測量士は、建設・土木・不動産などの分野で不可欠な国家資格です。道路や橋梁、トンネルといったインフラ整備の出発点となる「測量」を担う専門職であり、資格保有者には安定した需要と高い市場価値があります。

「測量士の資格に興味があるけれど、どうやって取得すればいいのかわからない」「試験は難しいと聞くけれど、実際の合格率はどれくらい?」と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

この記事では、測量士の資格取得方法を4つのルートに整理し、試験の難易度や合格率の推移、年収データ、さらにキャリアアップ・転職への活かし方まで幅広く解説します。20代・30代で建設業界のステップアップを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。

測量士とは?建設業界で求められる国家資格の基本

まずは測量士という資格の基本を押さえましょう。どのような役割を担い、建設現場でどう活躍しているのかを理解することで、資格取得のモチベーションも高まります。

測量士の役割と法律上の位置づけ

測量士は「測量法」に基づく国家資格で、国土交通省国土地理院が管轄しています。測量業者が事業を行うには、営業所ごとに1名以上の測量士を配置することが法律で義務付けられています(測量法第55条の12)。つまり、測量士がいなければ測量業の登録自体ができません。

測量士の主な役割は、測量計画の作成です。クライアントの要望や現場条件を踏まえ、どのような方法・機器で測量を行うかを設計し、作業全体を統括します。

測量士と測量士補の違い|業務範囲・権限を比較

測量に関する国家資格には「測量士」と「測量士補」の2種類があります。両者の最大の違いは測量計画を作成できるかどうかです。

項目 測量士 測量士補
測量計画の作成 ○(可能) ×(不可)
測量作業の実施 ○ ○(測量士の指示のもと)
試験の難易度 高い(合格率10〜15%前後) 中程度(合格率30〜40%前後)
営業所への配置義務 あり(必須) なし
独立開業 可能 不可

測量士補は測量士の作成した計画に従って測量作業を行う技術者です。まずは測量士補を取得し、実務経験を積んでから測量士にステップアップするルートも一般的です。

建設現場における測量士の具体的な仕事内容(外業・内業)

測量士の仕事は、大きく「外業」と「内業」の2つに分かれます。

外業(フィールドワーク)は、現場でトータルステーションやGNSS測量機器を使い、土地の位置・高さ・距離・面積などを計測する作業です。建設工事の着工前に行う「基準点測量」や、道路・河川の計画に欠かせない「地形測量」、完成後の「出来形測量」などがあります。

内業(デスクワーク)は、外業で取得したデータをCADソフトやGISで処理し、図面や報告書を作成する業務です。近年はドローンやレーザースキャナーで取得した3D点群データの解析も増えています。

一人前の測量士になるまでには約5年程度の実務経験が必要とされ、機器の操作スキルだけでなく、現場の状況判断力やチームマネジメント能力も求められます。

測量士の需要が高まっている背景|インフラ老朽化とi-Construction

近年、測量士の需要は一段と高まっています。その理由は主に2つあります。

1つ目は、インフラの老朽化対策です。高度経済成長期に建設された橋梁・トンネル・道路などの社会インフラが一斉に更新時期を迎えており、点検・補修・建て替えに伴う測量業務が急増しています。

2つ目は、国土交通省が推進する「i-Construction」(建設DX)です。ICT測量、ドローン測量、3Dデータの活用が標準化されつつあり、最新技術に対応できる測量士の価値がますます高まっています。

測量士の有資格者は高齢化が進んでおり、若手の測量士は建設業界全体で強く求められている状況です。

測量士の資格を取得する4つのルート【学歴・経験別に解説】

測量士の資格を取得するには、大きく分けて4つのルートがあります。国家試験に合格する方法だけでなく、学歴と実務経験の組み合わせで取得する方法もあるため、自分の状況に合ったルートを選ぶことが重要です。

ルート①|国家試験に合格する(受験資格なし・誰でも挑戦可能)

最もシンプルなルートが、測量士国家試験に合格する方法です。受験資格に制限はなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。

試験は年1回、例年5月に実施されます。合格後に国土地理院へ登録申請を行えば、測量士として正式に登録されます。独学や通信講座を活用しながら、働きながら取得を目指す方にも適したルートです。

ルート②|大学・短大・高専で測量科目を履修+実務経験

文部科学大臣が認定した大学・短大・高等専門学校で測量に関する科目を修了した場合、一定期間の実務経験を積むことで測量士資格を取得できます。

  • 大学(測量に関する科目を修了):卒業後、実務経験1年以上
  • 短大・高専(測量に関する科目を修了):卒業後、実務経験3年以上

このルートは試験を受ける必要がないため、在学中に測量関連の科目をしっかり履修しておけば、卒業後に実務経験を積むだけで資格が取得できます。

ルート③|測量専門の養成施設を卒業する

国土交通大臣が認定した「測量に関する専門の養成施設」(専門学校など)を卒業する方法もあります。養成施設で1年以上の課程を修了し、その後実務経験を2年以上積むことで、測量士の資格が得られます。

養成施設は測量の実技を体系的に学べるため、測量未経験から基礎を固めたい方に向いています。

ルート④|測量士補から実務経験でステップアップ

測量士補の資格を取得後、国土地理院が実施する「測量に関する専門の養成施設」の課程(実務研修)を修了することで、測量士へステップアップするルートです。

測量士補試験の合格率は30〜40%程度と測量士試験より大幅に高いため、まず測量士補に合格してから段階的に上を目指すのは現実的な戦略です。

高卒・未経験から最短で測量士を目指すおすすめルート

高卒で測量の実務経験がない場合、最短ルートは以下のいずれかです。

パターンA:国家試験に直接挑戦受験資格がないため、独学や通信講座で勉強し、試験合格を目指します。合格までの勉強時間は300〜500時間が目安です。早ければ半年〜1年で合格可能ですが、合格率は10%台と厳しい戦いになります。

パターンB:養成施設→実務経験測量の養成施設(1年課程)を卒業後、測量会社で2年の実務経験を積めば、試験なしで資格を取得できます。合計3年で確実に資格が手に入るのがメリットです。

どちらを選ぶかは、試験勉強に充てられる時間と費用のバランスで判断しましょう。

測量士試験の難易度と合格率|合格率10%台の壁を超えるには?

測量士試験は国家資格の中でも難関に分類されます。ここでは合格率の推移や、試験が難しい理由を具体的に見ていきましょう。

過去7年間の合格率推移【最新データ】

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和7年(2025年) 3,703人 1,487人 40.2%
令和6年(2024年) 3,717人 485人 13.0%
令和5年(2023年) 3,667人 379人 10.3%
令和4年(2022年) 3,194人 460人 14.4%
令和3年(2021年) 2,773人 498人 18.0%
令和2年(2020年) 2,276人 176人 7.7%
令和元年(2019年) 3,232人 479人 14.8%

出典:アガルート 測量士試験の合格率(国土地理院公表データに基づく)

令和7年度は合格率40.2%と例年を大きく上回りましたが、これは試験制度の見直しが影響したものです。令和6年度以前は合格率7〜18%で推移しており、決して簡単な試験ではありません。令和8年度以降の合格率がどの水準に落ち着くかは注視が必要です。

測量士試験が難しい3つの理由(出題範囲・数学・記述式)

測量士試験の難易度が高い理由は、主に以下の3つです。

①出題範囲が広い基準点測量、地形測量、写真測量、応用測量、地図編集など、測量のほぼ全分野から出題されます。さらにGNSSやリモートセンシングなど最新技術に関する問題も含まれるため、幅広い知識が求められます。

②高度な数学知識が必要座標計算、三角関数、誤差論、最小二乗法など、大学レベルの数学を使う問題が出題されます。文系出身者にとっては特にハードルが高い部分です。

③午後試験に記述式がある午前の択一式だけでなく、午後には記述式の問題があり、計算過程を含めた論述力が問われます。単なる暗記では太刀打ちできない点が、合格率を押し下げる要因になっています。

他の建設系資格との難易度比較(土地家屋調査士・施工管理技士など)

資格名 合格率目安 勉強時間目安 難易度
測量士 10〜15% 300〜500時間 ★★★★☆
測量士補 30〜40% 100〜200時間 ★★☆☆☆
土地家屋調査士 8〜10% 1,000〜1,500時間 ★★★★★
1級土木施工管理技士 30〜40% 100〜400時間 ★★★☆☆
技術士(建設部門) 10〜15% 500〜1,000時間 ★★★★★

測量士は土地家屋調査士や技術士ほどではないものの、施工管理技士より難易度は高めです。ただし受験資格がないぶん、学歴や経験に関係なく挑戦できる点は大きな魅力です。

合格に必要な勉強時間の目安|300〜500時間が目標ライン

測量士試験の合格に必要とされる勉強時間は300〜500時間が一般的な目安です。1日2時間の勉強で5〜8ヶ月、1日3時間なら3.5〜5.5ヶ月ほどかかる計算です。

ただし、測量の実務経験がある方や、理系のバックグラウンドがある方は300時間以下で合格するケースもあります。逆に、測量が初めてで文系出身の場合は500時間以上を見積もっておくと安心です。

効率よく学習するには、過去問を繰り返し解くことが最も効果的です。出題パターンは比較的固定されているため、過去5〜10年分の問題を3周以上こなすことで、合格ラインに到達しやすくなります。

測量士試験の概要と出題内容【2026年度最新】

ここでは令和8年度(2026年度)の測量士試験について、日程や出題形式を整理します。受験を検討中の方は、早めにスケジュールを把握しておきましょう。

試験日程・受験料・申込方法

項目 内容
試験日 令和8年(2026年)5月17日(日)
願書受付期間 令和8年1月5日〜1月22日
受験料 書面申請:4,250円/電子申請:4,200円
合格発表 令和8年7月9日(木)午前9時
試験会場 北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
受験資格 なし(年齢・学歴・実務経験不問)

出典:アガルート 測量士の試験日など日程や申し込み方法

申込は書面・電子の両方に対応しています。電子申請のほうが50円安いため、特別な理由がなければ電子申請がおすすめです。

午前試験(択一式28問)の出題範囲と攻略ポイント

午前試験は択一式(マークシート)28問で構成され、試験時間は2時間30分です。出題範囲は以下の通りです。

  • 測量に関する法規
  • 多角測量
  • 汎地球測位システム測量(GNSS測量)
  • 水準測量
  • 地形測量
  • 写真測量
  • 地図編集
  • 応用測量

1問あたり25点で、合計700点満点です。午前試験で一定の基準点(おおむね400点前後)を超えないと午後試験が採点されないため、まずは午前突破が最初の関門になります。

攻略のポイントは、法規と水準測量で確実に得点することです。これらは比較的出題パターンが固定されているため、過去問演習の効果が出やすい分野です。

午後試験(記述式)の出題形式と選択科目の選び方

午後試験は記述式で、必須問題1題+選択問題(4分野から2分野を選択)の構成です。試験時間は2時間30分です。

選択科目は以下の4分野から2つを選びます。

  • 基準点測量
  • 地形・写真測量
  • 地図編集
  • 応用測量

選択科目は自分の得意分野や実務経験に合わせて選ぶのが基本です。一般的には、「基準点測量」と「応用測量」の組み合わせが受験者に人気があります。計算問題が多いぶん対策がしやすく、得点を安定させやすいためです。

合格基準と配点のしくみ

測量士試験の合格基準は、午前試験と午後試験の合計点が一定のラインを超えることです。

  • 午前試験:択一式28問 × 25点 = 700点満点
  • 午後試験:記述式 = 700点満点
  • 合計:1,400点満点

合格ラインは年度によって変動しますが、おおむね合計910点前後(65%程度)が目安とされています。午前で足切りにならないよう、午前・午後のバランスを意識した学習計画を立てましょう。

測量士の年収・給料はいくら?経験年数・地域別に比較

資格を取得した後、実際にどれくらいの収入が見込めるのかは気になるポイントです。政府統計をもとに、測量士の年収を多角的に分析します。

測量士の平均年収は約501万円【政府統計データ】

厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)によると、測量士の平均年収は約501.6万円です(令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)。日本の給与所得者の平均年収が約460万円であることを考えると、やや上回る水準と言えます。

出典:アガルート 測量士の年収・給料(厚生労働省jobtag・令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)

経験年数による年収の変化|1年目〜15年以上

経験年数 男性の年収目安 女性の年収目安
0年(未経験) 約283万円 約265万円
1〜4年 約370万円 約292万円
5〜9年 約471万円 約287万円
10〜14年 約479万円 約315万円
15年以上 約575万円 約424万円

出典:アガルート 測量士の年収・給料(厚生労働省・令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)

男性の場合、経験5年を超えると年収400万円台後半に達し、15年以上のベテランになると575万円程度まで上がります。経験を積むほど着実に年収が上がる資格職であることがわかります。

企業規模・地域別の年収差

企業規模 年収目安
10〜99人 約476万円
100〜999人 約610万円
1,000人以上 約584万円

注目すべきは、従業員100〜999人規模の中堅企業が最も年収が高い(約610万円)という点です。大手よりも中堅規模の測量会社やゼネコンのほうが、技術者一人ひとりの貢献度が評価に直結しやすいことが背景にあると考えられます。

年収アップにつながる資格の組み合わせ(土地家屋調査士・補償業務管理士)

測量士の資格だけでも十分に市場価値はありますが、関連資格を組み合わせることで年収アップの可能性がさらに広がります。

  • 土地家屋調査士:不動産登記の測量・申請業務ができるようになり、独立開業の幅が広がります。測量士との相性は抜群で、ダブルライセンスの需要は高い
  • 補償業務管理士:公共事業に伴う用地補償の専門家。測量と用地補償をセットで対応できると、公共工事の受注力が大幅に向上します
  • 1級土木施工管理技士:測量から施工管理まで一貫して対応できる人材として、ゼネコンや建設コンサルタントでの評価が高まります

独立開業を視野に入れる場合、測量士+土地家屋調査士のダブルライセンスで年収1,000万円以上を実現している方もいます。

測量士の資格を活かしたキャリアアップと転職戦略

測量士の資格は取得がゴールではなく、キャリアのスタートラインです。ここでは、資格をどう活かして年収アップや理想の働き方を実現するかを解説します。

測量士が活躍できる業界・企業の種類

測量士の活躍の場は、測量専門会社だけではありません。以下のような幅広い業界で需要があります。

  • 測量会社:最もオーソドックスな就職先。基準点測量や地形測量を中心に業務を行います
  • 建設コンサルタント:道路・橋梁・河川などの設計に必要な測量データを提供。上流工程に携われるため、スキルの幅が広がります
  • ゼネコン(総合建設業):大規模工事の現場測量を担当。施工管理と連携しながら精度の高い測量を行います
  • 不動産・デベロッパー:用地測量や境界確定に関わる業務があります
  • 官公庁・地方自治体:公共測量の発注・管理側として測量の知識を持つ技術職員が求められます

独立開業という選択肢|測量士事務所の開設要件

測量士は独立開業が可能な資格です。測量業の登録を受ければ、個人事務所を開設して測量業務を請け負うことができます。

開業に必要な主な要件は以下の通りです。

  • 測量士の資格を保有していること
  • 営業所に測量士を1名以上配置すること
  • 都道府県知事を経由して国土地理院に測量業の登録申請を行うこと
  • 測量機器(トータルステーション・GNSS受信機など)の準備

独立開業のタイミングとしては、実務経験を10年程度積み、安定的に受注できるネットワークを構築してからが一般的です。公共測量の入札参加資格を取得すれば、安定した仕事の確保にもつながります。

建設業界での転職市場における測量士の評価

測量士は建設業界の転職市場において、高い評価を受ける資格です。その理由は3つあります。

1つ目は、法定配置義務です。測量業の営業所には測量士が必須のため、有資格者には常に一定の需要があります。

2つ目は、有資格者の高齢化です。測量士の平均年齢は45歳を超えており、若手の有資格者は引く手あまたの状態です。

3つ目は、ICT測量の普及です。ドローンや3Dスキャナーなど最新技術に対応できる測量士は、従来の測量会社だけでなくIT系企業やスタートアップからも注目されています。

20代・30代が測量士資格で転職を成功させるポイント

若手が測量士の資格を武器に転職するための具体的なポイントを紹介します。

①資格+実務経験のセットで差別化資格を取得しただけでなく、どのような現場でどのような測量を行ったかの実績を整理しましょう。特にICT測量やドローン測量の経験があれば、大きなアピールポイントになります。

②転職先の業態を見極める測量会社、建設コンサルタント、ゼネコンでは求められるスキルや働き方が異なります。年収アップだけでなく、ワークライフバランスやキャリアパスも含めて検討しましょう。

③建設業界に特化した転職サービスを活用一般的な転職サイトでは測量士の求人が見つかりにくい場合があります。建設・インフラ業界に特化した転職支援サービスを利用することで、非公開求人を含む好条件の求人に出会える可能性が高まります。

測量士の資格に関するよくある質問(Q&A)

Q1. 測量士の資格は独学でも合格できますか?

合格は可能です。過去問を中心とした学習で合格している方は多くいます。ただし、合格率10〜15%と難易度が高いため、独学の場合は500時間以上の勉強時間を見込んでおくのが安全です。数学が苦手な方や測量が初めての方は、通信講座の活用も検討しましょう。

Q2. 測量士と測量士補、どちらを先に取るべきですか?

まず測量士補から取得するのがおすすめです。測量士補は合格率30〜40%と比較的取得しやすく、測量の基礎知識を体系的に学べます。測量士補として実務経験を積みながら測量士を目指すルートは、着実にスキルアップできるため実務面でもメリットがあります。

Q3. 測量士の資格に有効期限はありますか?更新は必要ですか?

測量士の資格に有効期限はなく、更新手続きも不要です。一度取得すれば生涯有効な資格です。ただし、測量業者としての登録(営業登録)は5年ごとの更新が必要ですので、独立開業の場合は注意してください。

Q4. 文系出身でも測量士の試験に合格できますか?

文系出身者でも合格実績はあります。ただし、三角関数・座標計算・最小二乗法など数学的な内容が多く出題されるため、数学の基礎から復習が必要です。通信講座では文系向けの解説を充実させているものもあるので、活用するとハードルを下げられます。

Q5. 測量士の需要は今後も続きますか?将来性はありますか?

測量士の需要は今後も安定して続くと見込まれています。インフラの老朽化に伴う更新工事、防災・減災事業、i-Constructionの推進により、測量業務の案件は増加傾向です。さらにドローン測量や3Dスキャニングなど新技術への対応力がある測量士は、将来的にもさらに評価が高まるでしょう。

まとめ|測量士の資格は建設業界でのキャリアを広げる強力な武器

測量士は、建設・インフラ業界の基盤を支える国家資格です。この記事のポイントを整理します。

  • 測量士は測量計画を作成できる上位資格で、営業所への配置が法律で義務付けられている
  • 資格取得には4つのルートがあり、受験資格なしの国家試験に直接挑戦することも可能
  • 試験の合格率は例年10〜15%前後で推移しており、300〜500時間の勉強が必要
  • 平均年収は約501万円で、経験15年以上では575万円に到達
  • 関連資格とのダブルライセンスや独立開業で、さらなる年収アップも実現可能
  • インフラ老朽化やi-Constructionの推進で、若手の測量士は引く手あまた

測量士の資格は取得までに努力が必要ですが、そのぶん取得後のリターンは大きい資格です。建設業界でのキャリアアップを目指す方は、ぜひ挑戦を検討してみてください。

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著者:ジョブハウス建設 編集部

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