女性でも安心して働ける職場
私の勤めていたサカガワ電産の従業員はほとんどが女性でした。
派遣会社の担当の方と社員さんしか男性は居ませんでした。
そのせいか、毎日退社時間になると派遣会社の方が外で待っていて、見送りをしてくださっていました。
仕事内容としては某電池生産会社の下請けのお仕事をしていました。
作業する人は全員、静電気防止の手袋をはめて作業します。
電池の期限をハンコでパッケージに押したり、電池を一つずつ丁寧に、絶縁シートをつけて入れていったりしました。
中には、製品のシール貼りやLEDの製品を作る担当の方も居られました。
電池を収納するパッケージを一つ一つ組み立てたり、ビスハメをしたりと工程は様々です。
食堂もありましたが、給湯室のような感じでお弁当を食べる程度の場所でした。
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派遣会社の違い
こちらの会社では、派遣会社が複数入っておりました。
派遣会社の待遇の違いは聞いたことがありません。
私の居た派遣会社は車を持っていない方には送迎もしてくれていました。
大体同じ派遣会社同士で固まっていることが多かったです。
制服が違うので、一目見たらどの派遣会社から派遣されているかわかっていました。
長い間勤めておられる方も数名おり、派遣会社に今日の出来事を伝えたりする、リーダー的な存在でした。
その方たちは、難易度の高い作業を担当していました。
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仕事内容
向き不向きはあると思いますが、私にはとても合っていました。
私はある時期、1ヶ月半くらいボンドを絞る作業をしておりました。
工場でボンドを絞る仕事!?と驚く方もいるかもしれませんが、これは製品を大量に製造することになった期間の特殊な例です。
パーツの貼り付けのためにボンドを使用するので、ひたすらにボンドを絞りだします。
もちろん他の人は別の作業をしていて、誰かがつまずくと後に響くタイプの、いわゆるライン作業でした。
ボンド絞りは硬くて、出なくなったりもして、たまに止まりましたが、何とかほとんど
止めることなくやりきりました。
しかし、しばらく腱鞘炎のような症状に苦しみました。
工場勤務は同じことを繰り返し行うので、特定の箇所を痛めたりもします。
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やりがいが見つけられる
私がやりがいがあるなと思ったのは、特に製品のパッケージの組立作業でした。
パチパチとはまるのが気持ちよく、慣れてくるとスピードがどんどんあがっていき、やりがいを感じるのです。
そういう番組をよくテレビで拝見するのですが、どの業界にもいるプロフェッショナル達は、パートでも、小さい事でも、プロフェッショナルなのです。
自分に合った仕事であれば、誰よりも早く正確にできるようになるのです。
単純計算で、1秒で組立てが終わったら、1分間で60個も作れるのです。
それはもう、小さな世界かもしれませんが、プロフェッショナルです。
「工場の仕事って、自分に与えられた仕事を極めたり出来る環境なんだなぁ」
その会社は、そういう気持ちにさせてくれる会社でした。
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