工場での仕事
【配属により力仕事もある】
同期は40名近くいましたが、そのほとんどは第一か第二工場に配属され、組み立て作業や塗装作業をやっているとの事でした。
私はその中から4人だけ別配属で第四工場というところに配属され、「リバースアイドラ」というトラックのバックギアを切削する作業の担当を行いました。
1つ10キロ以上の重さのある、まるで昔のお金のような形をした直径20センチから30センチくらいの円形の鉄のかたまりを、9台くらいの機械を順番に使って、ギザギザのあるギアに仕上げていくのが仕事内容です。
ギアにする鉄のかたまりをワークと呼びます。
1時間に10個~12個くらい作る事がノルマとなっていました。
1台が5分くらい動きますので、効率よく且つ素早く動き、切削機械へのワークの取り付けも手際よくやらないとノルマには追いつかず、かなり体力勝負の色合いの濃い仕事内容でした。
また、機械はとても危険なものが多く、動いているときに触れたりすると指が無くなるという指導も受けますので、安全を期す事はもちろんなのですが、機械を壊したりすると1台何千万から何億という損害がかかるようなので作業はとても慎重に行う必要があります。
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寮の生活
【寮には2種類あるようです】
マンションタイプのワンルームの部屋といすゞの会社自体の寮の2種類です。
私はマンションタイプのワンルームで家賃、光熱費は全て会社持ちとなりますのでかなり優遇されていた印象があります。
工場の範囲から2キロを超えると交通費が出たと思います。
私は2キロを超え、電車で5~6駅くらいの場所で乗り換えが1回あり、工場の最寄り駅の湘南台駅から徒歩だったため合計で40~50分くらいの通勤時間だったと思います。
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第四工場で働いていた人たち
【男女の割合と年齢層】
男性がほとんどでしたが、1割に満たないくらいのごく少数で女性もいました。
ただ、体力的にかなりキツい仕事のため、3ヶ月の期間が満了するとやめていく人がほとんどでした。
年齢は20代前半~50代までいました。
私の担当工場は日勤と夜勤が一週間ごとに入れ替わるシフトだったため、そのサイクルに慣れないとやはり体力的にキツいようでした。
また、忙しい時などは残業があり1日最大2時間45分くらいあり、年齢が上の方ほど体力的に大変そうでした。
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お給料
【貯金はかなりできます】
お給料はかなりよかったと思います。
時給は覚えていませんが、税金を引いても月に手取りで27万円くらいあり、3ヶ月間無遅刻無欠勤だと20万円の契約満期のボーナスがもらえました。
若い方でやりたい事があるから1年間みっちり働いて200万円くらいの貯金をしてやめて行った人もいました。
仕事に慣れてしっかりと働く事が出来ればお金はたまります。
私も実家に毎月10万円の仕送りをしていましたが、1年9ヶ月くらいで100万円無理をする事なく貯める事が出来ました。
契約
【真面目に働く事が大切】
しっかりと仕事をしていれば次の契約も問題なく出来ますが、私が働いていた何年か前には大量の派遣切りがあったようです。たしかリーマンショックがあった時だったと思います。