準です。8科目から出題されますが、得点を伸ばしやすい科目から優先的に対策しましょう。
- 最優先:測量法規(暗記で対応可能、得点源にしやすい)
- 優先:水準測量・GNSS測量(計算パターンが限られ、過去問で対策しやすい)
- 標準:基準点測量・地形測量・応用測量(基本的な計算力が必要)
- 後回し可:写真測量・地図編集(理論が複雑だが配点は同じ)
択一式の計算問題は午後試験の計算問題とも共通する部分が多いため、午前の計算対策がそのまま午後対策にもなります。
午後試験(記述式)の攻略法:手書き演習が合否を分ける
午後試験は記述式で、必須問題1題+選択問題2題(4題から選択)の合計3題を解答します。午後試験こそが合否を分ける最大のポイントです。
記述式対策で最も重要なのは、実際に手で書いて練習することです。頭では理解していても、時間内に正確に解答を書ききる力は別物です。
- 科目別模範解答集の午後問題を、制限時間を設けて手書きで解く
- 計算過程も含めて解答用紙に書き、模範解答と照合する
- 選択問題は4題中3題を準備しておくと本番で安心(1題は捨ててOK)
- 過去問で出題された計算パターンは必ず自分の手で再現できるようにする
5月の試験に向けた6か月間の学習スケジュール
令和8年の測量士試験は2026年5月17日に実施予定です。逆算すると、11〜12月から学習を開始するのが理想的です。
| 時期 | 学習内容 | 使用教材 |
|---|---|---|
| 11〜12月(50時間) | テキスト通読+過去問1周目 | 合格ノート+科目別模範解答集 |
| 1〜2月(100時間) | 過去問2〜3周目+苦手科目の集中対策 | 科目別模範解答集+合格ノート |
| 3月(80時間) | 午後試験の記述式演習を開始 | 科目別模範解答集(午後問題) |
| 4月(50時間) | 過去問4〜5周目+本番形式の演習 | 令和7年模範解説集 |
| 5月(20時間) | 総復習+間違えた問題の再確認 | ノートにまとめた弱点リスト |
合計約300時間のスケジュールです。平日1時間・休日4時間のペースなら、約6か月で達成できます。記述式対策は3月から本格的に始めるのがポイントで、それまでは択一式の基礎固めに集中しましょう。
測量士の参考書を買う前に知っておきたい試験の基本情報

参考書を購入する前に、試験の概要を正しく理解しておくことが大切です。試験日程・合格基準・合格率の最新データをまとめました。
試験日・申込期間・受験料|令和8年は2026年5月17日
- 試験日:2026年5月17日(日)
- 申込期間:2026年1月上旬〜下旬(予定)
- 合格発表:2026年7月9日(予定)
- 受験料:4,250円(収入印紙で納付)
- 試験地:北海道・宮城・秋田・東京・新潟・富山・愛知・大阪・島根・広島・香川・福岡・鹿児島・沖縄の14都道府県
- 受験資格:制限なし(年齢・学歴・実務経験すべて不問)
合格基準と配点(午前700点+午後700点=1,400点満点)
測量士試験は午前と午後の2部構成で、合計1,400点満点です。合格するには以下の2つの条件を同時に満たす必要があります。
- 午前試験で700点中450点以上(約64%)
- 午前+午後の合計で1,400点中910点以上(65%)
絶対評価のため、基準点を超えた受験者は全員合格します。「上位何%しか合格しない」という相対評価ではないので、しっかり準備すれば必ず結果がついてきます。
合格率の推移|令和7年は40.2%に急上昇した背景
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年(2025年) | 3,703人 | 1,487人 | 40.2% |
| 令和6年(2024年) | 3,717人 | 485人 | 13.0% |
| 令和5年(2023年) | 3,667人 | 379人 | 10.3% |
| 令和4年(2022年) | 3,194人 | 460人 | 14.4% |
| 令和3年(2021年) | 2,773人 | 498人 | 18.0% |
令和7年の合格率40.2%は例外的な数値で、過去5年の平均は約12%前後です。絶対評価のため問題の難易度で合格率が大きく変動しますが、令和8年が同じ難易度になるとは限らないため、油断は禁物です。
受験資格は不問|学歴・実務経験なしでも挑戦可能
測量士試験には受験資格がありません。年齢・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験できます。高卒でも文系でも、参考書を使って正しく学習すれば合格を目指せる試験です。
なお、国家試験以外にも、大学で測量科目を履修して実務経験を積むことで無試験で測量士資格を取得するルートもあります。しかし、すでに社会人として働いている方にとっては、国家試験ルートが最も現実的な選択肢です。
測量士の参考書に関するよくある質問(Q&A)
Q. 測量士の参考書は全部で何冊買えばいいですか?
最低2冊あれば合格を狙えます。参考書として「合格ノート」(東京法経学院・7,700円)、過去問集として「科目別模範解答集」(日本測量協会・2,800円)の組み合わせが王道です。余裕があれば令和7年の模範解説集も追加すると、直近6年分の過去問を網羅できます。
Q. 測量士の参考書はAmazonで買えますか?
測量士の主要テキスト(合格ノート・科目別模範解答集)は一般書店やAmazonでは販売されていません。東京法経学院と日本測量協会それぞれの公式サイトから直接購入する必要があります。一方、測量士補のテキストはAmazonや一般書店で購入可能です。
Q. 測量士補の参考書で測量士の試験にも対応できますか?
対応できません。測量士と測量士補は試験範囲・出題形式が大きく異なります。測量士試験には記述式の午後問題があり、より高度な計算力と専門知識が求められます。測量士補のテキストはあくまで入門レベルの参考程度にとどめ、測量士専用の教材で対策しましょう。
Q. 参考書の独学と通信講座、費用はどれくらい違いますか?
独学なら参考書2〜3冊で約1〜1.5万円、通信講座は5.9万円〜約25万円です。ただし、アガルートや東京法経学院は合格者全額返金制度があるため、合格すれば通信講座も実質無料になります。数学が苦手な方や記述式に不安がある方は、通信講座のほうが結果的にコスパが良い場合もあります。
Q. 過去問は何年分解けば合格できますか?
最低5年分、理想は6年分以上です。科目別模範解答集(5年分)と令和7年の模範解説集を組み合わせれば6年分になります。ただし、年数よりも周回数が重要で、同じ問題を3〜5回繰り返し解くことで、出題パターンと解法が確実に身につきます。
まとめ|正しい参考書選びが測量士合格への第一歩
測量士試験の参考書は選択肢が限られていますが、だからこそ正しい教材を選べば効率よく合格を目指せます。この記事のポイントをまとめます。
- 測量士の参考書は東京法経学院と日本測量協会の2社が基本
- 独学なら「合格ノート」+「科目別模範解答集」の2冊で約1万円
- 測量士補は「合格ガイド」+「過去問280」の2冊で約6,000円
- 参考書は辞書として使い、過去問を起点にした学習が最短ルート
- 午後の記述式対策が合否の分かれ目。手書き演習を必ず行う
- 独学に不安があれば通信講座も検討(合格全額返金制度を活用)
- 令和8年の試験は2026年5月17日。11〜12月から学習開始が理想
まずは参考書を手に入れて、今日から1問でも過去問を解き始めてみてください。その小さな一歩が、測量士合格という大きな成果につながります。
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