日勤とは言葉の通り、日中の昼間に働く勤務形態のことを指します。企業の多くが日勤での勤務時間を設定していますが、工場や病院などの24時間稼働する現場では日勤で働く人もいたり、夜勤と組み合わせたシフトで働く方もいたりと様々です。

何となく一般的に日勤の方が主流だと思う方も多いかもしれませんが、「日勤が自分に合った働き方なのかわからない…。」といった悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は日勤が具体的にどんな働き方なのか、また1日のタイムスケジュールや夜勤と比較したメリットなどを徹底解説!最後に日勤に向いている人の特徴も紹介していますので、ぜひお仕事探しの参考にしてみてください。

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日勤とは

冒頭でも触れた通り、日勤とは日中の昼間に働く勤務形態です。企業によって勤務時間は異なりますが、基本的には8時〜17時または9時〜18時(休憩1時間を含む)を基本労働時間としています。また日勤は24時間稼働する職場でも採用されることが多く、深夜帯に働く夜勤と組み合わせたシフトである「2交替」やより細かくシフト時間をわけた「3交替」の勤務時間を設定する職場もあります。

2交替について

2交替とは、日勤と夜勤を一定期間ごとに繰り返して働くシフトです。企業によって勤務時間は異なりますが、夜勤の場合は22時から翌朝5時まで深夜手当として、基本給の25%割増の給与が発生します。なので2交替は「日勤のみで働くよりも効率的に稼ぎたい」という方には特にオススメの働き方です。2交替のシフト例は以下の通りです。

<2交替のシフト例>

勤務日・休日 勤務シフト
1日〜5日の平日5日間 8:00〜17:00の日勤
6日〜7日の土日2日間 休み
8日〜12日の平日5日間 22:00〜7:00の夜勤
13日〜14日の土日2日間 休み
15日〜19日の平日5日間 8:00〜17:00の日勤

3交替について

3交替とは、日勤・準夜勤・夜勤を一定期間ごとに繰り返して働くシフトです。3交替は2交替よりも勤務シフトが細かく分かれるぶん、勤務時間が事前にしっかりと決められています。そのため残業が少なく、仕事とプライベートの時間をきっちり分けることができるでしょう。3交替のシフト例は以下の通りです。

<3交替のシフト例>

勤務日・休日 勤務シフト
1日〜5日の平日5日間 8:00〜17:00の日勤
6日〜7日の土日2日間 休み
8日〜12日の平日5日間 16:00〜翌1:00の準夜勤
13日〜14日の土日2日間 休み
15日〜19日の平日5日間 0:00〜9:00の夜勤
20日〜21日の土日2日間 休み
22日〜26日の平日5日間 8:00〜17:00の日勤

例)日勤の場合の1日のタイムスケジュール

ここではトヨタの期間従業員募集の求人を参考に、日勤で働いた場合の1日のタイムスケジュールを見てみましょう。

<トヨタ期間工の1日のタイムスケジュール>

時間 スケジュール
6:25〜8:30 作業
8:30〜8:40 10分休憩
8:40〜10:40 作業
10:40〜11:25 食事休憩
11:25〜13:25 作業
13:25〜13:35 10分休憩
13:35〜15:05 作業

※ 参考:トヨタ自動車期間工・期間従業員特集|ジョブハウス工場

※ 上記スケジュールはあくまでも一例です。勤務先によって時間が異なります。

トヨタの期間工では朝から勤務する1直と、夕方から勤務する2直を1週間ごとに繰り返す「連続2交替」のシフトが基本となっています。そのなかでも日勤のシフトでは出勤時間が6時25分と早いぶん、定時は15時5分と夕方前になります。家に帰る時間が夜遅くならないので、退勤後は買い物の時間に充てたり趣味を楽しむ時間にしたりとプライベートの時間をたっぷり確保できます。

日勤のメリット

さて、日勤の働き方について理解が深まったところで「日勤で働くと何か良いことがあるの?」と疑問を抱く方もいらっしゃると思います。今回は日勤のメリットを2つのポイントに分けて紹介します。

1:朝型の生活リズムを保ちやすい

日勤のメリットの1つ目は、朝型の生活リズムが安定的に保てることです。日勤は基本的に日中の勤務時間が固定で設定されています。そのため、朝日を浴びて体内時計をリセットしてから仕事に向かうことができます。また日勤で働く事によって生活リズムが整うと、休日も朝早く起きられるようになります。早起きの習慣が身につくことで、休日は朝から時間を有効活用することもできますね。

2:友人や家族との予定を合わせやすい

日勤のメリットの2つ目は、友人や家族との予定を合わせやすいことです。基本的に日勤の仕事終わりは夕方ぐらいになります。そのため仕事終わりに空いているお店が多く、友人と外食に行く時の店選びに困りません。また前日夜にきちんと体を休められているので、休日の日には朝から出かけることもできるでしょう。遠出やアクティブな予定も立てやすくなりますね。

日勤のデメリット

それでは次に、日勤のデメリットを2つのポイントに分けて紹介します。

1:深夜手当がつなかいためお金が貯まりにくい

日勤のデメリットの1つ目は、深夜手当がつかないためお金が貯まりにくいことです。深夜手当は基本的に夜勤で働く場合に貰える手当で、22時から翌日の5時までの間に基本給の25%割増の給与が発生します。つまり日勤のみのシフトで働くと、夜勤に比べて給与が低くなってしまいます。しかし残業手当や資格手当など、深夜手当以外にも様々な手当が発生する場合があります。お仕事探しの際は、基本給以外に支給される手当にも注目してみるといいでしょう。

2:通勤や帰宅ラッシュに巻き込まれやすい

日勤のデメリットの2つ目は、通勤や帰宅ラッシュに巻き込まれやすいことです。一般的な会社勤めの方の多くは日勤で働いています。そのため多くの方が同じ時間帯に通勤することになり、満員電車や渋滞などの通勤ラッシュが発生してしまいます。ですが、なるべく空いているルートを通ったり、ピークの時間とずらして通勤するなどの対処法もあります。お仕事探しの際は勤務時間だけでなく、通勤手段やルートの確認もしておくといいでしょう。

夜勤のメリット

日勤のメリット・デメリットが確認できたところで、夜勤で働いた場合と比べてみましょう。ここでは夜勤のメリットを3つのポイントに分けて紹介します。

1:深夜手当でお金を稼ぎやすい

夜勤のメリットの1つ目は、深夜手当が発生して稼げることです。前章で触れた通り夜勤では、22時から翌朝5時までの間に深夜手当として基本給の25%割増の給与が発生します。そのため日勤のみの仕事で働くよりも、夜勤ありきで働く仕事の方が収入が高い傾向にあります。また、夜勤で深夜手当が発生している間に残業すると、プラスで残業手当も発生するので、頑張り次第でさらに収入アップを目指せます。

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2:通勤ラッシュを避けて通勤できる

夜勤のメリットの2つ目は、通勤時間がいわゆる「ラッシュ」の時間帯とずれるため、比較的ゆったりと通勤ができることが多いという点です。朝混む電車も夕方になればガラガラ…ということは珍しくありません。車通勤の方も、自分が通勤するころには下りは混みだすけど上りの道路はすいている…なんてこともあるでしょう。通勤にストレスを感じている方は1度夜勤を検討してみても良いかもしれません。

3:対人関係でストレスを感じにくい

夜勤のメリットの3つ目は、対人関係でストレスを感じにくいことです。前章でも触れた通り一般的な会社勤めの方は日勤で働く人が多いです。そもそもなぜ多くの会社で日勤のシフトが一般的かというと、会社同士のやり取りや一般消費者の対応が日中に行われるため、朝から夕方にかけての時間を勤務時間とするケースが多いのです。つまり夜勤シフトに入るということは、勤務時間中の社外の人とのやり取りを減らせる可能性が高いということでもあります。職種にもよりますが、より顧客対応を減らしたいという方は夜勤シフトに積極的に入ってみるのも1つの手です。

日勤に向いている人の特徴

では、最後に日勤に向いている人の特徴をご紹介します。これからお仕事探しをする予定の方は、日勤が自分に合う働き方かどうか、ぜひチェックしてみてください。

朝型の生活リズムを保ちたい人

日勤は日中の昼間の時間帯に働くぶん、深夜帯などの夜遅い時間は働きません。そのため、毎日朝日を浴びて体内時計をリセットしてから仕事に向かうことができます。すると徐々に生活リズムが朝型になり、休日も早起きがしやすくなります。朝方になっていくことで健康的な生活リズムを手に入れるだけでなく、1日の時間を有効活用できるようになるため、プライベートを充実させたい方も日勤に向いていると言えるでしょう。

友人や家族との時間を確保したい人

日勤は仕事終わりの時間が夕方ぐらいになります。場所にもよりますが、多くの飲食店、商業施設が空いている時間帯でしょう。そのため仕事終わりに友人と時間を合わせて買い物や食事を外で楽しむ…といったこともしやすいですよね。また家族との時間を重要視している方は、仕事終わりに家族で食卓を囲んだり、家族団らんの時間を過ごすこともできます。日勤は自分の時間だけでなく、大切な人との時間も大事にしたい方にもオススメの働き方です。

まとめ

日勤とは、日中の昼間の時間に働く勤務形態です。深夜の時間帯で働くことはないため健康的な生活リズムを継続できるほか、友人や家族との予定を合わせやすいメリットがあります。ですが夜勤の場合でも深夜帯に夜勤手当が発生するため、日勤のみの仕事よりも高い収入を得ることができます。お仕事探しの際は、それぞれ自分に合った働き方を比較・検討することが大切と言えるでしょう。

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