「測量士補の試験に合格したいけれど、どう勉強すればいいかわからない」「独学でも本当に受かるの?」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、測量士補は独学で十分に合格できる資格です。必要な勉強時間は約200時間で、過去問を中心とした正しい勉強法を実践すれば、3ヶ月程度の学習で合格を目指せます。令和7年度の合格率は51.2%と、国家資格のなかでは比較的高い水準です。

この記事では、測量士補試験の概要から科目別の攻略法、具体的な5ステップの勉強法、おすすめ教材、合格後のキャリアパスまで網羅的に解説します。これから測量士補の勉強を始める方は、ぜひ最後まで読んで学習計画の参考にしてください。

測量士補とは?試験の基本情報と合格率の推移【令和7年度は51.2%】

勉強法を考える前に、まずは測量士補がどんな資格なのか、試験の全体像を把握しておきましょう。試験のルールを知ることが、効率的な学習の第一歩です。

測量士補の仕事内容と測量士との違い

測量士補は、測量法に基づく国家資格で、測量士が作成した計画に従って測量業務を行う技術者です。建設現場や土木工事の現場では、測量は工事のあらゆる段階で必要とされるため、測量士補の需要は安定しています。

測量士と測量士補の主な違いは以下のとおりです。

項目 測量士 測量士補
業務範囲 測量計画の作成+実施 測量士の計画に従い実施
試験の難易度 合格率約10〜15% 合格率約30〜50%
勉強時間の目安 約500〜1,000時間 約200時間
受験資格 制限なし 制限なし

測量士補は受験資格に制限がなく、年齢・学歴を問わず誰でも受験できます。建設業界でキャリアアップを目指す方にとって、最初の一歩として取得しやすい資格です。

試験の出題形式・合格基準(28問中18問正解で合格)

測量士補試験は、マークシート方式の五肢択一式で、全28問が出題されます。各問25点の700点満点で、合格ラインは450点以上(28問中18問正解・正答率約65%)です。

試験時間は3時間(午後1時30分〜午後4時30分)で、1問あたり約6分半の時間があります。時間に余裕がある試験なので、落ち着いて解けるのも特徴です。

また、測量士補試験は絶対評価を採用しています。他の受験者の成績に左右されず、450点以上取れば全員合格できるため、自分のペースで確実に実力をつけることが大切です。

過去15年の合格率推移データ

測量士補試験の合格率は年度によってばらつきがありますが、近年は30〜50%台で推移しています。以下が過去の合格率推移です。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和7年(2025年) 13,363人 6,837人 51.2%
令和6年(2024年) 13,633人 4,276人 31.4%
令和5年(2023年) 13,480人 4,342人 32.2%
令和4年(2022年) 12,556人 5,540人 44.1%
令和3年(2021年) 12,905人 4,490人 34.8%
令和2年(2020年) 10,361人 3,138人 30.3%
令和元年(2019年) 13,764人 4,924人 35.8%
平成30年(2018年) 13,569人 4,555人 33.6%

出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」

令和7年度は51.2%と過去10年で最も高い合格率でした。ただし、これは例外的な数値で、例年は30%前後で推移しています。油断せず、しっかりと対策して臨むことが重要です。

令和8年度(2026年)の試験日程と申込スケジュール

令和8年度(2026年度)の測量士補試験の日程は以下のとおりです。

項目 日程
願書受付期間 令和8年1月5日(月)〜1月22日(木)
試験日 令和8年5月17日(日)午後1:30〜4:30
合格発表 令和8年6月25日(木)午前9時
試験手数料 2,850円

試験会場は北海道・宮城県・秋田県・東京都・新潟県・富山県・愛知県・大阪府・島根県・広島県・香川県・福岡県・鹿児島県・沖縄県の14都道府県に設置されます。願書の受付期間は短いため、早めに準備しておきましょう。

測量士補に合格するために必要な勉強時間は約200時間

測量士補の勉強法を考えるうえで、まず知っておきたいのが必要な勉強時間の目安です。ここでは初学者・経験者それぞれのケースや、1日あたりの勉強時間別スケジュールを解説します。

初学者は200時間・経験者は100時間が目安

測量士補試験に合格するために必要な勉強時間は、初学者で約200時間、測量の実務経験がある方で約100時間が一般的な目安です。

200時間と聞くと多く感じるかもしれませんが、宅建士(約300〜400時間)や土地家屋調査士(約1,000時間)と比較すると、かなり短い学習時間で合格を狙えます。建設業界の資格のなかでは、取得のハードルが低い部類に入ります。

ただし、数学が苦手な方や、まったくの未経験から勉強を始める方は、200時間では足りないケースもあります。余裕をもって250〜300時間を見積もっておくと安心です。

1日の勉強時間別シミュレーション(1時間/2時間/3時間)

仕事や学業と両立しながら測量士補の勉強を進める場合、1日にどれくらいの時間を確保できるかで、学習期間は大きく変わります。

1日の勉強時間 必要日数(200時間の場合) 学習期間の目安
1時間 約200日 約6〜7ヶ月
2時間 約100日 約3〜4ヶ月
3時間 約67日 約2〜2.5ヶ月

最もバランスが良いのは1日2時間 × 3ヶ月のペースです。仕事のある平日は通勤時間を使って1時間、帰宅後に1時間という配分であれば、無理なく継続できます。

勉強開始は試験3ヶ月前がベスト

令和8年度の試験日は2026年5月17日(日)です。3ヶ月前の2月中旬から勉強を始めれば、1日2時間ペースで約200時間を確保できます。

もし今から勉強を始めるなら、さらに余裕をもって取り組めます。早い時期から始めることで、1日あたりの勉強量を抑えつつ、復習の時間も十分に確保できるのがメリットです。

短期合格(1〜2ヶ月)を狙うなら1日3時間以上を確保する

試験まで1〜2ヶ月しかない場合でも、集中的に勉強すれば合格は可能です。ただし、1日3時間以上の勉強時間を安定して確保する必要があります。

短期合格を目指す場合は、テキストを読み込む時間を最小限にし、いきなり過去問から始める「アウトプット重視」の勉強法が効果的です。わからない問題はテキストで調べながら進めることで、頻出論点に絞った効率的な学習ができます。

測量士補の科目別攻略法と優先順位【配点から逆算】

測量士補試験は全28問ですが、すべての分野を均等に勉強する必要はありません。配点と出題頻度をもとに優先順位をつけて、効率よく合格点を目指しましょう。

【最優先】測量法規・測量数学で基礎固め

測量に関する法規と測量の基礎数学は、毎年安定して出題される最重要分野です。法規は暗記中心で得点しやすく、数学は他の測量分野の計算問題にも直結するため、最初に取り組むべき科目です。

法規では、測量法の目的・定義、測量士と測量士補の違い、作業規程の準則などが頻出です。テキストで基本的な条文を押さえたうえで、過去問を繰り返し解けば、確実に得点源にできます。

測量数学では、三角関数(sin・cos・tan)、座標計算、面積計算が中心です。公式を暗記して過去問のパターンに当てはめる練習を繰り返すのが最も効率的です。

【高配点】多角測量・水準測量・応用測量を重点的に学ぶ

多角測量(トータルステーション測量)、水準測量、応用測量は、それぞれ3〜4問ずつ出題される高配点分野です。この3分野だけで28問中9〜12問を占めるため、ここを押さえるかどうかで合否が分かれます。

  • 多角測量:方位角の計算、座標の計算、誤差の配分が頻出。計算パターンは限られているので、過去問を5年分解けば出題パターンを網羅できます
  • 水準測量:標高差の計算、レベルの使い方、誤差の許容範囲などが中心。知識問題も多く、比較的得点しやすい分野です
  • 応用測量:路線測量・河川測量・用地測量から出題。実務に近い内容で、法規と組み合わせた問題が出ることもあります

【後回しOK】地形測量・写真測量・地図編集・GNSS測量

これらの分野は出題数が各1〜2問と少なめです。すべてを完璧にするよりも、最優先・高配点分野で確実に得点してから、余裕があれば取り組むというスタンスで問題ありません。

ただし、写真測量のうち計算問題は比較的パターン化されており、公式を覚えれば得点しやすいです。GNSS測量は近年の出題傾向として重要度が上がっているため、基本的な原理(衛星を使った測位の仕組み)だけは押さえておきましょう。

文系でも大丈夫!計算問題を攻略する3つのコツ

測量士補の試験には、全28問のうち約10問が計算問題として出題されます。「数学が苦手だから不安…」と感じる方もいるかもしれませんが、以下の3つのコツを押さえれば文系出身でも十分に対応できます。

コツ①:使う公式は10個程度に絞られる

測量士補の計算問題で使う公式は、実はそれほど多くありません。三角関数の基本公式、座標変換、面積計算、標高計算など、10個程度の公式をしっかり暗記すれば、大半の問題に対応できます。

コツ②:過去問のパターンを覚える

計算問題は毎年似たようなパターンで出題されます。過去問5年分の計算問題をすべて解き、解法パターンを体に染み込ませることが合格への近道です。「理解」よりも「パターンの暗記と反復」を意識しましょう。

コツ③:電卓なしで解く練習をする

測量士補試験では電卓の持ち込みが禁止されています。日頃から電卓を使わずに手計算で解く習慣をつけておくことが重要です。特に、三角関数の値(sin30°=0.5、cos60°=0.5など)はよく使うので暗記しておきましょう。

独学で測量士補に合格する勉強法5ステップ

ここからは、独学で測量士補に合格するための具体的な勉強法を5つのステップに分けて解説します。初めて試験勉強をする方でも、この順番で進めれば効率よく合格力がつきます。

ステップ①:テキストを1周読んで全体像をつかむ(目安:2〜3週間)

まずはテキストを最初から最後まで1周読み通します。このとき、細部の暗記にこだわらず、「こんな分野があるんだ」と全体像をつかむことが目的です。

わからない箇所があっても立ち止まらず、どんどん先に進めましょう。1周目で完全に理解する必要はありません。全体を見渡すことで、2周目以降の理解が格段にスムーズになります。

テキストの読み方のコツは、以下のとおりです。

  • 各章の最初にある「学習のポイント」を先に読む
  • 図や表を中心に眺め、文章はざっと流す
  • 理解できなかった箇所には付箋を貼り、2周目で重点的に読む
  • 1章ごとに要点を3行でメモにまとめる

ステップ②:過去問を年度別に解いて出題傾向を把握する(目安:3〜4週間)

テキストを1周読んだら、すぐに過去問に取りかかります。測量士補試験は過去問の繰り返し出題率が非常に高いのが特徴です。

過去問を使った勉強では、以下のデータを意識してください。

  • 4年分の過去問を完璧にすると、本試験の約66%をカバー
  • 7年分まで広げると、約80%をカバー

つまり、過去問を徹底的にやり込むことが合格への最短ルートです。最低5年分、できれば7〜10年分の過去問を解くことを目標にしましょう。

初めて解くときは、本試験と同じ28問を時間を測って解きます。正答率を記録し、自分の現在地を把握することが大切です。

ステップ③:間違えた問題を分野別に仕分けし弱点を潰す(目安:2〜3週間)

過去問を解いたら、間違えた問題を分野ごとに分類します。「法規で落としたのか」「計算問題が苦手なのか」「応用測量が弱いのか」を明確にすることで、残りの勉強時間を効率よく配分できます。

弱点の潰し方は以下の手順で進めます。

  1. 間違えた問題をノートやExcelに分野ごとにまとめる
  2. テキストの該当箇所を読み直し、なぜ間違えたかを分析する
  3. 同じ分野の過去問を追加で解き、理解度を確認する
  4. 3日後・1週間後に再度解き直して定着を確認する

特に、「なんとなく正解した問題」も要注意です。消去法で選んだだけの問題は、本番では不正解になるリスクがあります。正解の根拠を説明できるかどうかを基準にしましょう。

ステップ④:計算問題のパターンを暗記して得点源にする(目安:1〜2週間)

測量士補の計算問題は、実は出題パターンが限られています。過去問を分析すると、以下のような定番パターンに集約されます。

  • 方位角の計算(多角測量)
  • 座標値の計算(多角測量)
  • 標高差・高低差の計算(水準測量)
  • 面積計算・座標法(応用測量)
  • 縮尺計算・写真測量の基礎計算
  • 誤差の計算・精度管理

これらのパターンを過去問ベースで繰り返し解き、解法の手順を体に覚えさせることが重要です。計算問題は知識問題と違い、解法さえマスターすれば確実に正解できる「安定した得点源」になります。

ステップ⑤:直前期は模擬試験形式で時間配分を体に覚えさせる(目安:1〜2週間)

試験1〜2週間前の直前期には、本番と同じ条件で模擬試験を実施しましょう。28問を3時間で解く練習を少なくとも3回は行います。

模擬試験で意識するポイントは以下のとおりです。

  • 知識問題を1問3〜4分で解き、計算問題に8〜10分を確保する
  • わからない問題には印をつけて飛ばし、最後にまとめて取り組む
  • マークシートへの転記時間(5〜10分)も考慮して時間配分する
  • 毎回の正答率を記録し、18問(合格ライン)を安定して超えているか確認する

模擬試験で安定して20問以上正解できていれば、本番でも合格できる力がついています。逆に18問前後でギリギリの場合は、弱点分野の補強にもう少し時間をかけましょう。

測量士補のおすすめ教材・無料学習リソース

効率的な勉強法を実践するには、自分に合った教材選びが欠かせません。ここでは、実際に多くの合格者が使っている定番テキストと、無料で活用できる学習リソースを紹介します。

定番テキスト「測量士補 過去問280」と「1冊合格!」

測量士補試験の独学で特に人気のあるテキスト・問題集は以下の2冊です。

①『測量士補 過去問280』(日建学院)

過去10年分の過去問を分野別に収録した問題集です。解説が丁寧で、なぜその選択肢が正解なのか・不正解なのかまで詳しく説明されています。過去問演習のメイン教材として最もおすすめです。

②『1冊合格!測量士補試験』(翔泳社)

テキストと問題が一体になった入門書で、測量の基礎知識がゼロの方でも無理なく学習を始められます。図解が豊富で、数学が苦手な方にも理解しやすい構成です。

基本的には、テキスト1冊+過去問集1冊の計2冊があれば合格に必要な教材は揃います。何冊も買い足すよりも、2冊を繰り返しやり込むほうが効果的です。

無料で使えるYouTubeチャンネル・Webサイト

テキストだけでは理解しにくい内容も、動画やWebサイトを併用することで理解が深まります。

  • YouTubeの測量士補対策チャンネル:計算問題の解き方を動画で解説しているチャンネルが複数あります。特に座標計算や三角関数の解法は、文字だけのテキストよりも動画のほうが理解しやすいです
  • 過去問解説サイト:過去問の各問題について詳しい解説を掲載しているWebサイトがあります。通勤中などスマホで手軽に復習するのに便利です

ただし、無料リソースだけに頼るのはおすすめしません。体系的なテキストで基礎を固めたうえで、補助的に動画やWebサイトを活用するのが効果的な使い方です。

通信講座を使うべき人・独学で十分な人の判断基準

測量士補は独学でも十分に合格できる資格ですが、以下に当てはまる方は通信講座の活用も検討してみてください。

独学で十分な人 通信講座がおすすめの人
自分でスケジュールを組んで勉強できる 一人では勉強のペースがつかめない
数学に抵抗がない 数学が極端に苦手で計算問題が不安
テキストを読んで理解するのが得意 動画で講義を聞くほうが頭に入る
費用をできるだけ抑えたい 短期間で確実に合格したい

通信講座は2〜5万円程度の費用がかかりますが、カリキュラムに沿って効率よく学習できるメリットがあります。特に、試験まで時間がない方や、一発で確実に合格したい方には有力な選択肢です。

国土地理院公式サイトで過去問を無料ダウンロードする方法

測量士補試験の過去問は、国土地理院の公式サイトから無料でダウンロードできます。試験問題と解答例がPDF形式で公開されており、直近数年分が入手可能です。

出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」

ただし、公式サイトの過去問には詳しい解説がついていません。問題を解くだけなら無料で十分ですが、解説付きでしっかり学びたい場合は市販の過去問集と併用するのがおすすめです。

測量士補を取得した後のキャリアパスと年収

測量士補の資格は取得して終わりではなく、その先のキャリアアップにつなげてこそ価値があります。ここでは、測量士補取得後のキャリアパスと年収の実態を解説します。

測量士補の平均年収は約310〜493万円

測量士補を含む測量関連の仕事の平均年収は、約493万円(求人ボックス調べ)です。ただし、測量士補の資格のみの場合は約310〜400万円程度が相場となります。

出典:求人ボックス「測量の仕事の平均年収」

年収に影響を与える要素は以下のとおりです。

  • 勤務地:東京都は平均約424万円、地方は275〜300万円程度
  • 企業規模:大手建設会社・建設コンサルタントは年収が高い傾向
  • 実務経験:経験5年以上で400万円台に到達するケースが多い
  • 資格手当:月5,000〜20,000円の資格手当を支給する企業もある

測量士へのステップアップで年収を上げる方法

測量士補から年収を上げる最もわかりやすいルートが、上位資格である「測量士」の取得です。測量士になると、測量計画の作成から携わることができ、業務範囲が大きく広がります。

測量士へのステップアップ方法は2つあります。

  1. 測量士試験に合格する:合格率は10〜15%と難易度は高いですが、測量士補の知識がベースになるため、効率よく学習できます
  2. 実務経験を積んで申請する:測量に関する大学を卒業し、所定の実務経験を積むことで、試験なしで測量士資格を取得できるルートもあります

測量士の資格を持つと、年収500〜600万円以上を目指すことが可能です。長期的なキャリアを考えるなら、測量士への挑戦を視野に入れておきましょう。

土地家屋調査士とのダブルライセンスで市場価値を高める

測量士補の資格を取得すると、土地家屋調査士試験の午前の部(測量に関する試験)が免除されるという大きなメリットがあります。

土地家屋調査士は不動産の表示登記に関する専門家で、独立開業も可能な高い市場価値を持つ資格です。年収は独立開業した場合、600〜1,000万円以上も十分に狙えます。

実際、多くの受験者が「まず測量士補を取得 → 午前試験免除で土地家屋調査士に挑戦」というルートでダブルライセンスを目指しています。測量士補の勉強がそのまま次のキャリアにつながるのは、大きな強みです。

建設業界での転職に測量士補が有利な理由

建設業界では慢性的な人手不足が続いており、測量士補の資格保有者は即戦力として歓迎されます。転職で測量士補が有利になる理由は以下のとおりです。

  • 測量は建設工事の全工程で必要:着工前の現地測量から竣工後の検査まで、測量技術は欠かせません
  • 有資格者の配置義務がある:測量業者の登録には測量士の配置が必要であり、測量士補はその補佐として重要な役割を担います
  • 他の建設系資格との相性が良い:施工管理技士や建築士などの資格と組み合わせることで、幅広い業務に対応できます
  • 公共工事の需要が安定している:インフラ維持・更新の需要は今後も高く、測量技術者の需要は安定しています

測量士補の勉強法に関するよくある質問

Q. 測量士補は独学で合格できますか?

はい、独学で十分に合格できます。測量士補は過去問の再出題率が高く、テキスト1冊+過去問集1冊を繰り返し学習すれば、独学でも合格力がつきます。合格率も30〜50%と国家資格としては高めなので、正しい勉強法で取り組めば初学者でも一発合格が可能です。

Q. 測量士補の勉強時間はどれくらい必要ですか?

初学者で約200時間、経験者で約100時間が目安です。1日2時間の勉強で3〜4ヶ月、1日3時間なら2〜2.5ヶ月で合格を目指せます。ただし、数学が苦手な方は250〜300時間を見積もっておくと安心です。

Q. 測量士補試験は過去問だけで合格できますか?

過去問だけでも合格は可能ですが、テキストとの併用がおすすめです。過去7年分の問題をマスターすれば本試験の約80%をカバーできるため、過去問が最重要教材であることは間違いありません。ただし、初学者の場合はテキストで基本的な知識体系を理解してから過去問に取り組むほうが、学習効率が高くなります。

Q. 測量士補は文系でも合格できますか?

文系出身でも問題なく合格できます。計算問題は全28問中約10問ですが、使う公式は限られており、パターンの暗記と反復練習で対応可能です。三角関数に苦手意識がある方は、YouTubeの解説動画を活用するのも効果的です。残りの18問は知識問題のため、文系の方のほうが得意なケースもあります。

Q. 測量士補を取得するメリットは何ですか?

建設業界でのキャリアアップと転職の武器になります。資格手当(月5,000〜20,000円)が支給される企業もあり、すぐに収入アップにつながります。さらに、土地家屋調査士試験の午前の部が免除になるため、ダブルライセンスへの足がかりとしても価値の高い資格です。

まとめ:測量士補は正しい勉強法で独学合格を目指せる

測量士補試験は、約200時間の勉強で独学合格を十分に狙える資格です。この記事で紹介した内容のポイントを振り返りましょう。

  • 合格基準は28問中18問正解(正答率65%)で、合格率は例年30〜50%台
  • 勉強時間の目安は初学者で約200時間、1日2時間 × 3ヶ月がベスト
  • 科目ごとに優先順位をつけ、法規・数学 → 多角・水準・応用測量の順に攻略
  • テキスト1周 → 過去問演習 → 弱点克服 → 計算パターン暗記 → 模擬試験の5ステップ
  • 過去問7年分をマスターすれば、本試験の約80%をカバーできる
  • 測量士補は、測量士や土地家屋調査士へのステップアップの足がかりになる

令和8年度の試験日は2026年5月17日(日)です。今から計画的に勉強を始めれば、十分に合格を狙えます。まずはテキストを手に取り、第一歩を踏み出してみてください。

建設業界でのキャリアアップを目指す方にとって、測量士補は最初に取得すべき資格のひとつです。資格取得後の転職やキャリアの選択肢を広げたい方は、ぜひ専門のサポートも活用してみてください。

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著者:ジョブハウス建設 編集部

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測量士補の次に読みたい!建設系資格の勉強法・難易度ガイド

測量士補の勉強法を把握したら、次は建設業界でさらにキャリアを広げる資格にも目を向けてみましょう。施工管理や技術士など、測量士補と相性の良い資格の勉強法・難易度をまとめました。