Job House若手(ジョブハウス若手)では若い方の仕事探しの支援をさせていただいておりますが、一般的な仕事探しの選択肢として「ハローワーク」で仕事を探すというのがあります。

実際に、ハローワークではなにができるのでしょうか?このコラムでは、ハローワークの基本知識や利用の仕方などを紹介します。



実は公的機関⁈ハローワークの基本情報


ハローワークは、【厚生労働省管轄の公的機関】です。正式には、「公共職業安定所」という名前ですが、「ハロワ」「職安」という省略した呼び方もよく使われます。


若い人だと「ハローワークはおじさんがいくところ」「失業者向けな気がする」といったイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?実際のところとしては、ハローワークはどんな年齢の方でも仕事探しができる場所として運営されています。


またお仕事に関係する給付金をもらう手続きもできます。詳しく知りたい方は「給付金についてのコラム」を読んでいただければと思います。


全部で6種類

ハローワークには全部で6つの種類があります。


ハローワークプラザ

求人情報の紹介と職業相談のみを行っている施設です。適性検査や応募書類の添削や面接対策などを行い求職者の事をサポートしています。

ヤングハローワーク

34歳以下の若い求職者の仕事探しを支援する施設です。仕事に関する様々な情報を提供してくれ、さらに応募書類の添削や面接対策も行っています。

マザーズハローワーク

子育て中の方の職探しをサポートする施設です。

人材銀行

特化した職業に関して職探しをサポートしている施設です。企業側から求職者をスカウトすることもできます。

パートバンク

パートタイムの職探しをサポートする施設です。

ポリテクセンター

主にすでに職に就いている方のスキルアップなどをサポートしている施設です。



ハローワークを利用するメリット

職員の方からサポートが受けられる

ハローワークを利用して仕事を探すと、職員の方からサポートを受けることができます。

求人情報と希望条件が合わない時は、職員の方に相談してみると企業側と調整を行ってくれることがあり、ご自身の希望が通ることもあるのでまずは相談してみましょう。


また職業訓練という制度で、転職に役立つ資格を取れるスクールに通うサポートをしてくれることもあります。詳しくは「職業訓練についてのコラム」をご覧ください。


ハローワークでしか見つけられない仕事がたくさん

実は、ハローワークにしか求人情報を載せていないという企業が沢山あるんです。さらに、ハローワークでは企業の実態を掲載しているので、「働いてみたら想像してたのとぜんぜん違った」というギャップを埋めることが出来ます。

先ほどお伝えしたようにハローワークは公的機関なので、情報も信頼できます。


転勤はイヤだ…そんな人は地元で就職

ハローワークは、他の転職サイトとは違いその地域の企業の求人情報を多く持っているので、地元で仕事を見つけたい求職者や、引越しをしたくないという求職者におススメです。



ハローワーク利用したお仕事採用までの流れ

では、実際にハローワークを使って仕事を探してみましょう。


1,ハローワークへ行こう

ハローワークは全国544か所に設置されているので、その中で自分の家から近いところに行きましょう。特別なにか準備していく必要はありません。

ハローワークへ出かけていくことが、あなたの転職活動の第一歩です。


2,申し込みをしよう

ハローワークに着いたら、窓口にいき「求職申込書」をもらって、今までの自分の経験や仕事の希望条件などを書き込みます。人によりますが、だいたい10分くらいで書き終わります。

ご興味のある方は「ハローワークへの登録に関するコラム」も読んでいただければと思います。


3,ハローワークカードを受け取ろう

「求職申込書」を窓口に提出して1~2時間すると「ハローワークカード」が発行されます。このカードはその後ハローワークを利用するときに必要となる大切なカードです。


4,仕事を探そう

ハローワーク内のにあるパソコンを使って仕事を探しましょう。もし自分だけでは不安だ、という場合は職員の方に相談することはもちろん、どんな仕事が自分に向いているかチェックしてもらうこともできます。


5,紹介状をもらおう

自分の希望に合った仕事を見つけたら「紹介状」をもらいましょう。紹介状を提出すると採用されやすくなる、ということはありませんが本人確認のために必要になります。


6,仕事に応募しよう

紹介状をもらったら、早速応募してみましょう。企業によっては、応募書類として履歴書や職務履歴書を提出しなくてはならない場合があります。書類を作成する際も、ハローワークの職員の方がアドバイスしてくれるので安心してください。

履歴書の書き方についてのコラム面接対策のコラムも掲載しているので、活用してみてください。


7,晴れて採用!

めでたく採用された場合は、希望とズレがないか採用条件や仕事内容をしっかり確認しましょう。万が一の場合に備えて、雇用契約書などの書類は書面で受け取ることが大切です。


◆相談したいことがあったらジョブハウス若手にご相談下さい◆

「ハローワークを利用してみたけれど、希望にある求人がなかった」、「そもそもハローワークのつかいかたがよくわからない」という方は、ぜひジョブハウス若手に相談してください。

専門のキャリアコンサルタントが、求職者の方の転職活動を全面的にサポートします。希望にあった仕事探しはもちろん、面接対策や履歴書の添削もいたします。



ハローワーク利用するうえでの注意点

載っている求人の数がとにかく多い

ハローワークには、様々な企業の膨大な数の求人情報が掲載されています。その中から自分の希望に合った求人を探すには、かなりの手間と時間をかけたうえで運も必要です。

条件の良い求人は倍率も高くなりますので、根気よく自分に合った仕事を探してみましょう。


求人票と実態の違いがないか確認

働き始めてから「思っていたのと違う」という事態を避けるためには、仕事を探す段階から注意する必要があります。求人票に仕事内容が詳しく書いてあるか、空欄がないか、などをチェックして良い仕事を見つけてください。

また、企業に関してはハローワークの職員の方がよく知っているので、情報をもらいながら仕事を選ぶことが重要です。



最後に

以上で「【転職の味方】ハローワークの基本知識」のコラムは終わります。《ジョブハウス若手》には、この他にも〈ハローワークの登録に関するコラム〉や〈ハローワークでの求人の応募方法に関するコラム〉などを掲載しているので、ハローワークを利用しようと考えている方はあわせてご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!