普段なかなか聞かない建築工場と住宅工場ですが、その給与・雇用形態をご存知の方はもっと少ないのではないでしょうか。

この記事ではそんな建築工場・住宅工場の求人、とりわけ給与・雇用形態について説明していきます。


建築・住宅工場ってどんなところ?

皆さんの住んでいる「家」。それらを作る上で重要な役割を担っているのが建築住宅工場なんです!

 

概要

建築・住宅業界はハウスメーカーとゼネコンという2つの分野に分けることができます。

ハウスメーカーは、工場内で県建築の際に必要なパーツを作り、戸建てやマンションなどの個人向けの建築物を扱います。対してゼネコンは、大型商業施設や橋や道路などのインフラ整備などの大型建築物を扱います。


大手企業

ハウスメーカーの大手企業は、大和ハウス、積水ハウス、住友林業などです。ゼネコンでは、大林組、大成建設、清水建設などがあげられます。


 近年の動向

震災復興や2020年東京オリンピック開催決定を受けて、建築・住宅業界の需要が高まる一方で、各企業は人材確保に奔走しています。

特に、オリンピックイヤーに向けての2018、19年に建設需要はピークを迎えると言われています。東京オリンピック終了後は需要が落ち着くため、経営力強化のために合併が行われる可能性があります。


また、この業界は職人のような経験を積んだ工場ワーカーが多く働いているので、彼らが退職した後には不安が残ります。そのため、新しい人材の育成にも力を入れていくと考えられます。



そもそも、雇用形態ってどんなのがあるの?

雇用形態は、大きく分けると正社員・契約社員・派遣社員・請負契約・アルバイト、パートの5つがあります。工場の求人では様々な雇用形態がありますので、注目してみてください。

 

正社員

正社員は正規雇用で企業に雇われた労働者です。給与体系は一般的に月給制が多いですが時給制や日給制の場合もあります。

ジョブハウス工場には、正社員登用制度を備えた求人も多数ありますので、是非ご覧になってください。


契約社員

契約社員は民間企業と有期の直接雇用契約を結んだ労働者です。 給与体系は日給の場合が多いですが、月給制の場合もあります。


派遣社員

派遣社員は実際に働く企業とは労働契約はなく、派遣元の人材派遣会社と労働契約を結んでいる労働者です。派遣会社に正社員として雇用されている場合でも、派遣先の企業では派遣社員として扱われます。


請負派遣

請負契約とは成果物に対して報酬が支払われる契約のことで、その過程は自由なことが特徴です。

労働の過程、作業時間などはあまり考慮されない場合が多く、成果物のクオリティが報酬の基準となります。成果物がない場合、報酬が支払われないこともあります。


アルバイト、パート

アルバイト、パートは主に時給で働く非正規雇用者です。大学生や主婦が多く、大学生やフリーターはアルバイト、主婦はパートと呼ばれるのが通例となっています。

 


建築・住宅工場の給与・雇用形態について

建築・住宅工場の職種別に分けて、給与・雇用形態について説明していきます。なお、この業界の求人を見ると、派遣などの非正規雇用の割合が多くなっています。

 

システム修理、生産技術、メンテナンス、実験

・職種 

木材の加工


・雇用形態 

正社員(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約2:1くらいとなっています。なお、今回は正社員をピックアップして紹介します。)


・給与形態

給与は時給制になっています。このように、正社員でも時給の場合があります。時給1200~1500円となっています。

年収例:40歳:月給27万円 


・勤務形態 

勤務時間は08:00~17:00の日勤と、00:00~08:00の夜勤、2つになっています。

残業・または夜勤の場合、その分の時給が1500円程度にアップします。週休2日制で土日が休日です。また、祝日、長期休暇などもあります。


・福利厚生

社会保険の完備の他、給料の週払い、交通費支給もあります。

 

フォークリフト、クレーン、運搬作業

・職種 

フォークリフト


・雇用形態 

派遣社員(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約半々くらいとなっています。なお、今回は派遣社員をピックアップして紹介します。)


・給与形態

給与は時給制になっています。時給1200円となっています。

年収例:20歳:月給22万円 


・勤務形態 

勤務時間はの07:50~17:50の日勤となっています。基本的に週休2日制で土日が休日ですが、土曜日の出勤がある場合もあります。


・福利厚生

社会保険の完備の他、社員食堂が利用できること、有給があることが挙げられます。

 

軽作業、半田、検査、ピッキング

・職種 

製品の検査・仕分け・梱包


・雇用形態 

派遣社員(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約1:3くらいとなっています。なお、今回は派遣社員をピックアップして紹介します。)


・給与形態

給与は時給制になっています。時給1000円となっています。

年収例:18歳:月給19万円 


・勤務形態 

勤務時間はの08:00~16:55の日勤となっていますが、残業もあります。シフトによる休日のため、固定の曜日に休めるわけではありません。


 ・福利厚生

社会保険の完備、単身寮有り、資格試験の補助が挙げられます。

 

組立、組付け、塗装、板金

・職種 

屋根部品の組立


 ・雇用形態 

派遣社員(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約1:4くらいとなっています。なお、今回は派遣社員をピックアップして紹介します。)


・給与形態

給与は時給制になっています。時給1100円となっています。

年収例:20歳:月給21万円 


・勤務形態 

勤務時間はの08:00~15:00の日勤となっています。土日休日の他、ゴールデンウィークや夏季休暇もあります。


 ・福利厚生

社会保険の完備や、有給、単身寮有り、さらに作業着の貸出もあります。

 

*雇用条件は各雇用先によって異なりますので、上記はあくまで一つの例としてお考えください。

なお、詳しい雇用条件について知りたいという方は《ジョブハウス工場》に掲載されている各社紹介記事や求人記事をご覧になってみてください。

 

 

建築・住宅工場で働くにあたってのポイント

次に、建築工場・住宅工場で働くときに注目すべきポイントをいくつか紹介していきます。

 

 寮完備とは?

紹介するポイントは1つ目は寮についてです。工場の求人では、建築・住宅業界の寮完備の求人が多いです。

このおかげで全国各地から人がきて、働くことが出来ます。職場に通いやすい事の他にも、様々な人と仲良くなれるというメリットがあります。


正社員のお仕事

2つ目の紹介するポイントは正社員かどうかについてです。働くにあったて、正社員として雇用されているかどうかはとても重要です。

給与の他、福利厚生の面でも違いが出てきますので、そういったところにも注目して見てください。


女性も大丈夫?

紹介するポイント、3つ目は働いている人の性別についてです。一口に工場労働と言っても、そこには力仕事など様々な仕事があるため、女性でも出来る仕事なのかをしっかり見極める必要があります。

また同性の仕事仲間がいれば安心して働けますよね。女性の皆さんは、是非こういった労働環境にも注目して仕事を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

仕事を探すうえでのポイント

重要なポイントについて説明していきます。


 雇用形態

正社員での雇用なのか、派遣(期間工)やアルバイト、パートとしての雇用なのかは仕事を探す上で非常に重要な点です。

収入の差以外にも、福利厚生、例えば社会保険費用の自己負担がどの程度や寮・社宅が利用できるかなどにもつながってきます。是非、自分の条件に合った求人を探してみてください。 


給与形態

月給なのか、時給なのか、日給なのかという給与形態は生活に直結する問題です。

月にどのくらいの労働でどの程度の収入なのかが分かるとその月の収支が分かるだけでなく、未来に向けた人生設計もできるようになります。 


福利厚生

最後の仕事を探す上で重要なポイントは、福利厚生です。福利厚生とは非金銭的な報酬のことで、それ以外にも交通費などをはじめとした各種手当もここに含まれます。

社会保険の有無や有給、最近では社員の健康に焦点を当てた食品の支給なども出てきました。同じ仕事をするのであれば、福利厚生が整っている会社のほうが働きやすいですよね。こういった点にも着目してみてください。



最後に

以上で「建築工場・住宅工場の勤務条件はご存知ですか?」の記事は終わります。

 

ジョブハウス工場にはこんな記事も!

《ジョブハウス工場》には建築・住宅業界の求人のほか、機械・金属・鉄鋼業界や、食品・飲料業界といった様々な求人記事や特集記事も(多数)掲載していますので、ぜひそちらも併せてご覧になってみてください。または建築・住宅業界の工場においては様々な職種があり、自分に合ったものが見つかるかもしれません。

 

ジョブハウス工場ではこんなことも!

《ジョブハウス工場》にまだ登録していないという方は、この機会にご登録をしてみてはいかがでしょうか。

《ジョブハウス工場》では専属のキャリアコンサルタントによる、転職・就職活動の際に必要な履歴書や面接の対策に関する相談や、求職者様に合ったお仕事の紹介などもメールや電話で随時承っています。こちらのサービスも併せてご利用ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!