「測量士補の参考書はどれを選べばいい?」「テキストと過去問はどう組み合わせるのが正解?」——測量士補の受験を決めたとき、最初にぶつかるのが参考書選びの壁です。
結論から言うと、測量士補は独学で十分合格できる試験ですが、自分のレベルに合ったテキスト1冊+過去問集1冊の「2冊体制」が合格への最短ルートです。
この記事では、市販されている主要な測量士補テキスト・過去問集を徹底比較し、レベル別のおすすめ参考書7冊を厳選して紹介します。さらに、参考書の組み合わせパターンや3ヶ月で合格を目指す学習スケジュールまで、これから受験する方が知りたい情報をすべてまとめました。
測量士補の参考書を選ぶ前に知っておくべき試験の基本情報

参考書を選ぶ前に、まずは試験の全体像を把握しておきましょう。試験の特徴を知ることで、「何を重点的に学べばいいか」が明確になり、テキスト選びの判断軸がはっきりします。
測量士補試験の概要:合格率約30〜50%・全28問中18問正解で合格
測量士補試験は、国土地理院が実施する国家試験で、毎年5月に行われます。2026年度(令和8年度)の試験日は5月17日(日)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | マークシート式(五肢択一)・全28問 |
| 合格基準 | 28問中18問以上正解(約64.3%)で合格(絶対評価) |
| 試験時間 | 3時間(13:30〜16:30) |
| 受験資格 | なし(年齢・学歴・実務経験不問) |
| 合格率 | 例年30〜40%前後(令和7年度は51.2%) |
| 受験手数料 | 2,850円 |
ポイントは「絶対評価」であること。受験者の上位何%が合格、という相対評価ではなく、18問以上正解すれば全員合格です。つまり、過去問で出題パターンを押さえ、確実に18問取れる実力を身につければ合格できます。
独学に必要な勉強時間は100〜200時間が目安
測量士補試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に100〜200時間と言われています。令和7年度の合格者アンケートでは、100〜150時間の学習で合格した人が最も多いという結果が出ています。
1日2時間の学習なら約2〜3ヶ月、1日1時間なら3〜5ヶ月が目安です。ただし、以下のような要素によって個人差があります。
- 数学の基礎力:三角関数や座標計算に慣れているかどうかで大きく変わります
- 測量の予備知識:建設・土木系の仕事をしている方は理解が早い傾向にあります
- 学習効率:テキストを通読するだけよりも、過去問演習を中心に進める方が効率的です
試験で問われる8つの出題分野と配点の傾向
測量士補試験は8つの分野から出題されます。参考書を選ぶ際は、これらの分野がバランスよくカバーされているかを確認しましょう。
| 出題分野 | 出題数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 測量に関する法規 | 3問程度 | 暗記中心。得点源にしやすい |
| 多角測量 | 3〜4問 | 計算問題が多い。座標計算がポイント |
| 汎地球測位システム(GNSS)測量 | 3問程度 | 知識問題が多い。仕組みの理解がカギ |
| 水準測量 | 4問程度 | 計算+知識。出題数が多く重要 |
| 地形測量 | 4問程度 | TS・GNSS測量の実務知識 |
| 写真測量 | 4問程度 | 計算問題あり。公式の暗記が有効 |
| 地図編集 | 3問程度 | 知識問題中心。比較的得点しやすい |
| 応用測量 | 4問程度 | 面積計算など。難易度がやや高め |
全28問中、計算問題は10〜15問を占めます。計算問題を避けて知識問題だけで18問正解するのは困難なため、計算対策が手厚い参考書を選ぶことが合格の近道です。
テキスト選びの前に確認したい「自分のレベル」チェックリスト
自分に合った参考書を選ぶために、以下のチェックリストで現在のレベルを確認してみてください。
- □ 三角関数(sin, cos, tan)の計算ができる → YESなら学習経験者向けテキストもOK
- □ 測量の仕事に携わったことがある → YESなら実務知識をベースに効率学習が可能
- □ 他の国家資格の勉強経験がある → YESなら独学のコツを知っている
- □ 数学に強い苦手意識がある → YESならマンガ入門書から始めるのがおすすめ
すべてNOの完全初心者の方は、基礎数学の解説が充実した入門向けテキストから始めましょう。次のセクションで、レベル別のおすすめ参考書を詳しく紹介します。
測量士補のテキスト・参考書おすすめ5選【レベル別に厳選】

ここからは、測量士補の試験対策に使えるテキスト・参考書を、初心者から経験者まで対応できるようレベル別に5冊厳選して紹介します。
完全初心者に最適:『測量士補 合格ガイド』(翔泳社)
測量の知識がまったくない初心者に最もおすすめのテキストです。Amazonのベストセラーにも選ばれており、多くの合格者が最初の1冊として選んでいます。
- 著者:松原洋一(測量士試験対策サイトを20年以上運営)
- 特徴:図・写真・イラストが豊富で、測量の基礎からやさしく解説
- 数学対策:三角関数や座標計算などの基礎数学を冒頭でしっかり解説
- 構成:「基礎編」と「実践対策編」に分かれており、段階的に学べる
- 価格帯:約2,800円前後
こんな人におすすめ:測量をまったく学んだことがない方、数学に不安がある方、図やイラストで視覚的に理解したい方
丁寧な解説で理解しやすい:『やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト』(オーム社)
タイトル通り「やさしく」学べることにこだわったテキストです。改訂3版は令和5年3月の作業規程の準則改正に対応しており、最新の試験範囲をカバーしています。
- 特徴:要所にフキダシ説明があり、つまずきやすいポイントを丁寧に補足
- 計算問題:計算式を段階的に展開し、途中式を省略しない丁寧な解説
- 構成:各章末に確認問題付き。インプットとアウトプットを交互に進められる
- 価格帯:約2,600円前後
こんな人におすすめ:計算問題を一つひとつ理解しながら進めたい方、数式の途中式を省略されると困る方
テキスト+問題集の一体型:『いちばんわかりやすい!測量士補 テキスト&問題集』(成美堂出版)
テキストと問題集を1冊にまとめた一体型の参考書です。赤シート対応で暗記学習にも使え、巻末に予想模試も収録されています。
- 特徴:赤シート付きで重要語句の暗記に対応。ゴロ合わせも活用
- 計算問題:計算解説が非常に丁寧と評判
- 付録:予想模試1回分付きで、本番前の力試しができる
- 価格帯:約1,700円前後
こんな人におすすめ:テキストと問題集を別々に買いたくない方、通勤中の暗記学習も並行したい方、コストを抑えたい方
コンパクトに要点を学ぶ:『1冊合格!測量士補試験』(日本能率協会マネジメントセンター)
アガルートの人気講師・中山祐介氏が執筆した、B6サイズのコンパクトなテキストです。テキスト部分と問題部分が見開きで対になっており、効率的に学べます。
- 特徴:ポケットサイズで持ち運びに便利。スキマ時間に学習しやすい
- 構成:左ページにテキスト、右ページに練習問題のセット構成
- 計算問題:全パターンの計算問題を網羅。パターン学習に最適
- 価格帯:約2,000円前後
こんな人におすすめ:ある程度の基礎知識がある方、短期間で効率的に合格したい方、移動時間を活用したい方
数学が苦手な入門者向け:『よくわかる測量【マンガと図解で身につく】』(ユーキャン)
マンガパートで測量の基礎概念を学んでから、図解パートで知識を深める構成の入門書です。試験対策テキストではなく、測量の入門書という位置づけのため、これ1冊で合格するのは難しいですが、「他のテキストが難しすぎる」と感じた方の導入として非常に有効です。
- 特徴:マンガで測量の仕事や概念をわかりやすく解説
- 用途:本格的なテキストに入る前のウォーミングアップに最適
- 価格帯:約1,800円前後
こんな人におすすめ:数学が苦手で測量のイメージがまったくつかめない方、他のテキストで挫折した経験がある方
以下に、5冊の比較表をまとめます。
| テキスト名 | レベル | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 測量士補 合格ガイド | 初心者 | 約2,800円 | 図解豊富・基礎数学対応・ベストセラー |
| やさしく学ぶ 合格テキスト | 初心者 | 約2,600円 | 計算解説が丁寧・準則改正対応 |
| いちばんわかりやすい! | 初心者〜中級 | 約1,700円 | 一体型・赤シート・予想模試付き |
| 1冊合格!測量士補試験 | 中級〜 | 約2,000円 | コンパクト・計算パターン網羅 |
| よくわかる測量 | 入門 | 約1,800円 | マンガ・図解で概念理解に最適 |
測量士補の過去問・問題集おすすめ2選と無料学習リソース

測量士補は「過去問が繰り返し出題される」傾向が強い試験です。テキストで知識をインプットしたら、過去問演習でアウトプットすることが合格への最短ルートになります。
過去問の定番:『測量士補 過去問280』(建築資料研究社)
最も多くの受験者に選ばれている過去問集です。過去10年分の試験問題を分野別・項目別に分類し、各問題に重要度が記載されているため、学習の優先順位をつけやすいのが特長です。
- 収録範囲:過去10年分の問題(約280問)
- 構成:分野別に整理されており、苦手分野を集中的に演習できる
- 解説:各問題に解説付き。重要度マーク(A・B・C)で優先度がわかる
- チェック欄:5回分の繰り返し学習に対応したチェック欄付き
- 価格帯:約2,900円前後
こんな人におすすめ:過去問を分野別にじっくり演習したい方、重要度に応じてメリハリのある学習をしたい方
一問一答+過去問の総合型:『まるっと過去問題を効率的に学習 測量士補試験』(公論出版)
一問一答形式のドリルパートと、年度別の過去問パートの両方を収録した総合型の問題集です。
- 収録範囲:一問一答+過去5年分の過去問
- 構成:前半の一問一答で知識を固め、後半の年度別過去問で実践力を磨く流れ
- 解説:コンパクトながら要点を押さえた解説
- チェック欄:3回分の繰り返し学習に対応
- 価格帯:約2,700円前後
こんな人におすすめ:一問一答で知識の定着度を確認したい方、過去問集を1冊で完結させたい方
国土地理院の公式過去問&無料サイトの活用法
過去問集を購入する前に知っておきたいのが、国土地理院の公式サイトで過去5年分の試験問題と解答例が無料で公開されていることです。
出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」
ただし、公式サイトには問題と正解のみで詳しい解説はありません。解説付きで学びたい場合は、以下の無料サイトが参考になります。
- 測量士補 過去問解説サイト:年度別・分野別に解説付きで過去問を掲載しているサイトが複数あります
- 無料過去問アプリ:スマホで解ける過去問アプリも公開されており、通勤時間の活用に便利です
無料リソースはあくまで補助的に活用し、体系的に学ぶにはテキスト+市販の過去問集を軸にすることをおすすめします。
過去問は何年分解けばいい?4年分で合格ラインに届く理由
「過去問は何年分やればいいの?」という質問は非常に多いですが、目安は最低4年分(約110問)です。
その理由は、測量士補試験は過去問の類似問題が繰り返し出題される傾向が強く、4年分の問題を完璧にマスターすれば、本番で出題される問題の大半に対応できるからです。
学習のステップは以下の通りです。
- 1周目:時間を気にせず全問解く。間違えた問題に印をつける
- 2周目:間違えた問題のみ解き直す。解説を読んで理解する
- 3周目:全問をもう一度解き、正答率90%以上を目指す
- 仕上げ:直近1年分を時間を計って模試形式で解く
余裕があれば6〜10年分に取り組むとさらに安心ですが、4年分×3周を徹底するだけでも合格ラインには十分到達できます。
失敗しない参考書の選び方5つのポイント

「おすすめ」と言われる参考書でも、自分に合わなければ効果は半減します。ここでは、テキスト選びで失敗しないための5つのチェックポイントを解説します。
最新版かどうかを必ず確認する(作業規程の準則改正に対応しているか)
測量士補試験は、「作業規程の準則」と呼ばれる測量の技術基準に基づいて出題されます。この準則は定期的に改正されるため、古い版のテキストでは改正内容に対応しておらず、本番で失点する可能性があります。
直近では令和5年(2023年)3月31日に改正が行われています。テキストを購入する際は、必ず「改訂版」「最新版」と表記されているか、奥付の発行年を確認してください。
計算問題の解説が丁寧なテキストを選ぶ
前述の通り、測量士補試験では28問中10〜15問が計算問題です。知識問題だけで合格点に到達するのは難しいため、計算問題の対策は避けて通れません。
テキスト選びでは、以下のポイントを確認しましょう。
- 計算式の途中式が省略されずに書かれているか
- 「なぜこの公式を使うのか」の説明があるか
- 計算問題のパターンが網羅的に紹介されているか
特に三角関数や座標計算が苦手な方は、実際に書店で数ページ確認するか、試し読みできるオンラインストアで計算部分のわかりやすさをチェックしてから購入することをおすすめします。
図・イラスト・写真が豊富なものを優先する
測量は「現場で機器を使って地形データを取得する」仕事です。文字だけの説明では、トータルステーションやGNSS測量の仕組みを理解するのは困難です。
実物の写真や測量の手順を示すイラストが豊富に掲載されているテキストを選ぶことで、測量経験がなくても実際の作業をイメージしながら学習できます。特に『測量士補 合格ガイド』は実写画像を多用しており、この点で高い評価を受けています。
誤植の有無をレビューで事前チェックする
参考書の中には、残念ながら誤植(数値の間違い・公式の記載ミスなど)が含まれているものがあります。特に計算問題の解答に誤植があると、正しい解法を間違えて覚えてしまう危険があります。
購入前にAmazonなどのレビューを確認し、「誤植が多い」という指摘がないかをチェックしましょう。出版社のWebサイトで正誤表が公開されている場合もあるので、併せて確認すると安心です。
1冊に絞らず「テキスト+過去問」の2冊体制がベスト
測量士補の参考書選びで最も重要なのは、テキスト1冊+過去問集1冊の「2冊体制」を基本にすることです。
テキストだけでは知識のインプットに偏り、本番で問題を解く力が身につきません。逆に、過去問だけでは知識の体系的な理解が不足します。この2つを組み合わせることで、「理解する→解ける」のサイクルが回り、効率的に合格力が身につきます。
3冊以上に手を広げるのは逆効果になりがちです。まずは2冊を徹底的にやり込むことを優先しましょう。
【タイプ別】参考書+過去問のおすすめ組み合わせパターン3選

「結局、どの参考書とどの過去問を組み合わせればいいの?」という方のために、タイプ別のおすすめパターンを3つ紹介します。
完全初心者パターン:合格ガイド + 過去問280 + マンガ入門書
対象:測量の知識ゼロ・数学に不安がある方
| ステップ | 使用教材 | 目的 |
|---|---|---|
| Step 1 | よくわかる測量(マンガ) | 測量の全体像を掴む(1〜2週間) |
| Step 2 | 測量士補 合格ガイド | 知識の体系的なインプット(4〜6週間) |
| Step 3 | 測量士補 過去問280 | アウトプット+弱点補強(4〜6週間) |
費用は3冊合計で約7,500円程度。遠回りに見えますが、マンガで基礎を掴んでから本格テキストに入ることで、挫折リスクを大幅に減らせます。
効率重視パターン:1冊合格!+ まるっと過去問
対象:基礎知識がある方・短期間で合格したい方
- テキスト:1冊合格!測量士補試験 → コンパクトなため通読が速い
- 過去問:まるっと過去問題を効率的に学習 → 一問一答で知識確認+年度別で実践演習
- 費用:2冊合計で約4,700円
- 学習期間目安:1.5〜2ヶ月
最もコストパフォーマンスが高い組み合わせです。ただし、完全初心者には説明が不足する部分があるため、ある程度の下地がある方向けです。
じっくり理解パターン:やさしく学ぶ + 過去問280
対象:計算問題を基礎から理解したい方・確実に1回で合格したい方
- テキスト:やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト → 途中式が省略されず、計算の理解がしやすい
- 過去問:測量士補 過去問280 → 10年分の過去問で万全の演習量を確保
- 費用:2冊合計で約5,500円
- 学習期間目安:2.5〜3ヶ月
理解を重視するタイプの方に最適です。計算問題の解き方を根本から理解できるため、本番で初見の問題が出ても応用が利きます。
独学が不安な方は通信講座も選択肢に
「参考書だけで独学するのは不安…」という方は、通信講座の活用も検討してみてください。特にアガルートの測量士補講座は、合格率が全国平均の約3倍という実績を公表しており、講義動画+テキスト+質問対応がセットで受けられます。
費用は独学(5,000〜8,000円程度)と比べると高くなりますが、「1回で確実に合格したい」「質問できる環境がほしい」という方にはコストに見合った選択肢です。
測量士補に合格するための学習スケジュールと参考書の使い方

参考書が決まったら、次は「どう使うか」が重要です。ここでは、3ヶ月で合格を目指すモデルスケジュールと、効果的な勉強法を紹介します。
3ヶ月で合格を目指すモデルスケジュール
5月の試験に向けて、2月から学習を開始する場合のモデルスケジュールです。
| 期間 | やること | 1日の学習時間 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目(2月) | テキストを1周通読。各章の確認問題も解く | 1.5〜2時間 |
| 2ヶ月目(3月) | 過去問4年分を1周。間違えた問題をテキストで復習 | 1.5〜2時間 |
| 3ヶ月目(4月前半) | 過去問の間違えた問題を重点的に解き直し(2〜3周目) | 1.5〜2時間 |
| 試験直前(4月後半〜5月) | 模試形式で直近1〜2年分を時間を計って解く。弱点の最終補強 | 2〜3時間 |
合計学習時間は約130〜180時間。仕事をしながらでも十分にこなせるスケジュールです。
テキスト学習→過去問演習→弱点補強の3ステップ勉強法
合格者の多くが実践している勉強法は、以下の3ステップです。
- インプット(テキスト通読):テキストを1〜2周読み、全体像を把握する。完璧に理解する必要はなく、「だいたいこんな内容」というレベルでOK
- アウトプット(過去問演習):過去問を解き、実際の出題形式に慣れる。学習時間の6〜7割を過去問演習に充てるのが合格のコツ
- 弱点補強(テキストに戻る):過去問で間違えた分野をテキストで復習。理解が不十分な箇所を重点的にやり直す
テキストを何度も通読するよりも、早い段階で過去問に着手し、「解けなかった問題をテキストで復習する」サイクルを回す方が、圧倒的に効率的です。
計算問題が苦手な人のための克服テクニック
測量士補の計算問題で使う数学は、基本的に中学〜高校レベルです。ただし、三角関数や座標変換に慣れていないと最初はハードルが高く感じるかもしれません。
計算問題を克服するための具体的なテクニックは以下の通りです。
- まず公式を丸暗記する:理解は後から追いつきます。まずは「この問題パターンにはこの公式」を覚えましょう
- 同じパターンの問題を5問連続で解く:分野別の過去問集で同じ種類の計算を繰り返すと、解法が体に染みつきます
- 途中式を自分の手で書く:テキストの解説を目で追うだけでなく、必ず自分で紙に書いて計算しましょう
- 電卓は使わない:試験は電卓持ち込み不可です。日頃から手計算に慣れておくことが大切です
試験直前1週間の仕上げ方
試験前の最後の1週間は、以下のポイントに絞って仕上げましょう。
- 新しい問題には手を出さない:これまでに解いた問題の復習に集中する
- 間違いノートを見返す:過去問演習で間違えた問題をまとめたノートがあれば、最後に通読する
- 知識問題の暗記を最終確認:法規や測量機器の名称など、暗記系の分野を再確認する
- 試験当日のタイムマネジメントを決める:28問を3時間で解くため、1問あたり約6分が目安。時間配分を事前にシミュレーションしておく
測量士補の参考書に関するよくある質問(Q&A)
Q. 測量士補は参考書だけの独学で合格できますか?
合格できます。測量士補は合格率30〜50%、18問正解で合格の絶対評価試験であり、市販のテキスト1冊+過去問集1冊を3ヶ月しっかりやれば十分に合格圏内に入ります。実際、独学で合格している方が大多数です。ただし、数学に極端な苦手意識がある方は、通信講座の利用も選択肢として検討してください。
Q. 参考書は何冊買うべきですか?
テキスト1冊+過去問集1冊の2冊体制がベストです。3冊以上に手を広げると、どれも中途半端になりがちです。完全初心者の方は、さらにマンガ入門書を1冊追加して計3冊までが上限の目安です。まずは2冊を徹底的にやり込むことを優先してください。
Q. 古い版のテキストや過去問でも使えますか?
基本的な内容は大きく変わりませんが、作業規程の準則が改正された場合、古い版では改正内容に対応していない可能性があります。直近では令和5年に改正が行われているため、少なくともそれ以降に出版された最新版を使うことをおすすめします。中古でテキストを購入する場合は奥付の発行年を必ず確認してください。
Q. 数学が苦手でも測量士補に合格できますか?
合格できます。測量士補で使う数学は中学〜高校レベルが中心で、使う公式も限られています。計算問題の出題パターンは毎年似通っているため、公式を覚えて同じパターンの問題を繰り返し解けば対応可能です。不安な方は『よくわかる測量(マンガ)』で基礎を掴んでから、計算解説の丁寧な『やさしく学ぶ』で本格学習を始める流れがおすすめです。
Q. 測量士補に合格すると、どんなメリットがありますか?
主なメリットは3つあります。1つ目は、測量士補として登録すれば測量業務に従事できること。2つ目は、土地家屋調査士試験の午前の部が免除されること(受験戦略として非常に大きい)。3つ目は、建設・測量業界での就職・転職が有利になることです。特に2つ目のメリットを目的に、土地家屋調査士を目指す方が測量士補を先に取得するケースが多くあります。
まとめ:自分のレベルに合った参考書で効率的に合格を目指そう
測量士補は、正しい参考書を選び、過去問中心の学習を徹底すれば、独学でも十分に合格できる試験です。
この記事のポイントを整理すると:
- テキスト1冊+過去問集1冊の「2冊体制」が合格への最短ルート
- 完全初心者には『測量士補 合格ガイド』、計算重視なら『やさしく学ぶ』がおすすめ
- 過去問は最低4年分×3周を目標にする
- 計算問題(10〜15問)の対策が合否を分ける
- 3ヶ月・100〜200時間の学習で合格圏内に入れる
- 最新版のテキストを選び、誤植の有無もレビューで確認する
大切なのは、参考書選びに時間をかけすぎないこと。「これだ」と決めたら、あとは手を動かして問題を解く時間を最大化しましょう。この記事で紹介した組み合わせパターンを参考に、今日から学習をスタートしてみてください。
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