この記事では、佐川急便・ヤマト運輸で働く女性が増えている理由や仕事内容、注意ポイント等、配達・配送の仕事に興味がある女性の方向けの情報をまとめています。

佐川急便やヤマト運輸で女性のドライバーが増えている理由

近年、佐川急便やヤマト運輸といった配送会社で、女性社員の活躍が増えてきているのをご存知でしょうか? 全国各地で、佐川男子ならぬ佐川女子、ヤマト女子が多く活躍しています。


その背景としては宅配・配達業界の成長と人手不足があります。 インターネットショッピングの流行により、商品の運送の仕事は年々増えていっています。 しかし、配送・配達・セールスドライバーの働き手は足りておらず、女性の活用に積極的な企業が増えているのです。


 特に佐川急便は女性の活用に積極的で、2013年度は女性キャリア支援フォーラムを開催、また2014年5月には、女性が主体的にビジネスに参画し、事業や業績に貢献した取り組みを表彰する『わくわくアワード』を開催しています。

女性のドライバーが働くうえで注意するべきポイント

女性ドライバーといえど基本的に男性と仕事内容は一緒になります。 特定のエリアを担当し、個人や企業のお客様に対して、集荷(荷物を集めること)、配送(荷物を届けること)、集金(料金を徴収すること)、提案(より効率的な物流手法を提案すること)等の仕事を行います。


 1日100個以上の荷物を配送することも多く、ある一定レベルの体力があることが求められます。 荷物の重さはMAX30キロ程度ありますが、そういった荷物は男性ドライバーが率先して持っていってくれるケースが多く、筋力面はそれほど心配する必要はないでしょう。 スピーディかつ効率的に多くの荷物を運ぶことがメインになりますので、ある程度の体力は必要になりますが、女性でも十分活躍することが可能です。

佐川急便の女性ドライバー活用状況

佐川急便は、女性の活躍を推進するため、女性の職域の拡大や管理職への登用を積極的に進めている企業として有名です。 女性が仕事をしやすい環境を制度、風土の両側面から整備するとともに、女性従業員のキャリアアップにつながる取り組みを実施しているようです。 具体的な取り組みとしては以下の通りです。


子供が3歳になる前日まで育児休業取得可能
介護休暇
時短勤務
子供が小学校4年生の終期まで取得可能な育児短時間勤務
産休・育休者座談会の実施
女性活躍推進度を各事業会社のステークホルダー評価に導入
「わくわくウィメンズプロジェクト」のWebサイト構築
ビジネスネームの導入
乳がん検診および女性の健康管理講座の開催
女性キャリア支援フォーラムの実施
わくわくアワードの実施
「くるみんマーク」の取得


このように佐川急便は女性が働く環境整備に非常に積極的です。

ヤマト運輸の女性ドライバー活用状況

ヤマト運輸は佐川急便ほどではないですが、女性ドライバーの採用を行っています。 特に宅急便を通じて、個人宅に荷物を届けるビジネスを手掛けており、女性のお客様への安心感やきめ細やかなサービスを提供できる女性の配送員の募集を、積極的に行っています。 育児短時間勤務制度、介護短時間勤務制度も整っており、女性の方でも安心して働くことができます。

女性ドライバーの仕事情報まとめ

ネットショッピングの流行で、人手不足により配送・配達業界全体で女性の活用に積極的になっています。 最大手のヤマト運輸も積極的に募集をしていますが、佐川急便が最も先進的と言えるでしょう。 ただし、会社や事業所とのマッチングもありますので、働くことを検討している方は複数社応募して、自分に合っている会社を選ぶとよいと言えます。