自動車・自動車部品・バイク業界にはどのような用語が存在し、どのような場面で使われているのでしょうか?このページでは自動車・自動車部品・バイク業界の主な専門用語をご紹介していきたいと思います!

 

 

あ行で始まる専門用語


・アーシング

バッテリーのマイナス極と各電装部品間を電気抵抗率のより低い電線で直接結線する改修のこと。内部での発電効率と燃焼効率を上げるために行われる。

 

・アイドリング

エンジンを無負荷状態で最低限度の回転数で動かし、即稼働できる状態にしておくこと。省エネのために行う。

 

・アクティブ・ヨー・コントロール(AYC)

ハンドル角、速度、ブレーキ、旋回Gなどのセンサを基に後輪左右の駆動移動をコントロールする。コーナリング中に発生するヨー・モーメントを制御し、旋回性能を向上させるシステムのこと。全ての車に搭載されているわけではない。

 

・アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)

自動車のヘッドライトの構造の一種で、走行中のコーナリング時においてステアリング操舵方向に光軸を向け、進行する方向に光を照射することで視認性向上を図った物のこと。

 

・アッカーマン・ジャントー

4輪自動車におけるステアリングに関する基礎的な理論のこと。スリップアングル等のトラブルが発生しないことをを前提にした、ごく低速での移動時における、4輪全てが滑らかに動くための条件。

 

・アフターファイア

車やバイクのエンジン内部で燃焼しきれなかった未燃焼ガスが、エキマニやマフラー内の熱で引火して、音や炎とともにマフラーから排出される現象のこと。騒音公害だけでなく、自然環境にも悪い。

 

・アンチロック・ブレーキ・システム

急ブレーキあるいは低摩擦路でのブレーキ操作において、車輪のロックによる滑走発生を低減する装置のこと。滑走発生を低減することで事故の防止に繋がる。

 

 

 ・インストールメントパネル

 前席正面に設置されているスピードメーター、タコメーター、燃料計、水温計、距離計などの自動車の走行に必要な情報を指し示す計器類のこと。


 ・インテークマニホールド

 エンジンが吸い込む混合気または空気[1]を複数のシリンダーに分配する、枝分かれした管路のこと。エンジン燃焼の効率化を促す。

 

 

・エンジン

動力を発生させる機械のこと。使用するオイルやシステムによって様々なものがある。

 

・エンジンオイル

潤滑作用のため。エンジンに使用される油のこと。モーターオイルとも呼ばれる。

 

・エンジンブレーキ

エンジンに燃料を送り込まないことで、抵抗が生じさせブレーキ制動作用をもたらすこと。独立した装置があるわけではない。

 

 

・オートマチックトランスミッション

変速機の一種で、車速やエンジンの回転速度に応じて変速比を自動的に切り替える機能を備えたトランスミッション(変速機)のこと。

 

・オートローン

いわゆる、自動車ローンのこと。マイカーローンなど、金融機関によって呼び方がちがう。

 

・オフロード

舗装されている道路以外の場所。対義語はオンロード。

 

・オルタネーター

交流発電機のこと。自動車内部では、ダイオードなどを使い、直流へと整流されることが多い。

 

・オンロード

舗装されている道路のこと。対義語はオフロード。



か行で始まる専門用語


 

・ガソリン

車の燃料のこと。揮発油とも呼ばれる。

 

・貨物自動車

主に貨物を運搬する自動車のこと。トラック、タンクローリー、ダンプカーなど様々な種類がある。

 

・ガソリン税

ガソリンにかかる税金のこと。現在1リットル当たり53.8円がかけられており、特定道路財源などで使用される。


 

・キックダウン

オートマチックトランスミッション(AT)を搭載した自動車でアクセルペダルを大きくあるいは急激に踏み込んだ場合に、より低速なギアに切り替わる機構のこと。追い越しや高速道路の合流などの急加速時に使われる。

 


・クラッチ

エンジンとトランスミッション(変速機)の間に取り付けられていて、発進、停止、変速時にエンジンの力をトランスミッションに伝えたり遮断したりする役割をする動力伝達装置のこと。

 

・クルーズコントロール

アクセルペダルを踏み続けることなくセットした一定速度を維持する機能のこと。オートクルーズとも呼ばれる。

 

・クランクシャフト

エンジンの構成部品の一つでピストンの往復運動を回転力に変えるための軸のこと。

 

 

・国内専用車

各国の国内マーケットでのみ販売されている自動車の種類のこと。、つまり、自生産国外へ輸出および販売がされない車種。

 

・コンパクトカー

乗用車の形状の一つで、いわゆる「中型車」や「大型車」以外のもの。また、これには軽自動車は含まれない。



 さ行で始まる専門用語



・サスペンション

路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪、車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえつける機能を持つことで、乗り心地や操縦安定性などを向上させる機構のこと。独立懸架式や車軸式など、数多くの種類がある。

 

・サンルーフ

自動車の屋根に装備される開口部である。ガラスや透明な合成樹脂の場合は天窓と呼ばる。通常、その中で開閉式のものを指す。



・シフト

変速ギアの組み合わせを変えること。

 

・シリンダー

蒸気機関・内燃機関などの主要部分の一つ。中空の円筒状をなし,その内部でピストンを蒸気圧やガス圧によって往復運動させ爆発を起こさせるもの。

 

・衝突安全ボディ

衝突時における乗員保護(衝撃吸収機能)と生存空間の確保(乗員保護機能)などを考慮して設計製造された自動車用車体のこと。トヨタのスターレットが始まり。

 

・自動車税

自動車にかかる税金のこと。車購入時にかかる消費税や取得税などがこれにあたる。

 

・自動車保険

自動車の利用に伴って発生しうる損害を補償する損害保険のこと。法律によって加入義務のある強制保険と個人が加入するかどうかを決められる任意保険の大きく2種類に分けられる。

 

・車両重量

燃料やオイル、冷却水などを含めた車の重さのこと。これらを含まない車自体の重さを乾燥重量という。

 

・ショックアブソーバー

振動を減衰する装置もことで、ダンパーとも呼ばれる。

 

 

・スターター

エンジンの始動用電動機のこと。いわゆるモーター。

 

・ステアリング

乗り物の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置のこと。日本語では操舵装置という。ハンドルもこれに含まれる。

 

 

・セミオートマチックトランスミッション

自動車のトランスミッションの1種で、変速操作が手動でクラッチ操作のみを自動化したものである。

運転席にクラッチペダルがなく、アクセルとブレーキの2つのペダルだけでありながら、手動で変速操作をしなければならない。

 


・走行性能

動力性能や、走行時の安定性、運動性、制動能力などについて総合的に加味した能力こと。特定の定義はない。



 た行で始まる専門用語


 

・ターボチャージャー

排気の流れを利用してコンプレッサ(圧縮機)を駆動して内燃機関が吸入する空気の密度を高くする過給機のこと。

通常は廃棄される排気ガスの運動エネルギーを回収して駆動されるため作動効率が高まる。

 

・ターボラグ

ターボチャージャーによる過給エンジンにおいて、減速後に再加速した際にコンプレッサーが機能するまでの遅延時間のことである。

 

 

・チューンアップ

何らかの方法で、基本となる車両に対して性能の向上が図ること。部品交換や改造とは区別される。


 

・ドア

乗用車・貨物自動車用は開き戸とスライドドア、バス用は折戸、引き戸、プラグドアがある。

 

・ドアミラー

運転者が後方及び後側方を確認するためのミラーのうち、車外前席ドアに装着されるもの)に対する呼称。通常は、左右1対で装着されている。

 

・トヨタ

トヨタ自動車のこと。

 

・ドリフト

コーナー進入とともに車を意図的に滑らせコントロールする走行技術のこと。

ステアリングのみに頼らず、アクセル、ブレーキ、サイドブレーキ、クラッチ、などの積極的な使用によりスライド状態を維持したまま進行方向を調整する複合的な操作が求められる。



 な行で始まる専門用語


・ナンバープレート

自動車に取り付けられているプレートのこと。所有者の特定などを行うため、つけていないと罰則がある。

 

 

・日本自動車工業会

日本の自動車生産企業を会員とする業界団体。略称は自工会。

 

・日本自動車連盟

自動車に関する様々な業務を取り扱うほか、オーナードライバーの権益を保護する目的で設立された一般社団法人。。略称はJAF。

 

・日本自動車タイヤ協会

自動車タイヤ製造業の発展向上を図るため、日本国内のタイヤメーカーにより1947年に設立された団体。略称はJATMA。

 

・日産 

日産自動車のこと。

 


・ノックダウン生産

他国や他企業で生産された製品の主要部品を輸入して、現地で組立・販売する方式のこと。



 は行で始まる専門用語


 

・バックファイア

エンジン内部で燃焼しきれなかったガスがエンジンの外で爆発することで、吸気側に炎が逆流する現象のこと。引火の恐れもあり危険。

 

・バックミラー

後方及び後側方を視認するための器具。法令用語は後写鏡。

 

・バン

主に貨物を運搬する自動車のこと。比較的小型で、運転席と荷室が一体となったものをライトバンという。

 

・バンパー

元々は衝撃や振動を和らげる緩衝装置のこと。今となってはその目的にそぐわない形状のものが増え、衝突時の歩行者保護などの側面を持つようになった。



・ヒール・アンド・トゥ

マニュアルトランスミッション車の運転技術の一つで、右足でブレーキペダルを踏んで減速しながら、左足でクラッチペダルを踏んでクラッチを切り、それぞれのペダルを踏んだまま右足のかかとでアクセルペダルを踏んでエンジンの回転速度をトランスミッションと同調させる操作のこと。

 

・ピストン

機械部品の一種。中空の円筒形の部品の内側にはまりこむ円筒形のものの一般的な名称。

 

 

・ブローバイガス

燃焼行程で高圧となった排ガスや未燃焼の混合気がピストンとシリンダーの間隙からクランクケースに漏れ出したもの。大気汚染の原因になることから、公道を走行する自動車では吸気管に還流させて新しい混合気と混ぜて再び燃焼室に送る構造を採ることが法律で定められている。

 

・フェンダー

回転するタイヤ自体から、あるいはタイヤによる石、泥、水などのはねから乗員や歩行者を保護するもの。

 

・プラットフォーム

自動車の基本部分である車台と呼ばれる部分のこと。複数の自動車車種によって車両の構成部品が共有されている際の構成部品の一連の組み合わせ。

 

・ブレーキ

運動する物体の減速、あるいは停止を行う装置。これらの動作を制動と呼ぶため、制動装置ということもある。

 

・フライホイール

回転系の慣性モーメントを利用した機構に用いられる機械要素のひとつで、エンジンに取り付けられている。

回転機構の回転速度の安定化、回転の運動エネルギーを利用する、角加速度を与えた際の反力などの用途に用いられる。

 

 

・ボディ

車体のこと。大きく分けてボンネット、フェンダー、ルーフの3つから構成されている。

 

・ボンネット

自動車のエンジンの上に備えられたヒンジ式のカバーのこと。



 ま行で始まる専門用語


 

・マフラー

排気システムのこと。バイクが動力を得るための、吸気⇒圧縮⇒爆発⇒排気という行程の最後の部分で、燃焼されたガスをスムーズに排出し、かつ消音するための装置。

 

・マニュアルトランスミッション

·運転者の任意で減速比(ギア)を選択するトランスミッション(変速機)のこと。主に内燃機関を原動機とする自動車やオートバイ、農業機械などに利用されている。

現在では、オートマチックトランスミッション(自動変速機)にが主流になってきており減少しつつある。

 

 

・ミスファイアリングシステム

ターボチャージャーによる過給エンジンにおいて、アクセルオフ時後に発生するターボラグを解消するシステムのこと。

 

・三菱 

三菱自動車のこと。

 

 

・モータリゼーション

「動力化」「自動車化」を意味する言葉で、すなわち自動車が社会と大衆に広く普及し、生活必需品化する現象。つまり、自家用乗用車の普及のこと。



 ら行で始まる専門用語


 

・ラジエーター

冷却対象の流体や熱源の流体を内部に流し、周囲の空気や水に熱伝導を利用して放熱する装置のこと。

し管を基本構造とし、限られた空間で表面積を大きく獲るために蛇行させたり、複数の細管に分岐させたり、管の外壁に放熱板を設けたりしている。

 

 

・リターダー

バスやトラックなどに搭載されている補助ブレーキのこと。エンジンブレーキや排気ブレーキ以上の制動力が得られ、高速域からの減速や下り勾配での抑速に効果がある。

 

 

・ロール

車などが、左右に回転すること

 

・ロータリーエンジン

回転動機構による容積変化を利用して、熱エネルギーを回転動力に変換して出力する原動機のこと。


 

専門用語を覚えるにあたって注意しておくべきことってある?

以上が自動車・自動車部品・バイク業界における専門用語になります。ただし専門用語はただ覚えれば良いというものではありません。ただ専門用語を覚えるのはもちろん良いことです。

なぜなら専門用語を知っていれば、仕事や会話はスムーズにいくからです。しかしどの職種・業界でも、本来は仕事をしていく上で順次覚えていくのが好ましいものです。

例え未経験からの転職だとしても、わからないことを上司や同僚に聞くことでコミュニケーションをとる、そこから強い絆や人間関係を築き上げていくことも仕事の醍醐味というか、やりがいの1つなのではないでしょうか。

 

 

最後に

 

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