技術士試験の合格を目指すなら、模擬試験の活用は合格率を大きく左右する重要な対策です。特に建設部門の二次試験は合格率9.3%と極めて難関であり、本番を想定した実践練習なしに突破するのは容易ではありません。
この記事では、技術士模擬試験を提供しているおすすめの機関5選を費用・特徴とともに紹介し、建設部門に特化した選び方のポイントや、模擬試験を最大限に活かす勉強法まで解説します。「どの模擬試験を受けるべきか迷っている」「模擬試験の効果的な使い方がわからない」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
技術士の模擬試験とは?受けるメリットと合格率への影響

技術士の模擬試験は、本番と同じ形式・制限時間で出題される実践型の演習です。特に二次試験の筆記試験は論述形式であるため、時間内に論文を書き上げる訓練が欠かせません。まずは技術士試験そのものの概要と、模擬試験がなぜ有効なのかを整理していきます。
技術士試験の概要と建設部門の合格率【二次試験は9.3%】
技術士は、文部科学省が所管する科学技術分野の最高峰の国家資格です。試験は第一次試験と第二次試験に分かれており、最終的に技術士として登録するには両方に合格する必要があります。
第一次試験は「基礎科目」「適性科目」「専門科目」の3科目で構成され、各科目50%以上の正答率が合格基準です。受験資格に制限はなく、誰でも受験できます。2025年度の一次試験における建設部門の合格率は33.1%(受験者8,905名、合格者2,950名)でした。
一方、第二次試験は合格率が極めて低く、2025年度の建設部門では9.3%(受験者14,094名、合格者1,304名)にとどまっています。二次試験の受験には一次試験合格後に4年以上の実務経験が必要で、試験内容も「必須科目I」と「選択科目II・III」の論述形式です。知識だけでなく、応用力・課題解決力・論文構成力が問われるため、実践的な対策が不可欠です。
模擬試験の種類|会場型・在宅型・オンライン型の違い
技術士の模擬試験は、受験形式によって大きく3つに分かれます。
- 会場型:東京・大阪・名古屋などの会場で本番と同じ環境で受験する形式。緊張感のある中で時間配分の練習ができるのが最大のメリットです。
- 在宅型:問題がメールや郵送で届き、自宅で受験して答案を提出する形式。地方在住の方や、仕事の都合で会場に行けない方に適しています。
- オンライン型:Zoomなどを利用して、リアルタイムで講義と試験を受ける形式。会場型の緊張感と在宅型の利便性を両立しています。
どの形式でも添削・フィードバックが含まれるのが一般的です。自分のスケジュールや学習スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
模擬試験を受ける5つのメリット
模擬試験を受けることで得られるメリットは多岐にわたります。
- 本番の時間配分を体感できる:二次試験は必須科目が2時間、選択科目が3時間半。実際に時間を計って論文を書く経験は、本番での焦りを大きく軽減します。
- 論文の弱点が客観的にわかる:プロの講師による添削で、自分では気づかない論文構成の問題点やキーワードの不足が明確になります。
- 出題傾向を把握できる:各機関が過去問分析に基づいて作成した予想問題に触れることで、最新の出題トレンドをつかめます。
- 合否判定で現在地がわかる:模擬試験の結果から合格ラインとの差を把握し、残りの学習計画を修正できます。
- 本番への精神的な準備ができる:特に会場型の模擬試験は、試験独特の雰囲気に慣れる貴重な機会です。
模擬試験なしで合格は可能?独学との比較
結論から言えば、模擬試験なしでも合格は不可能ではありません。実際に独学で合格されている方もいます。ただし、独学の場合は「自分の論文の評価が客観的にわからない」という大きな課題があります。
技術士二次試験は論述形式のため、自己採点が非常に難しい試験です。過去問を解いても、自分の回答が合格水準に達しているかどうかの判断は、専門家でなければ困難です。模擬試験には添削が含まれるため、このギャップを埋められるのが大きなアドバンテージです。
費用面では独学が圧倒的に安上がりですが、不合格になった場合の受験料(14,000円)や1年間の時間ロスを考えると、模擬試験への投資は十分に回収できると言えるでしょう。特に、初受験の方や論文対策に不安がある方は、少なくとも1回は模擬試験を受けることをおすすめします。
技術士模擬試験のおすすめ提供機関5選【費用・特徴を比較】

技術士模擬試験を実施している主要な機関を5つ厳選しました。費用、対応部門、添削体制、受験形式などを比較しながら、建設部門を受験する方に特におすすめのポイントを解説します。
新技術開発センター(TCI)|会場・在宅の両対応で41,000円〜
新技術開発センター(TCI)は、技術士試験対策の老舗機関で、21の全技術部門に対応した模擬試験を提供しています。建設部門の模擬試験では、必須科目と選択科目の両方をカバーし、本番同様の時間設定で実施されます。
2026年度の模擬試験は東京・大阪・名古屋の3会場で実施されるほか、在宅受験も可能です。費用は41,000円(税抜)からで、早期申込みの場合は36,000円(税抜)に割引されます。添削付きの答案返却があり、段階的な学習カリキュラムと組み合わせた受講も可能です。
- 費用:41,000円〜(税抜)、早期割引で36,000円〜
- 形式:会場型(東京・大阪・名古屋)+ 在宅型
- 対応部門:全21部門
- 特徴:教育訓練給付金の対象講座あり
日経BP|建設部門特化の本番さながら模擬試験(66,000円)
日経BPの模擬試験は、建設部門と上下水道部門に特化しているのが最大の特徴です。本番とほぼ同じ条件で必須科目と選択科目の模擬試験を実施し、建設部門の9科目(土質・基礎、鋼構造、都市計画など)に対応しています。
2025年度は会場受験(東京・御茶ノ水、定員50名)とオンライン受験(Zoom、定員100名)の2方式で実施されました。試験前には50分間の講義があり、論文構成の要点や心構えを学べます。答案は受験者一人ひとりにアドバイスを添えて、約1週間〜10日で返却されます。講師は技術士受験指導歴29年のベテランです。
- 費用:66,000円(税込)
- 形式:会場型(東京)+ オンライン型(Zoom)
- 対応部門:建設部門、上下水道部門
- 特徴:建設分野に特化した出題と添削、試験前講義付き
技術士.com|独自予測問題と最大3回の添削(80,000円〜)
技術士.comは、過去3年の出題傾向から「テーマのキーワード」「技術者コンピテンシー」「ビジネス課題」「国の動き・法施行」の4要因を分析し、独自の予想問題を作成しています。自宅受験方式で、問題はメール配信されます。
最大の特徴は、1回の模擬試験につき最大3回まで添削を受けられる点です。1回目の添削結果をもとに論文を修正し、再添削を繰り返すことで着実にレベルアップできます。質問も無制限に対応しており、納得いくまで学習を深められます。
- 費用:80,000円〜280,000円(複数回予約で割引)
- 形式:在宅型(メール配信)
- 対応部門:20部門以上
- 特徴:最大3回の添削、無制限の質問対応、独自予測問題
JES(日本技術サービス)|半日試験+半日添削の速習型
JES(日本技術サービス)は技術士試験に特化した専門予備校で、全21部門に対応した模擬試験を実施しています。JESの模擬試験は「本番で1日実施する試験を半日で実施し、残り半日で採点と添削」というスピード感のある構成が特徴です。
試験当日に合否判定・問題点の指摘・弱点補強対策のフィードバックが得られるため、すぐに復習に取りかかれるメリットがあります。機械・建設・電気電子・環境など幅広い部門に対応しており、10,000円相当のテキストと問題分析資料も含まれます。
- 費用:28,800円〜
- 形式:会場型(東京)
- 対応部門:機械、建設、電気電子、環境、情報工学 ほか
- 特徴:当日中にフィードバック完了、テキスト・資料付き
アガルートアカデミー|合格率50%の実績を持つ通信講座
アガルートアカデミーは模擬試験単体のサービスではありませんが、通信講座の中に口頭試験の模擬面接や添削指導が含まれており、実質的な模擬試験体験ができます。令和6年度の二次試験で合格率50.00%(全国平均の4.81倍)という高い実績が特徴です。
講師がマンツーマンで実務経験証明書の作成から筆記試験の添削、口頭試験の模擬面接まで一貫してサポートします。質問は50回まで無料で、オンライン完結型のため全国どこからでも受講可能です。
- 費用:63,800円〜151,800円
- 形式:通信講座(オンライン完結)
- 対応部門:主要部門
- 特徴:合格率50%の実績、マンツーマン添削、口頭試験の模擬面接対応
出典:アガルートアカデミー「技術士試験の通信講座・予備校おすすめ7社を比較」
5社の費用・対応部門・添削回数を一覧で比較
| 機関名 | 費用(税込目安) | 形式 | 建設部門 | 添削 |
|---|---|---|---|---|
| 新技術開発センター | 約45,000円〜 | 会場・在宅 | ◎ | あり |
| 日経BP | 66,000円 | 会場・オンライン | ◎(特化) | あり(個別アドバイス付) |
| 技術士.com | 88,000円〜 | 在宅 | ◎ | 最大3回 |
| JES | 28,800円〜 | 会場 | ○ | 当日フィードバック |
| アガルート | 63,800円〜 | オンライン | ○ | マンツーマン添削 |
建設部門に特化した模擬試験を求めるなら日経BPが筆頭候補です。費用を抑えたい方はJES、じっくり添削を受けたい方は技術士.comが適しています。総合的なサポートを重視するならアガルートも有力な選択肢です。
技術士模擬試験の選び方|建設部門で失敗しない4つのポイント

模擬試験は決して安い買い物ではありません。建設部門の受験者が後悔しないために、選ぶ際に押さえておくべき4つのポイントを解説します。
建設部門の出題傾向に対応しているか
技術士試験は21部門に分かれており、模擬試験の対応範囲は提供機関によって異なります。建設部門は受験者が最も多い部門であるため、大半の機関が対応していますが、問題の質は機関によって差があります。
特に確認すべきは、自分が受験する選択科目(土質・基礎、鋼構造・コンクリート、都市及び地方計画、道路、建設環境など11科目)に対応した問題が出題されるかどうかです。建設部門に特化した機関であれば、各科目の出題傾向をより深く反映した問題が期待できます。
添削の質と回数をチェック
模擬試験の価値の大部分は、添削の質にあります。採点結果だけを返すのではなく、「なぜ不十分なのか」「どう書き直せば合格水準に達するか」まで踏み込んだフィードバックがあるかどうかを確認しましょう。
添削回数も重要なポイントです。1回の添削で完璧な論文が書ける人はほとんどいません。技術士.comのように複数回の添削に対応している機関であれば、修正→再添削のサイクルを通じて着実に論文力を高められます。
会場型か在宅型か?自分のスタイルに合った形式を選ぶ
会場型は本番の緊張感を味わえるため、初受験の方には特におすすめです。一方で、東京近郊以外にお住まいの方や、休日に会場へ行くのが難しい方には在宅型やオンライン型が現実的な選択です。
在宅型のデメリットは、自分でタイマーを管理する必要があることと、緊張感が本番と異なる点です。在宅で受ける場合は、可能な限り本番に近い環境を自分で作る工夫が大切です。たとえば、スマホの電源を切り、家族にも試験中であることを伝えて、集中できる環境を確保しましょう。
費用対効果を総合的に判断する
模擬試験の費用は28,800円〜280,000円と幅広く、単純に安いものを選べばよいというわけではありません。チェックすべきは以下の点です。
- 添削回数あたりの単価はいくらか
- テキストや講義など付随するサービスは含まれているか
- 質問サポートの有無と回数制限
- 教育訓練給付金の対象かどうか
教育訓練給付金の対象講座であれば、受講費用の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。新技術開発センターなどは対象講座があるため、該当する方は必ず確認しましょう。また、勤務先に資格取得の補助制度がある場合は、そちらも活用できるか調べてみてください。
技術士模擬試験を最大限活かす勉強法と活用戦略

模擬試験は「受けて終わり」にしてしまうと効果が半減します。事前準備から当日の取り組み方、添削結果の活かし方、そして本番までの追い込みまで、模擬試験を最大限活用するための戦略を解説します。
模擬試験前にやるべき準備|過去問5年分の反復が基本
模擬試験を有意義にするためには、ある程度の準備をした状態で受けることが重要です。何も準備せずに受けても「まったく書けなかった」という結果になりやすく、添削のフィードバックも活かしきれません。
最低限、過去問5年分を3回以上繰り返し解いておくことをおすすめします。すべてを完璧に書ける必要はありませんが、出題パターンと求められる論文の方向性を把握した状態で模擬試験に臨むことで、より実践的なフィードバックが得られます。
また、建設部門の場合は国土交通白書や建設業の動向に関する最新情報にも目を通しておきましょう。必須科目Iでは建設業界全体の課題に対する見解が問われるため、時事的な知識が論文の説得力を大きく左右します。
模擬試験当日の取り組み方|時間配分と論文構成を意識する
模擬試験当日に最も意識すべきは時間配分です。二次試験の必須科目は600字詰め答案用紙3枚を2時間で、選択科目は複数の設問を3時間半で仕上げる必要があります。
よくある失敗は、前半の設問に時間をかけすぎて後半が時間切れになるパターンです。模擬試験では、以下の時間配分を目安にしてみてください。
- 問題文の読み込み・構成メモ:全体の10〜15%(必須科目なら12〜18分)
- 本文の執筆:全体の75〜80%
- 見直し・修正:全体の5〜10%
論文構成では、「結論→理由→具体例→まとめ」の流れを意識することが大切です。採点者は大量の答案を読むため、冒頭で結論が提示されている答案は評価されやすい傾向があります。
添削結果の活かし方|弱点を可視化して重点対策に落とし込む
模擬試験の添削結果が返ってきたら、単に読むだけで終わらせないことが重要です。以下のステップで弱点を整理し、本番までの学習に反映させましょう。
- 指摘事項をカテゴリ分けする:「論文構成」「技術的知識」「キーワードの使い方」「文章表現」など、指摘の種類ごとに整理します。
- 致命的な弱点を特定する:合否に直結する問題点(論点のズレ、必須キーワードの欠落など)を最優先で対策します。
- 書き直して再提出する:可能であれば添削を受け直し、同じ弱点が改善されているか確認します。
- 類似の過去問で練習する:同じ弱点が出やすい設問を選んで繰り返し書くことで、本番での再発を防ぎます。
模擬試験後の追い込み勉強法|本番まで残り1ヶ月の過ごし方
模擬試験から本番まで残り1ヶ月の期間は、新しいことを詰め込むよりも「弱点の集中補強」と「書くスピードの向上」に注力しましょう。
具体的には、模擬試験で指摘された弱点に関連する過去問を2〜3題選び、実際に時間を計って書く練習を繰り返します。週に2〜3回のペースで論文を書ければ、本番までに6〜9本の練習量を確保できます。
また、建設部門の必須科目で頻出のテーマ(防災・減災、インフラ老朽化、担い手確保、DX推進など)については、自分なりの「テンプレート論文」を用意しておくのも効果的です。テーマごとに使う論点やキーワードを整理しておけば、本番で初見の問題が出ても対応しやすくなります。
技術士模擬試験の受験スケジュールと申込時期【2026年度版】

模擬試験を効果的に活用するには、受験のタイミングが重要です。2026年度の技術士試験スケジュールに合わせた模擬試験の受験計画を立てましょう。
2026年度 技術士試験の年間スケジュール
2026年度の技術士試験の主なスケジュールは以下の通りです。
| 時期 | イベント |
|---|---|
| 4月上旬 | 二次試験 受験申込受付開始 |
| 4月下旬 | 二次試験 受験申込受付締切 |
| 5〜6月 | 各機関の模擬試験実施時期(二次試験向け) |
| 7月 | 二次試験(筆記試験)実施 |
| 10月 | 二次試験(筆記)合格発表 |
| 10月 | 一次試験 受験申込受付 |
| 11〜12月 | 二次試験(口頭試験)実施 |
| 11月 | 一次試験 実施 |
| 翌2月 | 一次試験 合格発表 |
| 翌3月 | 二次試験(口頭)合格発表・技術士登録 |
模擬試験はいつ受けるのがベスト?推奨タイミング
二次試験の模擬試験は、本番の1〜2ヶ月前にあたる5月〜6月に受けるのが最も効果的です。この時期であれば、模擬試験の結果をもとに弱点を補強する時間が十分に確保できます。
2026年度の主な模擬試験日程は以下の通りです。
- 新技術開発センター:東京 2026年5月30日(土)、大阪 6月6日(土)、名古屋 6月13日(土)
- 日経BP:2025年度は6月上旬に実施(2026年度日程は公式サイトで要確認)
- 技術士.com:2026年度は年間18回の実施枠あり(随時申込可能)
一次試験向けの模擬試験を受ける場合は、本番(11月)の2〜3ヶ月前にあたる8月〜9月頃が適切です。新技術開発センターでは2026年7月と10月に一次試験の模擬試験を予定しています。
申込の締切に注意|人気講座は早期に満席になる
技術士模擬試験は定員制で実施されるケースがほとんどです。特に会場型の模擬試験は定員が限られており、日経BPの会場受験は定員50名、JESも過去に満席で受付終了となった実績があります。
3月〜4月の時点で模擬試験の申込みを完了しておくのが安全です。特に建設部門は受験者数が最多の部門であるため、建設部門対応の模擬試験は競争率が高くなる傾向があります。「受けたかったのに満席で申し込めなかった」という事態を避けるためにも、早めのリサーチと申込みを心がけましょう。
一次試験と二次試験で異なる模擬試験の使い方
一次試験と二次試験では出題形式がまったく異なるため、模擬試験の目的も変わります。
一次試験の場合は、択一式の問題であるため、模擬試験の主な目的は「時間配分の確認」と「苦手分野の洗い出し」です。過去問演習をベースにしつつ、模擬試験で本番に近い条件での実力チェックを行うイメージです。
二次試験の場合は、論述形式であるため、模擬試験の重要度が格段に上がります。論文の書き方は自己評価が難しく、プロの添削を受けることでしか改善点が見えにくいためです。二次試験の受験者にとって模擬試験は「受けたほうがいい」ではなく、「合格のためにほぼ必須の対策」と言えます。
技術士の模擬試験に関するよくある質問

Q. 技術士の模擬試験は何回受けるべきですか?
理想は2回です。1回目は現在の実力把握と弱点の洗い出しに使い、2回目は弱点を改善できたかの確認に使います。費用や時間の制約がある場合は、最低でも1回は受けておくことをおすすめします。
Q. 模擬試験の費用を会社に負担してもらうことはできますか?
多くの建設会社では、技術士などの資格取得に関する補助制度を設けています。受験料や講座費用の全額または一部を補助する企業も少なくありません。まずは人事部門や上司に確認してみましょう。また、教育訓練給付金の対象講座であればハローワークから受講費用の20%が支給されます。
Q. 一次試験でも模擬試験を受けたほうがいいですか?
一次試験は択一式のため、過去問演習を中心に対策すれば独学でも十分に合格可能です。模擬試験は必須ではありませんが、本番と同じ時間制限で全科目を通して解く練習として活用する価値はあります。特に時間配分に不安がある方にはおすすめです。
Q. 模擬試験で不合格判定だった場合、本番に合格できる見込みはありますか?
十分にあります。模擬試験はあくまで現時点での実力チェックであり、最終結果ではありません。模擬試験で不合格判定を受けた後に添削結果をもとに弱点を集中的に補強し、本番で合格を勝ち取った方は数多くいます。大切なのは、結果に落胆せず改善点を行動に移すことです。
Q. 口頭試験の模擬面接はどこで受けられますか?
筆記試験に合格した後の口頭試験対策として、アガルートアカデミーやJESなどが模擬面接を提供しています。口頭試験では業務経歴や技術者倫理について約20分間の面接が行われるため、事前に模擬面接で練習しておくことが合格率の向上に直結します。
まとめ:技術士模擬試験で合格可能性を高めよう
技術士試験、特に建設部門の二次試験は合格率9.3%の難関です。しかし、模擬試験を活用して弱点を把握し、添削を通じて論文力を磨くことで、合格に近づくことは十分に可能です。
この記事で紹介した内容をまとめます。
- 模擬試験は本番の時間配分の体感・論文の弱点把握・出題傾向の把握に効果的
- 建設部門に特化した模擬試験は日経BPが筆頭候補、費用重視ならJES、添削重視なら技術士.com
- 選ぶ際は出題対応範囲・添削の質と回数・受験形式・費用対効果の4点をチェック
- 過去問5年分の反復を済ませた上で模擬試験に臨み、添削結果は弱点整理→書き直し→再練習のサイクルで活用
- 二次試験の模擬試験は5〜6月が最適、人気講座は早期に満席になるため3〜4月に申込みを
模擬試験は「合格のための投資」です。費用はかかりますが、不合格による1年の遅れと再受験のコストを考えれば、十分に元が取れる対策です。まずは気になる機関の公式サイトをチェックして、2026年度の模擬試験に申し込んでみてください。
建設業界で、あなたのキャリアを次のステージへ。
技術士・施工管理技士・建築士などの資格を活かした転職やキャリアアップをお考えなら、建設・建築・インフラ業界に特化した、完全無料の転職支援サービス 「ジョブハウスエージェント」をご利用ください。業界に精通したアドバイザーが、経験や希望条件に合わせて最適な求人をご提案します。
著者:ジョブハウス建設 編集部
建設・建築・インフラ業界に特化した転職支援プラットフォーム「ジョブハウス建設」編集部です。技術士、建設コンサルタント、施工管理など、建設分野の幅広い専門職・技術職に関する情報を、現場の知見と最新データをもとに正確かつわかりやすく発信しています。
技術士試験の対策をさらに深めたい方へ
技術士試験の難易度は高い?一次・二次の合格率と必要勉強時間を徹底解説
技術士試験全体の難易度を他の国家資格と比較しながら解説しています。合格率の推移や部門別の傾向、必要な勉強時間の目安を知りたい方は、模擬試験の計画を立てる前にこちらの記事で全体像を把握しておくのがおすすめです。
技術士の受験資格は?一次・二次試験の条件と必要な実務経験を徹底解説
二次試験を受験するには一次試験合格後に4年以上の実務経験が必要です。自分がいつ二次試験を受験できるかを正確に把握することで、模擬試験の受講タイミングを逆算した学習計画が立てられます。
技術士は独学で合格できる?一次・二次の勉強法・勉強時間・独学の限界と対策
模擬試験を受けるか独学で進めるか迷っている方に向けて、独学のメリット・デメリットと限界を率直に解説しています。独学と模擬試験を組み合わせた効率的な学習法のヒントが見つかります。
RCCMの受験資格を徹底解説|実務経験年数・学歴・申込条件まとめ
技術士と並んで建設コンサルタントの登録に必要なRCCM資格について、受験資格を詳しく解説しています。技術士とRCCMのダブル取得を目指す方は、受験スケジュールの参考にしてください。
RCCM試験の過去問と効果的な勉強法をまとめた記事です。技術士試験と出題傾向が重なる部分も多いため、両方の資格取得を視野に入れている方は学習の相乗効果が期待できます。



