私たちの生活に現在欠かせないものとなっている1つが様々な家電製品です。

今回はそれらを製造する家電・パソコン工場に興味はあるけど業界や具体的にどのような仕事があるのかイマイチよく分からないという方向けに、家電・パソコン業界の求人について、業界の概要やお仕事内容を解説していきます。

 

家電・パソコン業界ってどんなところ?

まず、家電・パソコン業界がどういったところなのかという事について、家電・パソコン業界の求人情報と合わせて簡単に説明していきます。

 

家電業界って?

まず家電業界について説明していきます。家電業界というのは冷蔵庫や洗濯機、TVなど生活に関わる家電製品の製造を行っています。

有名な大手メーカーを挙げると日立製作所、SONY(ソニー)、Panasonic(パナソニック)、東芝、富士通、三菱電機、SHARP(シャープ)などがあります。

 

パソコン業界って?

パソコン業界(PC業界)というのは私たちが仕事や趣味で使うパソコンの製造を行っています。有名な国内外大手メーカーを挙げるとNEC(エヌ・イー・シー)、富士通、SONY、Dell(デル)、Apple(アップル)、LENOVO(レノヴォ)など様々な会社があります。

 

 

家電・パソコン工場では具体的にどのような仕事があるの?

家電・パソコン業界について簡単に理解していただいたところで、次に家電・パソコン工場で具体的にどのような仕事があるのか、《ジョブハウス工場》での職種分類に基づいて説明していきます。

 

システム修理・生産技術・メンテナンス

システム修理とメンテナンスですが家電・パソコン工場では製品を作るだけでなく、工場内の機械のメンテナンスであったり、製造した製品の修理業務を行ったりする場合もあります。

 

データ入力・品質管理業務・清掃業務

データ入力とは工場で製品を製造するにおいて部品や材料がどのくらい必要なのかというデータを入力する作業になります。

そのため会社によっては事務の仕事の1つとして設けられている場合があるようです。

品質管理業務というのは製造した部品や製品に異常はないかといった検査、検品といった業務や目指す生産物のクオリティと工場の製造過程が正しく機能しているかどうかチェックします。

清掃業務については工場内の製造の他に機械の洗浄業務などを行います。

 

フォークリフト・クレーン・運搬業務

これらの職種は具体的に工場内で部品及び製品を運搬したり、出荷するためにトラックに積み込む仕事となっています。

フォークリフトやクレーンに関わる業務を行う場合、特定の資格が必要になったりするため詳細についてはご自身で注意して選んでみてください。

 

部品製造

部品製造というのは大きなくくりで家電製品やパソコンの部品を製造する仕事となっています。そのため求人によっては部品製造の中に加工や半田といった細かい作業を含んでいることがあります。


これらの細かい作業は、特に資格はいらないので未経験の方も歓迎の求人になっています。

 

軽作業・半田・検査・ピッキング

半田というのは熱で溶かした金属(はんだ)によって部品を組付ける作業のことを言います。家電製品やパソコン製品ではよく行われる工程となっています。

 

加工・研磨

これらの職種は部品製造に関わる仕事となっています。加工というのは求人によっては組み立て作業やハンダ付けなどの様々な作業を総称して指すことがあります。

そのため具体的にこれをやると明記されている場合が少なくなっています。研磨というのは研削と琢磨と呼ばれる2つの工程を組み合わせたものです。これは金属製品において行われることが多いです。

 

組立・組付け・塗装

組立・組付けというのは図面にそって家電製品、パソコンの部品を組み立てる仕事になっています。この仕事は多くの工場で募集されていることがあります。

塗装に関しては文字通りで製品に塗装を行う業務となっています。

 

溶接

溶接というのは金属を熱で溶かし、くっつける作業のことを言います。そのため家電製品で使用されている金属部品をつなぎ合わせる際に溶接を行います。

 

 

家電・パソコン工場の抱える悩みって?

家電・パソコン工場にどのような仕事があるのか分かっていただいたところで、次に家電・パソコン製造工場及び業界が抱える悩みについて紹介していきます。

 

人口減少による売り上げの低下

これは家電・パソコン業界に限ったことではないのですが、日本国内の人口減少と、個人消費量の低下の影響による売り上げの低下が危惧されています。

製品として年々品質が上がる他新商品を開発したとしても購入してくれるお客様の人数が減ってしまっては売り上げを伸ばしていくことは難しくなっていくでしょう。

 

海外市場での収益低下

海外市場での収益低下の原因は中国や韓国の大手電機メーカーの進出です。中国や韓国の製品が売れる理由としては《値段が安い》というのが挙げられます。

そのため日本製品は価格競争において海外では負けてしまうようです。

 

ペーパーレス化によるOA機器分野への影響

OA機器というのは企業で用いられる情報機器のことで代表的なものがコピー機です。

見出しにもある通り、現在ペーパーレス化と呼ばれる書類などを紙で管理するのではなく、クラウド上にてファイルやデータを共有するがゆえに紙は使用しなくなっています。そのためコピー機の需要が減少しています。

 

若者のパソコン離れによるPCの売り上げ低下

これはパソコン業界だけに限った話ですが、若者のPC離れが危惧されています。特に深刻なのは10代であり、スマホの普及によってわざわざパソコンを買う必要がないようです。

そのため今後のPC売上低下が危惧されています。

 

 

家電・パソコン工場の今後って?

家電・パソコン業界の抱える悩みについて分かっていただいたところで、次に業界の考える今後について説明していきます。

 

ビジネスモデルや方針の転換について

今後家電業界は海外に合わせた形の商品を開発していく可能性があります。

日本のメーカーの特徴は国内で作られた製品を海外、それぞれの地域に見合った機能を追加していくという形を取っています。

しかし現地向けに作られた商品に競争で勝つのは厳しいため、今後は海外の方たちの生活を考えた上で商品を作っていかなければならないかもしれません。

 

M&Aによる業界統合

M&Aという言葉が聞きなれない方もいると思いますが、M&Aとは企業の合併や買収のことを指します。つまり今後は業界内において合併や買収が活発に行われる可能性があるということです。

実際に2016年には台湾企業の鴻海(ホンハイ)がシャープを買収したり、LENOVOがNECのパソコン事業を傘下にしたりなど様々な買収、合併が行われています。

 

家電企業各社の黒字化

家電企業各社は平成20年から24年にかけては家電価格の下落や円高の影響といったマイナス要因によって最終赤字を計上していきました。

しかし平成25年以降になると景気回復や経営改善によって、最終損益も多くの会社で黒字になりました。

 


最後に 

以上で《あなたは大丈夫?転職するなら押さえたい家電・パソコン業界情報!》についての記事は終わります。

 

ジョブハウス工場にはこんな記事も!

《ジョブハウス工場》には家電・パソコン業界の求人のほか、自動車・自動車部品・バイク業界の求人や、半導体業界の求人といった様々な記事や特集記事も多数掲載していますので、ぜひそちらも併せてご覧になってみてください。

また業界の工場においては様々な職種があり、自分に合ったものが見つかるかもしれません。

 

ジョブハウス工場ではこんなことも!

《ジョブハウス工場》にまだ登録していないという方は、この機会にご登録をしてみてはいかがでしょうか。

《ジョブハウス工場》では専属のキャリアコンサルタントによる、転職・就職活動の際に必要な履歴書や面接の対策に関する相談や、求職者様に合ったお仕事の紹介などもメールや電話で随時承っています。こちらのサービスも併せてご利用ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!