思った以上に技術が必要な工場の仕事
工場の仕事というと、誰でも簡単に操作できる機械での作業、いわゆるマシンオペレーターを想像していました。
しかし実際には自分の感覚で金属を加工する必要がありました。
たとえば、金属を切断するときは、指定された長さをメジャーを使い目測で切断します。
スポット溶接でも、決められた場所を溶接するのではなく、必要な強度が出るよう自分で調整しなければなりません。
ここでの作業は、人の感覚や判断が重要でした。
技術が求められることは、裏を返すと自分の能力の伸びしろがあるということです。
単純作業、流れ作業では得られない「やりがい」を感じることができました。
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正確さと速さの両立の難しさ
工場内では、いくつかのグループに分かれて、分担して機械の部品を作っていました。
もし金属加工を失敗したり、指示されたようにできなかったりした場合、前の工程のグループにお願いしてもうひとつ余分に部品を作ってもらう必要があります。
要するに自分のミスによって、他人の仕事を増やしてしまうのです。
そのため、できるだけ正確に作業することを心がけていました。
しかし、ミスを恐れるあまり作業が遅くなっていたようで、上司に「フェラーリ作ってるわけじゃないんだぞ!」と怒鳴られてしまいました。
慣れるまでは難しいと思いますが、この正確さと速さの両立は工場の作業には必要なことであると認識できた瞬間でした。
職場の人間関係は縁で決まる
職場の人間関係は、私の場合恵まれている方だと思いました。
私を怒鳴った上司も、その後の休憩時に分かりやすく仕事の説明をしていただきました。
別の上司とも、仕事に関係のない話題で盛り上がったのを覚えています。
同じ派遣の同僚たちとは、お昼の休憩時にみんなで集まり、社員食堂のランチを食べながら気軽に話せたので居心地がよかったです。
プライベートで会うほどではないものの、人間関係で疲れた・しんどいといった経験はありませんでした。
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モノづくりを楽しんだもん勝ち!
工場の仕事の魅力は、自分が作ったものが世の中に出るという点です。
手作業が好き、自分の技術を向上させたいという人は向いている仕事かもしれません。
結局のところ「モノづくり」に魅力を見いだせるかどうかで、工場の仕事を楽しめるかどうかが決まると感じました。
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勤務した会社:株式会社東芝(TOSHIBA) 兵庫工場
口コミ提供者:30代男性
口コミ提供日:2019/01/25
