日本のものづくり産業を支えている工場でのお仕事。スマートフォンや自動車など、私たちが日頃よく使っている製品の多くは、全国各地の工場で生産されています。そんな私たちの暮らしを支えているからこそ工場での仕事に従事する人材は需要が高く、「工場の仕事は給料が高い」と言われています。この記事では、工場勤務が稼げると言われる理由や、工場勤務に向いている人の特徴などについて徹底解説します!

いろんな角度から見る製造業(工場勤務)の年収

お仕事を探すうえで、収入はとても重要なポイントですよね。ここからは、製造業の業種、世代や雇用形態などに分けて平均年収をご紹介します。

分野別に比較した際の工場勤務の年収

製造業と一口に言ってもさまざまな分野があります。作る製品も食品や鉄製品など、分野によってさまざまです。では製造業界で稼ぎやすいのは一体どのような分野なのでしょうか?分野別に平均年収をまとめてみました!

職種 平均年収
食料品製造業 354.3万円
金属製品製造業 429.1万円
電子部品・デバイス・電子回路製造業 516.5万円

※参照:e-stat賃金構造基本統計調査(産業計・産業別) 

※きまって支給する現金給与額(所定内給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は458万円となっているようなので、スマートフォンなどを作る電子部品・デバイス・電子回路製造業は平均年収を大幅に上回っていることがわかります。

世代別の工場勤務の年収

続いて、世代別で見た場合の工場勤務(製造業)の平均年収は以下の通りです。

年齢(男女計) 平均年収
20〜24歳 296万円
25〜29歳 351.7万円
30〜34歳 401.1万円
35〜39歳 454.8万円
40〜44歳 501.5万円
45〜49歳 530.2万円

※参照:e-stat賃金構造基本統計調査(産業計・産業別)

※きまって支給する現金給与額(所定内給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算

上記の画像を見ると、20〜44歳までの期間は4年ごとに平均年収が50万円ほど高くなっていることがわかります。工場勤務においては、勤続年数に比例して平均年収も高くなるようですね。

雇用形態別の工場勤務の年収

最後に、雇用形態別で見た場合の工場勤務の平均年収をご紹介します。

雇用形態 平均年収
正社員・正職員 488万円
正社員・正職員以外 284.5万円

※参照:e-stat賃金構造基本統計調査(産業計・産業別)

※きまって支給する現金給与額(所定内給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算

正規雇用と非正規雇用では、約200万円ほど平均年収が変わってくることがわかりました。正規雇用の場合は定期的に昇給したり、賞与が支給されるケースが多いことからこのような結果に繋がっているようです。

工場の給料が高い理由について

前章では、世代別や雇用形態によって年収例が変わってくることがわかりました。ここからは、工場勤務の給料が高いと言われる理由について解説していきます。

手当や福利厚生が充実しているため

工場でのお仕事は危険物を扱ったり、高所で作業を行うことがあります。その際は法で定められている「特殊勤務手当」に基づき爆発物取扱等作業手当、高所作業手当が支給されます。また企業によっては交替手当や、フォークリフトや溶接などの資格保持者に資格手当が支給されることもあり、さらに給与が高くなることがあります。他の業種と比べてイレギュラーも多いため、工場勤務は稼ぎやすいと言えるでしょう。

残業代が付くため

工場のお仕事では、残業が発生することも珍しくありません。原則1日8時間、1週間で40時間を超えて働くと最低でも25%割増で残業代が支払われます。繁忙期には残業が月20時間以上になるケースも多くあるようで、「残業続きでしんどい」という人もいるようですが、中には「残業代で稼げるのが嬉しい」という声もあるようです。

深夜手当が付くため

工場では機械が24時間稼働しているところも多く、日勤と夜勤を交代で行う交替勤務の働き方を採用している企業があります。深夜22時〜翌5時までの時間帯で働いた場合、基本給に25%割増の賃金が上乗せして支払われます。1つ前でお伝えした残業代と合わせると、約50%の割増賃金が支払われることになり、お得に稼げますね。

昇給・昇格により給料が上がるため

正社員として工場で働いた場合、毎年の昇給や役職の昇格によって収入アップが期待できます。工場には一般社員に始まり、班長や係長、工場長までさまざまな役職があります。当然上の立場になるにつれ責任も重くなりますが、単なる収入アップだけでなく自身の成長にも繋がるため、昇格を目指す方も多くいるようです。

工場勤務に向いている人の特徴

工場で働いた場合の年収や、工場での給料が高い理由についてお伝えしてきました。「稼げるには魅力的だけど、自分にもできるかな?」と思われた方もいるかもしれませんね。ここからは、工場勤務に向いている人の特徴についてご紹介します。

黙々と作業をこなすことが得意

工場勤務ではライン上で製品の組立や検査を行ったり、基本的には同じことを繰り返すルーティンワークがメインになります。大勢でワイワイ働くよりも、1人で黙々と作業するのが好きな人に向いている仕事です。そのため、決まった作業をコツコツと進めていくのが得意な人は活躍できるでしょう。

短期間でがっつりお金を貯めたい

工場勤務は時給が高めに設定されていることも多く、時給1,500円以上のお仕事もたくさんあります。中には格安の社員食堂が完備されているお仕事もあり、毎月の食費代を抑えられるケースもあります。そのため、短期間でがっつりお金を貯めたいという方に工場勤務はぴったりです。また交替制のお仕事や夜勤のお仕事を選ぶと、交替手当や深夜手当でより稼ぎやすいのでおすすめです。

機械やものづくりが好き

工場勤務はさまざまな製品を作るものづくりの仕事です。たとえば自動車工場では部品が車体に取り付けられていく様子を、また食品工場では食材が商品になり出荷される様子を間近で見ることができます。機械をいじったりものづくりが好きな方は、工場勤務が向いていると言えるでしょう。詳しい仕事内容について知りたい方は、こちらのコラムも合わせてご覧ください。

まとめ

この記事では、工場勤務の給料が高い理由や、工場勤務に向いている人の特徴をお伝えしました。「工場で働いてみたい!」と思われた方は、ぜひ工場・製造業求人数No.1の求人サイト【ジョブハウス工場】をご利用ください。現在お住まいのエリアや希望の収入など、あなたの理想の条件に絞ってお仕事探しができます。また、無料の会員登録でお得な求人情報をお届けできるほか、専任のキャリアアドバイザーがあなたを就業まで丁寧にサポートします。ぜひ合わせてご利用ください。最後までお読みいただきありがとうございました!

■ さっそくお仕事を検索

■ 登録たったの1分!無料会員登録をしてかしこくお仕事探ししませんか☆