レンゴー(株)は日本の製紙業界では3位の売上を誇ります。王子ホールディングスや日本製紙に比べると売上は落ちますが、段ボールの製造量では有力で国内トップを誇ります。

今回はそんなレンゴーについての基本的な情報やそこでの仕事内容について、印刷・製紙業界の求人と合わせてお話していきます。

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レンゴーってどんな会社?

レンゴー株式会社、通称レンゴーは大阪に本社を置く業界第3位の大手製紙会社です。全体でみると3位ですが、板紙や段ボール分野の売上では業界1位です。


・売上

27,424,700万円(2016年3月期、単体)となっています。

・従業員数

3,680名(2016年3月31日現在、単体)となっています。

・業界シェア

11.0パーセントで、業界第3位です。

 

レンゴーの事業内容とは

レンゴーの事業は、板紙・ダンボール事業、紙器製品事業、包装品事業、包装システム・包装機材事業、機能材事業の5つから成り立っています。1つ1つ見ていきましょう。

 

板紙・ダンボール事業

レンゴーと言ったら、板紙・ダンボール事業!というぐらい大きな事業です。

業界シェアは驚異の25パーセントとなっています。

一般的なダンボールはもちろんですが、耐水・鮮度保持・防錆などの機能を持った機能性ダンボールも開発しています。

また、カラフルな印刷で促販性の高い美粧段ボールといったユニークなものまで、様々なニーズに合わせた製品があります。

ライナ・中しんといった段ボール原紙をはじめ、白板紙・紙管原紙・チップボール・加工紙にいたる幅広い製品を生産・販売しています。

また、選挙関連製品であるファイバーボードRBやRBシートなども手がけています。

 

紙器製品事業

お菓子や雑貨などの促販のためのpopやギフトパッケージを作っている事業です。

こういった製品は紙製の梱包箱に入っているためデザインも重要です。レンゴーでは、企画・デザインの初期工程から、製造までの全工程を一括で行い、各顧客の細かなニーズに対応しています。

また、立体感のあるpopで製品の店頭売り場に自然と目がいってしまうようなユニークなものを作っています。

 

包装品事業

レンゴーの包装品事業はセロファンを使ったの軟包装と、ポリエチレンなどを使った重包装の2つがあります。

軟包装事業では、お菓子のフィルム包装やペットボトルのラベルなどがこれにあたります。易引裂性、無公害性、防塵性、印刷性といったセロファンの特徴を最大限に生かした製品を作っています。

重包装事業では、農業で使われる農薬や土のパッケージやクラフト紙袋、工業原料の梱包などがこれにあたります。レンゴーはポリエチレン重袋の業界シェアNo.1を誇っています。独自の技術と品質管理を徹底し、様々な機能性を持った製品を作っています。

 

包装システム・包装機材事業

レンゴーは、包装品のみならず包装システム、機材まで製造しています。包装される製品の形、重さ、特徴に合わせた包装システムを販売しており、包装ラインの合理化を行えます。

また、インクジェットプリンタなどの機材も生産しており、業務用のバーコードやカートリッジ型を製品に印刷することが可能です。

 

機能材事業

レンゴーでは、様々な機能性をもった製品を製造していますが、それらを製造するためにはそれらの原料となる材料に加工を加える必要があります。レンゴーは自社の独特な加工技術を用いて機能材を製造しています。

特に、セルロース関連製品に力を入れており、セロファンやサフロン(紙や不織布セロファンの性質を加えたもの)やビスコパール(多孔性のセルロース粒子)などがこれにあたります。

 


以上が、レンゴーが展開する5つの事業となります。

 


レンゴーの今後の展望

レンゴーの現在を知ってもらったところで、次はレンゴーの未来について見ていきましょう。

 

海外展開

レンゴーは1990年にマレーシアで合弁事業に参画して以降、東アジア、東南アジアを中心に積極的に海外展開を行なっており、2017年現在、海外に100を超える工場、営業所を展開しています。


環境製品

レンゴーは“Less is more.”をコンセプトに、二酸化炭素排出量の少ない製品の開発に取り組んでいます。

代表製品が薄型段ボールの「デルタフルート」です。従来のダンボールに比べて厚さが25%薄いため、波状の 中心の使用量を減らすことができ省資源につながります。また、輸送効率も上がため、長距離輸送などの二酸化炭素の排出量削減にもつながっています。

このような工夫により、環境へのダメージを少なくするとともに高品質な製品を製造しています。

 

レンゴーの仕事内容

レンゴーへの転職を考えている方、求人に興味がある方はもちろんですが、それ以外でも製紙工場への就職を考えている方は必見です。

レンゴーは今後、海外進出に力を入れていくでしょう。

そうなると、製品需要が高まり求人も増えると予想されます。

また、軽作業が多いので女性も活躍できる現場になっています。

実際、求人サイトを見てみると新工場の製造オペレーターやダンボールの組立業務といったものが出てきています。印刷・製紙工場に興味がある方は一度調べてみるといいでしょう。

 

以上で製紙業界大手のレンゴーについてお話ししますの記事を終わります。

 

最後に


ジョブハウス工場にはこんな記事も!

《ジョブハウス工場》には今回紹介したレンゴーだけでなく他の製紙会社の記事も掲載しています。

また、印刷・製紙業界の記事は勿論のこと化学・石油化学業界の求人食品・飲料業界の求人についての記事もございます。この機会に各業界の知識を付けて自分が働きたい業界を探してみましょう。

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